経営戦略税理士のブログ

川口市在住の若手税理士が独立をめざしてけなげに頑張るブログです。

3分解説。おもてなし規格認証2017とは

2017-06-08 06:23:25 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


OMOTENASHIというと、滝川クリステルさんのことしか


思い浮かばないと同僚と話していたら、同じ意見でした。


このOMOTENASHIをイメージ戦略として、経済産業省は、


売り出したいのか、「おもてなし規格認証」が創設されました。


昨日の事務所内のミーティングの場で、


ものづくり補助金1000万円の採択に成功したメンバーが紹介


してくれました。お客様からご相談をうけたとき、


「OMOTENASHIって滝川クリステルさんのことですか?」


という話で終始しては、少しだけ、恥ずかしいような気もします。


ほんの少しだけかもしれませんが、お客様の経営改善に


なるものだと思われるので、今回は、その概要を述べてみます。


「定義」


おもてなし規格認証とは、マークや登録証のことです。


税理士になると、税理士バッジがもらえますが、


それと似たようなものだと思います。


ただし、申請し、認定されることが必要となります。


サービス事業者には、認定マークがふされ、


サービスの品質が「見える化」されます。


「種類」


紅認証


サービス向上の取組みに意欲的なサービス提供者


登録無料 自己適合宣言


定められた規格30項目のうち、


15項目以上が該当していることの


自己適合宣言が必要


金認証 ★


お客様の期待を超えるサービス提供者


認定期間による審査(有償)


定められた規格30項目のうち、


「既に実施している取組」が15項目


以上該当する必要がある


紺認証 ★★


独自の創意工夫が凝らされたサービス提供者


認定期間による審査(有償)


定められた規格30項目のうち、


「既に実施している取組」が21項目以上該当


する必要があるほか、人材育成などの


属人的サービスの品質向上に向けた取組を


行っていることが必要


紫認証 ★★★


お客さまの期待を大きく超える


「おもてなし」提供者


認定期間による審査(有償)


定められた規格30項目のうち


「既に実施している取組」が24項目以上


該当する必要があるほか、属人的サービス


の品質向上に向けた取組、業務効率化や


顧客満足度向上のための独自の取組を


行っていることが必要。


「対象となる事業者」


サービス業務を行う事業者および事業所の方


ですが、風俗営業等、反社会的勢力は除かれます。


「3つのメリット」


①サービス品質の見える化


登録証やマークをお客様の見える場所に置くことで、


サービスの品質を見える化


②公的支援が受けやすくなる


国や地方公共団体などの公的機関では、融資や補助金等の申請時に


「おもてなし規格認証2017」の取得が有利となる可能性があります。


有償の金認証、紺認証、紫認証を取得した事業者は、


政府系金融機関から低利融資を受けられる制度もスタートするなど、


公的支援で優遇されうようです。


③生産性の向上と経営品質の向上


「おもてな規格認証2017」の規格をクリアまたは見直しすることで、


生産性の向上や経営品質の向上に向けた努力が可能となります。


30の規格項目は、


インターネットを活用した情報発信、問合せ対応や


定期的な5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)、


外国語によるメール、電話でのお問合せ対応、


経営理念の策定をはじめろとする戦略作りなど、


経営診断のツールとしても活用できます。


「おわりに」


★★★が出てくるあたり、どこかミシュランガイドと


似たような感じもしますが、


30の規格項目を一読し、社内の体制を見直すのも


いいかもしれません。


経営理念の策定などでお困りでしたらご相談ください。


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