経営戦略税理士のブログ

川口市在住の若手税理士が独立をめざしてけなげに頑張るブログです。

すごい経営会議

2017-06-06 06:12:19 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


今回は、職場の人間関係を改善するための経営会議のありかた


について、述べようと思います。


「いろんな悩み」


税理士事務所は、どこまでお客様の悩みに共感できるかと思い、


悩みについていろいろ調べてみました。世の中には、実に


いろんな悩みがあるようです。夫婦の悩み、貧乳の悩み、


子育ての悩み、借金の悩み、恋の悩み、毛深さの悩み、


歯の悩み、離婚の悩み介護の悩み、などなど、人生が続く


限り、悩みも続くようです。そのなかでも、一番の悩みは、


やはり人間関係の悩みかと思います。


「職場の人間関係」


職場においても、これはまったく同じことかと思います。


個人事業主であれ、法人であれ、人間同士が集まって


事業を運営する以上、職場の人間関係が原因で、


ストレスやイライラをみなさんも感じていないでしょうか?


職場の人間関係について、掘り下げてみると、上司に


ストレスを感じていたり、人間関係が希薄になっているという


話をよく聞きます。第一生命があ2008年に行った


アンケートでは、部下から信頼されていると思う上司が7割


なのに対し、上司を信頼している部下は、6割だったそうです。


「親の心、子知らず」ではないですが、上司の悪口をいう人や


明らかに上司に対して、信頼のかける人は身近にいないでしょうか?


