いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。
経営者のなかには、売上が下がって、資金繰りに苦しんでいる
かたもいます。
経営コンサルタントのなかには、売上を上げる方法を教えて
回る人もいますが、その人が書いた本を読んでいる人から
売上が伸びたという声を聞いたことはありません。
今、関与先で売上が伸びている会社というのは、
得意先から信頼を得た会社です。
ある製造業の会社です。
信頼を得るために、その会社がやっていることは、
製品の納期をきっちり守ることと品質の高さを維持する
ことです。
しかし、これは、時間が5年以上かかります。
工場の生産ラインを整備するには、物の置き場を
どこにするか、作業の工程から無駄をなくすには
どうするか、毎年目標をたて、毎月その
進捗状況を確認する必要があります。
品質を高めるにも、設備投資が必要であり、
試作品を何度も作り直し、ようやく納品できる
状態となります。
つまり、売上を上げると言っても
経営コンサルタントの指示通りやって
短期間で結果を出せるわけでもなく、
得意先から信頼を得るにも5年以上かかったりと、
よほど、その業界が伸びていない限り、
時間がかかるものです。
しかし、そうはいっても、銀行は借入の返済を
待ってはくれませんし、従業員の給与や税金の支払い
もあります。
もっと、簡単に資金繰りを改善する方法がないのでしょうか?
こうした問題にいつもたとえをもちだすのが、
ダイエットです。
ダイエットをするには、はじめに目標となる体重を
数字で示します。
つぎに、目標に近づくためのやせる方法について
考えます。
そして、一週間、一か月、ときりのいいいところで
本当にやせたかどうか、チェックします。
計画通りやせていなければ、計画を修正するか、
やせかたを変えるかします。
資金繰りを改善するのも、これと同じです。
目標となる粗利益等を経営計画で設定します。
つぎに目標を達成するための方法について
経費を減らすのか、リスケをするのか、等
考えます。
そして、一か月ごとにモニタリングを行います。
計画通り資金繰りの改善が行われていなければ、
計画を修正するか、資金繰りの改善のしかたを
変えるかします。
実際、こうしたやりかたをとった会社の
サポートを私はしています。
その会社も売上は下がっていますが、
毎月のモニタリングで、外注費が高いことに
メスを入れ、外注費を大幅に削減した結果、
粗利は昨年同月より1000万改善し、
社員の給料の削減は一切、行われていません。
無駄な経費は、ダイエットでいうなら、
無駄な脂肪です。
会社経営の場合、どこに無駄があるのかは、
自分ではなかなか気づきにくいものです。
そこに気づき、メスを入れられるのは、
会社のドクターである税理士です。
税理士ですから、経営コンサルタントと
ちがい、売上をあげるノウハウを教える
ことはできませんが、中期経営計画のもとで、
会社の体質をしぼるお手伝いはできます。
中期経営計画のもとで会社の体質をしぼりたい。
そう思われたかは、ご相談ください。
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