拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

体を張ったエマとゴジラが受賞/「The有頂天ホテル」のナオミ

2024-03-12 09:14:49 | 音楽

(承前)「水車」は性的な意味があって、だからドイツでは水車屋(粉屋)の地位は低かった、(風車も同様で)フランスの劇場「ムーラン・ルージュ」(赤い風車)の回りは怪しいお店だらけ、って話を本で読んだんだけど、そのあと、ブラタモリのパリ編の古い録画を見てたら、モンマルトルの丘の麓のあたりを歩いてたタモリさんが「あっ、『SEX』って書いてある」って指さして、その辺りはそういうお店ばかりで、その先に赤い風車のオブジェがまばゆい「ムーラン・ルージュ」があって、あー、あの本の話はホントだったんだー、って思ったの。

さて。アカデミー賞の発表があって、主演女優賞はエマ・ストーンが、視覚効果賞は「ゴジラ」が受賞。あたし、「巨人の星」を見て育った昭和の人間ですから、体を張ってがんばった人が報われるとうれしい。エマ・ストーンも体を張りまくったし、ゴジラだって単身大暴れ、嵐のような砲弾を浴びてまさに体を張っていた(ゴジラ自身が受賞したわけではないけれど)。因みに、最近のゴジラの身長は100メートルを超えてるらしいけど、昭和のゴジラは50メートルだった。ウルトラマンもそのくらい。人間と同じで怪獣の身長も時代と共に伸びてるのね。

作品賞は「オッペンハイマー」。今月末から公開らしいけど、登場人物がやたらと多くて難解という前評判。あら、あたし、二の足を踏んじゃう。とにかく人の顔を覚えられない。だから、登場人物の多い映画の人物の区別は後半になってようやくつくぐらい。こないだも動画配信で三谷幸喜の「The有頂天ホテル」を見たんだけど、これ、公開時に映画館で見てるんだけど内容は西田敏行がお尻を出す以外はすっかり忘れてて、しかも、家でお酒を飲みながらだと途中で寝ちゃうの。で、1日目は最初の1/3で寝ちゃって、2日目は1日目に寝たあたりから見始めてやっぱり1/3で寝ちゃって、で、3日目は2日目に寝たあたりから見始めてようやく最後まで行ったんだけどね、とにかく登場人物が多くて、それぞれがそれぞれの事情を抱えていて、そうでなくても顔と設定を覚えるのが大変なところにもってきて途中で寝ちゃってるでしょ?だから、3日目なんか、見始めたとときは、あれ?なんでこの人こんなところにいるの?ってワケが分からなかった。だから、全部見終わった後、また最初から見返しましたよ。こんどは全部。だから3日目は1と1/3回分見て、都合2回見たことになる。で、ようやくワケが分かった……と思ったんだけど、分かってなかったことがあった。香取慎吾の同級生のナオミ(キャビンアテンダントの制服を着てる)がいなくなる。で、津川雅彦の愛人役のナオミが最後に出てくる。あたし、そうか、同級生のナオミが着てたキャビンアテンダントの制服は盗んだものだったんだ、同級生のナオミはドロボー、もしかすると大ドロボーだったんだ、香取慎吾に「次にあたしを見てびっくりしないでね」と言ったのは、「大ドロボーもついに御用!」ってニュースであたしを見てもびっくりしないでね、って意味だったんだ、とガッテンした(つもりだった)の。ところが、配役表を見たら、ナオミが一人しかいない!そこでようやく香取慎吾の同級生のナオミと津川雅彦の愛人のナオミは同一人物だったって分かった。盗んだ制服をこっそり返して愛人に戻って津川雅彦の傍らにいる、その姿を見てびっくりしないでね、ってことだったんだって二度目のガッテンをしたの。顔で分からなかったのかって?だって、髪型が違うんだもの。そのくらい、あたし、顔認識が苦手なの。でも、結構、「ナオミの正体」についてネットで質問してる人(あたしみたいな人)はいるみたいよ。



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