また、人間関係が希薄になっているのも多くの職場でみられることです。


会計事務所に勤めていると、パソコンにずっと座って仕事をしている


ためか、日中、誰とも会話しないこともよくあります。上司や


同僚が挨拶をしても、目の前の数字の処理に熱中するあまり、素通り


してしまい、いつの間にか、コミュニケーション不足になっている


ということも珍しくありません。こうした職場環境以外にも、


嫌いな人を意図的に無視し、職場で孤立させるケースもあります。


嫌われる人の特徴としては、仕事ができないことや


自分勝手なところがあげられますが、いろいろ調べると


どちらかというと、女性のほうがグループを形成する傾向が強く、


グループから孤立する人をいじめの対象としがちなようです。


「人間関係の解消」


こうした人間関係を解消する方法として


①転職する


②お悩みサイトを利用する


③嫌な人をやめさせる


はたまた、嫌な人をやめさせるおまじないを唱えるといった


方法があります。


①ですが、私自身、職場を変えて2年になりますが、


人間関係はそれほど前の職場と変わりません。


②ですが、お悩みサイトから自分にあった回答を


引き出すのもいいですが、それだとあまりに


ご都合主義的な感じもします。


③ですが、嫌な人を辞めさえるのも労力がいります。


経営者に辞めさせるだけの正当性を理解してもらうには、


3年くらい時間をかけないと厳しいです。


このように①~③は、現実からの逃避というか、逃げの姿勢で、


人間関係を解消しようとするだけなので、根本的な解決にはなりません。


「経営会議はポジティブ」


しかし、もっと根本的に上司や部下のすれ違いをなくし、職場の人間関係


を改善する方法があります。職場の人間関係をよくするには、経営会議を


おすすめします。経営会議とは、業績検討会ともよばれます。


経営戦略を落とし込んだ経営計画の進捗状況をチェックし、


改善するものです。また、それとならんで、重要課題や会社のありかた


についても議論する場となります。


具体的なタイムスケジュールとして一例をあげると、


14時~14時20分 単年度経営計画の進捗状況を確認


14時20分~14時50分 計画と実績のずれの原因を検証


15時~16時 重要課題の解決にむけた議論


会社のコミュニケーションを改善するため、


「報・連・相」で会議をした会社がありました。


そのなかで、朝の出勤時間にいつも遅れてくる人がいました。


その人は仕事は誰よりもできる有能な人ですが、


有能なあまり、独立心が強い人でした。独立心が強いため、


他の社員に自分のペースを強要するところがありました。


しかし、そうした状況で、改めて「報・連・相」について


話し合うことで、お互いの胸を開くことができました。


会議では、出勤時間の連絡として、社内のルールの見直し


を徹底的に行うことが決まりました。正直、会計事務所として


第3者的な立場で我々が入っていなければ、喧嘩になっていた


かもしれません。会議では、上下関係や仕事ができるできない


関わりなく、社員全員に発言の機会を与えるように


配慮をし、小さい会社ですが、全体の意見がまとまり、


社内のコミュニケーションが深まりました。


嫌な相手を辞めさせるといった消極的な方法ではなく、


経営会議を通じて、社内の問題を正々堂々と議論することで、


根本的な解決にむけて動きだせるのです。


会議が終わったあと、社長が


「10年経営してきたが、こうゆうのははじめてだった。」


とおっしゃっていたのが、印象的です。


会議の場で、社内の問題を共有し、「報・連・相」について


みんなで主体的に話しあうことで、全体的な意思疎通が


可能となりました。


「満足度の理由」


こうした重要課題は、まずお客様から事前にアンケートをとり、


いくつかのテーマから重要課題を厳選します。


つぎに、お客様の会議運営のサポートをするまえに、


会計事務所内で、自事務所の「報・連・相」について議論しています。


その議論の結果を踏まえ、当日の留意点をまとめ、整理しています。


こうした下準備を入念に行い、会議のファシリテーションを


行いますから、会議は円滑にすすみます。


また、日ごろから、所属会計事務所の経営計画の進捗状況の


確認も定期的に行うとともに、年間、経営計画の予実管理に


関する会議だけで50回以上、所内で議論を重ねていることも


ベースとなり、会議の運営には、自信をもって臨んでいます。


「最後に」


こうゆう仕事は、本来、経営コンサルタントの仕事かもしれませんが、


税理士として会社を見る以上、数字だけではなく、人間とのかかわり合い


を大切にしたいという気持ちが強いです。


嫌な人におまじないを唱える前に、もっと根本的に職場の人間関係を


よくしたいかたは、まずは経営計画づくりからご相談ください。


ご相談



女性起業家のためのはじめての経営戦略

2017-06-05 20:07:35 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


経営戦略というと、なんだか男臭い響きがあるのは気のせい


