クローズドフェイススピニングリールは
どんな釣りに向く?(1)
―「渓流ベイトフィネス」というトレンド―
どうもどうも。番頭です。
今回から3回にわけて、当店がもっとも力を入れているクローズドフェイススピニングリールは、いったいどんな釣りに向いているのかについて、書いていこうと思います。
さて。
今までの番頭日記でもクローズドフェイススピニングリールを実釣に用いて釣った魚の写真をたびたび紹介していますけれど、番頭がもっともオススメしたいのが、ミノーイングを中心とした、渓流でのルアー釣りです。
渓流のルアー釣りでは、スピニングリールを使うことが一般的。これには、渓流で扱うルアーが2g前後から5gくらいまでと、とても軽量であることが大きく影響しています。
こういった軽量ルアーは、スプールが回転して糸を放出する構造であるベイトリールでは、なかなか扱いづらいのです。
ところが、ところが。
昨年くらいからですかね? 釣り雑誌などで、「渓流ベイトフィネス」という名称で、渓流のルアー釣りにベイトリールを用いる釣法がしきりに喧伝されるようになってきました。
もともと「ベイトフィネス」とは、バス釣りにおいてここ数年流行しているメソッドで、かつてはスピニングタックルを使っていたような軽量のルアーやリグを、ベイトタックルで操作する、というもの。
ロッドを持つ手でクラッチを切ってすぐにキャストに移れるベイトリールならではの手返しのよさを、より幅広く活用しようという試みです。
この流行を受け、釣具メーカー各社から、細糸の使用への配慮がなされたシャロースープールを装備し、回転やブレーキの性能を上げて軽量のルアーでもトラブルのないキャストを実現する、「ベイトフィネス用」と銘打たれたベイトリールが次々と発売されるようになりました。
「渓流ベイトフィネス」とは、こうした高性能な最新のリールを渓流のルアー釣りで活用しよう、そういうトレンドです。
実は番頭、古い釣具は好きですが、最新の釣具も負けず劣らず大好きという無節操ぶり。今季の解禁から早速このベイトフィネスにも挑戦している次第です。
で、今年1年を通じて抱いた感想は、
「思ったほどの新鮮みはなかったな」
ってことだったりします。
先にも書いたように、「渓流ベイトフィネス」の最大の利点は、“手返しの良さ”。
ところが、もともとクローズドフェイススピニングリールを使っている番頭にとって、これは大きなアドバンテージとはなりえなかったのです。
番頭はなぜ最新のトレンドである「渓流ベイトフィネス」に新鮮みを感じられなかったのか?
次回は、渓流ベイトフィネスとクローズドフェイススピニングリールの比較などをしてみたいと思います。
◆「Hello the Masking Face」については、以下のページをご覧ください。
Webページ
http://themaskingface.wix.com/themaskingface
Facebookページ
https://www.facebook.com/themaskingface
どんな釣りに向く?(1)
―「渓流ベイトフィネス」というトレンド―
どうもどうも。番頭です。
今回から3回にわけて、当店がもっとも力を入れているクローズドフェイススピニングリールは、いったいどんな釣りに向いているのかについて、書いていこうと思います。
さて。
今までの番頭日記でもクローズドフェイススピニングリールを実釣に用いて釣った魚の写真をたびたび紹介していますけれど、番頭がもっともオススメしたいのが、ミノーイングを中心とした、渓流でのルアー釣りです。
渓流のルアー釣りでは、スピニングリールを使うことが一般的。これには、渓流で扱うルアーが2g前後から5gくらいまでと、とても軽量であることが大きく影響しています。
こういった軽量ルアーは、スプールが回転して糸を放出する構造であるベイトリールでは、なかなか扱いづらいのです。
ところが、ところが。
昨年くらいからですかね? 釣り雑誌などで、「渓流ベイトフィネス」という名称で、渓流のルアー釣りにベイトリールを用いる釣法がしきりに喧伝されるようになってきました。
もともと「ベイトフィネス」とは、バス釣りにおいてここ数年流行しているメソッドで、かつてはスピニングタックルを使っていたような軽量のルアーやリグを、ベイトタックルで操作する、というもの。
ロッドを持つ手でクラッチを切ってすぐにキャストに移れるベイトリールならではの手返しのよさを、より幅広く活用しようという試みです。
この流行を受け、釣具メーカー各社から、細糸の使用への配慮がなされたシャロースープールを装備し、回転やブレーキの性能を上げて軽量のルアーでもトラブルのないキャストを実現する、「ベイトフィネス用」と銘打たれたベイトリールが次々と発売されるようになりました。
「渓流ベイトフィネス」とは、こうした高性能な最新のリールを渓流のルアー釣りで活用しよう、そういうトレンドです。
実は番頭、古い釣具は好きですが、最新の釣具も負けず劣らず大好きという無節操ぶり。今季の解禁から早速このベイトフィネスにも挑戦している次第です。
で、今年1年を通じて抱いた感想は、
「思ったほどの新鮮みはなかったな」
ってことだったりします。
先にも書いたように、「渓流ベイトフィネス」の最大の利点は、“手返しの良さ”。
ところが、もともとクローズドフェイススピニングリールを使っている番頭にとって、これは大きなアドバンテージとはなりえなかったのです。
番頭はなぜ最新のトレンドである「渓流ベイトフィネス」に新鮮みを感じられなかったのか?
次回は、渓流ベイトフィネスとクローズドフェイススピニングリールの比較などをしてみたいと思います。
◆「Hello the Masking Face」については、以下のページをご覧ください。
Webページ
http://themaskingface.wix.com/themaskingface
Facebookページ
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