でしょうか。


ビジネスマンの間でも「孫子」はよく読まれるそうです。


ああいう昔の戦いから戦略といえば、男のやることと


いったイメージがあるような気もしますが、


最近では、女性の経営者も増えています。


先月、お会いしたある女性経営者も


「起業して1年経ったのに全然、成果につながらない。


しかし、そこで諦めてはいけないと思いました。


あきらめずに頑張って金銭的にボロボロでしたが、


より高度な営業スキルやマーケティングを学ぶため


自己投資をし続けました。さらに成功している


営業マンや経営者にも頭を下げ続けました。


そうしていると、気が付くと紹介により


アポイントが5件埋まり、契約も毎月コンスタント


に出るようになりました。」


と、おっしゃっていました。


その方のセミナーに出ると、いつも元気をもらいます。


職場でも女性は6割を占めますが、


女性のほうが男性より、アクティブに働くのが


現代だとすれば、女性こそ、経営戦略について


一緒に学んでほしいと思います。


中期経営計画のセミナーなどでは、戦略的な要素として


一番はじめに売上の分類を行います。


・何をいくらで販売するのかを商品別・製品別に分類


・どの部署・課が販売するのかの分類


・どこへ販売(得意先。地域別、客層)の分類


こうした分類をもとに


事業で強化したい点をまとめてゆきます。


以前、建設業で同じことを行った際、


土建部門としてダンプを使う部署の売上を


強化する計画を立てたところ、


1年たって、稼働し出し、それまで


ダンプは他社のものを使っていたため、


多額だった外注費が大幅に削減されることとなりました。


先ほどの女性経営者のお話もそうですが、


戦略を立てても成果が出るまでには、1年以上の


時間がかかることもあるので、経営戦略が実を結ぶまでは、


忍耐が必要となります。


つぎに自社の商品構成について考えます。


その際、参考となるのが、商品ライフサイクルです。


人の一生にも成長期と衰退期があるように、


商品にも、挑戦、成長、安定、成熟、成熟、衰退の


ライフサイクルがあります。


税理士事務所の仕事で言えば、


決算書を作ったり、税務署への申告書を書いたりするのは、


成熟商品ですから、大幅な伸びは期待できません。


しかし、こうして経営計画をもとに経営戦略を


ともに考える仕事は、まだまだ8割の会社で導入


が進んでいないので、挑戦商品となります。


こうしたライフサイクルに照らし、


強化したいサービスや商品の構成について考えます。


そして自社の強みや弱味についてまとめます。


会計事務所の場合


強みとしては


・駅から徒歩1分など、立地がいい


・職員の人柄がいい


・税務調査に強い


弱みとしては


・職員が年を取りすぎている


・所長しか頼る相手がいない


・あまり訪問してくれない


といったところです。


ある程度、成熟した会社だと、


あいさつや技術力など基礎力は強いが、


成熟しているがために発展力に欠けるという傾向があります。


逆に新しい会社だと、


基礎力は弱いが、発展力に強味があるという傾向があります。


自社の強みや弱みを明らかにする際、


こうした一般的な傾向を調査するとよいと思います。


そして、強みをのばすにはどうするか、


弱みを克服するにはどうするか考えることで、


経営計画の原案ができてきたら、事業領域を明確にし、


事業規模を数字で表現します。


事業領域とは、ポジショニングです。


ライバルが少なくて、お客さんがいるところが理想的です。


税理士事務所にも風俗店専門の税理士事務所があります。


風俗店を担当しない税理士事務所もあるので、


ライバルは少な目と言えます。


その一方、東京、横浜、大阪、博多、といった繁華街には、


そうしたお店はたくさんあるので、お客さんはいることになります。


理想のポジショニングは簡単に見つからないので、


ポジショニングだけを専門に教える塾もあるようです。


そして、自分のポジショニングが明らかになったところで、


事業規模を決めます。


・年商はいくらか


・経常利益はいくらか


・社員は何名か


ここまで決めたら、その勢いで、


経費計画や投資計画までつくり、当期の経営目標を定めます。


経営目標を達成するための行動計画を


売上分類や商品ライフサイクルに照らし、設定します。


こうしたことが難しければ、冒頭の女性経営者のように、


・とにかくあきらめない


・自己投資をおしまない


・成功している人間に会い続ける


といったことでも大丈夫です。


最近、30代前半の若手の経営者のかたとお話する機会が多いです。


みんなはじめから立派な経営戦略をもっているわけではありません。


こうして他の経営者の話を聞いたり、中期経営計画のセミナーに


参加するなどして、自分なりの経営戦略が作れてゆきます。


Googleで「経営計画」と検索すると、


「経営計画つくるくん」というアプリも出てきます。


経営戦略の体験版として、素晴らしいものだと思います。


ご相談


 


 


 



ざっくり源泉所得税の算出の仕方

2017-06-05 06:58:14 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


給与から源泉徴収される所得税ですが、


預かる側としては、預かっているという感覚は


ないと思います。


というか、そもそも論として、どうやって源泉所得税の


金額を出したらいいのかわからず、


社労士さんに給与計算だけを頼むかたもいます。


ある社労士さんに見積もりを出してもらいましたが、


給与計算の場合、社員が3名くらいだと月額1万円だそうです。


給与計算を外部にアウトソーシングして、本業に専念するか、


社内の誰かにやってもらうかは、人それぞれですが、


今回は、最低限、押さえておいても損はない


源泉徴収税額表の見方を確認します。


源泉徴収税額表とは、国税庁が毎年出しているものです。


Googleで「源泉徴収税額表」と検索すると、


トップに出てきます。


これを読めば、源泉所得税の算出の仕方は、


わかるはずですが、


納税者の立場としては、そうでもないようです。


そこで、ある程度の解説も必要となります。


一番、大事なのは、「表紙」です。


「表紙」には、納期限が書かれているからです。


納期の特例の承認を受けていない場合


給料や報酬を支払った月の翌月10日


納期の特例の承認(給与の支給人員10人未満)を


受けている場合


1月から6月までの分…7月10日


7月から12月までの分…翌年の1月20日


納期限までに納付がない場合、


加算税や延滞税がかかる旨も太字で書かれています。


次に重要なのが1ページ目~7ページ目までの


給与所得の源泉徴収税額表(月額表)です。


表紙をめくると、数字がいっぱい出てきます。


一番、上のほうをみると、


その月の社会保険料等控除後の給与等の金額


甲 扶養親族等の数 0人~7人



と3つに区分されています。


甲とは、扶養控除等申告書の提出のあった人をいいます。


実務的には、給与を一か所からもらっている


正社員のかたが、甲に該当する場合が多いです。


扶養親族等とは、


控除対象配偶者、控除対象扶養親族をいいます。


実務的には、


給与収入103万円以下の配偶者


給与収入103万円以下の16歳以上の家族で


一緒に生活しているかたをさす場合が多いです。


乙とは、


扶養控除等申告書の提出がない人といいます。


実務的には、2か所から給与をもらっているかたで


別の会社で扶養控除等申告書を提出している人を


さすことが多いです。


実際に源泉所得税を算出してみます。


例えば、正社員で月額給与30万円とします。


扶養は0とします。社会保険料等が約45000円の場合


社会保険料等控除後の給与等の金額は、


300,000△45,000で255,000です。


源泉徴収税額表の2ページ目の


その月の社会保険料等控除後の給与等の金額


の254000以上257000未満の欄を確認します。


甲欄の一番上の扶養親族等の数0人の箇所で見て行くと


源泉所得税は6750円徴収すればよいことがわかります。


源泉徴収は、賞与や退職所得もありますが、


頻度としては、月額表が圧倒的に多いと思いますので、


今回は割愛させていただきます。


ここまで読んできて、


やっぱりめんどうだなと思う方もいるかもしれませんし、


逆にこれくらいだったら、


自分でできると思う方もいるかもしれません。


いずれにせよ、


給与の支払い義務のある方であれば、


個人事業主、法人問わず、


最低限、知っておいていただきたい内容をまとめた次第です。


多少ともご参考になれば、幸いです。


ご相談


 


 


 



Word1枚だけ 中期経営計画作り方

2017-06-04 06:36:10 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


連日、中期経営計画の作り方についてブログで書いています。


今回は、Word1枚だけでできる中期経営計画の作り方


についてふれようと思います。


ただ、その前に、1分ほど、中期経営計画にこだわる


理由を述べさせていただきます。


現在の職業は、税理士ですが、ここまで中期経営計画に


こだわるには、理由があります。


税理士事務所に勤め始めて10年になります。


群馬県の高崎市で5年、新潟県の十日町市で3年、


現在の埼玉県の蕨市の事務所で2年です。


この10年のうち、8年は、都心部から遠い地方で


過ごしてきました。


今でも月に一回、高崎のお客様を訪問しますが、


この10年で、地方は衰弱の一途を辿るばかりです。


8年間、こうした衰弱してゆく様を見続けながら、


決算書を作成することに、限界を感じていました。


いくら正確に決算書を作っても、


会社は利益が残る体質にならないからです。


そんなとき、税理士試験の合格もあり、


心機一転、今の蕨市の事務所にお世話に


なったところ、出会ったのが、


中期経営計画です。


中期経営計画の作成をもとに


予算と実績のずれを軌道修正することで


会社の経営をよくすることに貢献できる点に


感動し、この素晴らしさを多くの人に


伝えようと思い、連日、ブログを更新しています。


そこで、今回は、Word1枚で簡単に作れる方法を


ご紹介します。


数値目標


売上:1年目


売上:3年目


売上:5年目


行動目標:売上を達成するためにやること。各年3つくらい。


1年目





3年目





5年目





上記の数値目標と行動目標をWord1枚にまとめるだけです。


たったこれだけで、本当に会社がよくなるのか


と思うかたがいて当然だと思います。


ですが、


ハーバード大学の実験でも、


在学中に目標を特に立てていなかった卒業生と


目標を紙に書いていた卒業生の年収を比較すると、


目標を紙に書いていた卒業生の年収は10倍だったそうです。


いきなり売上について


何をいくらで販売するのか、どの部署で売るのか、


得意先・地域別・客層、といった分析をする前に、


まずは、近い将来、事業をどう進めたいのかを


Word1枚にまとめてもよいのではないでしょうか。


実際、経営計画を作ったあとの


毎月の数字の読み合わせをしている会社でも、


しばしば使うのがこのWord1枚の目標シートです。


毎月の計画と実績のずれのなかでは、


・売上の単価が妥当かどうか


・経費で過大なものはないか


・営業マンの得意先別の時間の使い方は妥当か


・工場の生産性をあげるため、無駄を省くには何をすべきか


・ダンプを購入したいが、資金繰り面で不安はないか


・繁忙期の生産体制をどう構築するか


・社員の行動目標の進捗状況はどうか


といったことを細かに確認しますが、


経営計画をつくるのがはじめてという場合、


まずは、Word1枚から作ってみることが必要だと思います。


このWord1枚の目標シートは、


経営計画の方向性を整えるために重要なものとなります。


計画と実績の細かなずれを軌道修正する際の軸ともなります。


細かなずれを修正してゆくと、だんだん複雑な


話に展開しますので、軸はシンプルなほうが、


当初の計画からぶれなくてすむようになります。


このWord1枚の目標シートを実際にある会社で


作って、1年以上、毎月、計画と実績のずれを


確認していったところ、残念ながら売上は


下方修正せざるをえませんだしたが、利益は


おおむね計画通りとなり、経営体質が


強化されました。


毎月の計画と実績のずれを細かにチェックするなかでも、


Word1枚の目標シートが軸となり、


ぶれなかったことが、その要因かと思います。


高崎や十日町にいたころは、数字は


金融機関や税務署に提出する書類を作るためのもの


という感じでした。


しかし、蕨の事務所にきて、数字は


会社経営をよくするためにも使えることに気づきました。


中期経営計画の作り方といっても、はじめから立派なものを


作る必要はありませんし、法人だけではなく、個人事業主の


かたでも、作っているところはあります。


中期経営計画の作り方にご興味をお持ちのかたがいましたら、


ご相談ください。


ご相談


 


 


 


 


 



たった3分でわかる社長3年目の消費税対策

2017-06-03 05:45:53 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


独立起業する際は、会社設立費用や会社設立資本金が気になるところ


だと思いますが、会社登記したあと、日々の資金繰りとは別に


気になるのは、やはり、税金対策のことではないかと思います。


そのなかでも、消費税への関心は、みなさん高いようです。


消費税は新たに設立された法人の場合、2年目まで原則として


納める必要はありません。しかし、設立当初から資本金が1000万円


以上など、一定の規模の場合、納める必要が出てきます。


そのため、設立2年目までには、消費税の試算は、


税理士事務所に行ってもらったほうがいいでしょう。


設立事業年度の課税売上が1000万円を超えると、


3年目から消費税を納めることになります。


消費税の納税義務の判定は税理士事務所の仕事かも


しれませんが、支払い義務は会社にあります。


そのため、納税資金を確保するため、


消費税の試算をもとに定期積金を用意したほうがいいでしょう。


ただし、一括で払えないとなってもあわてないでください。


その場合は、税務署と相談して分割納付もできます。


分割納付ができるのは、設立が何年目であろうと、一緒です。


要するに


・設立2年目までに消費税の試算を行う


・納税資金のための定期積金を積み立てる


・一括で払えそうにない場合、分割の相談をする


これをするだけでも、


資金繰りは計画的なものとなります。


実際、消費税納税のために定期積金を積み立てている


会社ほど、帳簿の管理も行きとどき、無駄な経費も少なく、


安定した業績を残せる傾向にあります。


税金を計画的に納めることは、


経営管理にも直結しますので、


納税にお困りの方がいらしましたら、ご相談ください。


ご相談