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And This Is Not Elf Land

SEINFELD (Jackie Chiles登場)

SEINFELD(となりのサインフェルド)The Maestroから。
次々と出てくるヘンなキャラ…。このあたり(第7シーズン)になると、Newmanがフツーに見えてしまいますよ…

ところで、映画館って、館外からの飲食の持ち込みはダメなんですよね。
私は、数年前までは、映画館で映画を観るのは「数年に一回」ぐらいでした。何のことはない、2時間も椅子に座っているのが耐えられなかっただけなんです。近くに映画館がなかったわけじゃありません~。事実、我が家から車で10分以内にシネコンが二つもあるんですよ。田舎の割には、何故かここだけは、恵まれている~~

あ、そんな話はどうでもいいんで…だから私は、最初のうちは持ち込みがダメなんて知らなかったんですよ。(だって昔は、遠足みたいに、おにぎりとかゆで卵とか持っていきませんでした?)

で、SEINFELDでは、KramerがJerryと映画館に入るとき、Java World(スター○ックスをパロった架空のコーヒー・チェーン)のカフェラテを買って持ち込むのです。係員に見つからないように、ズボンのベルト部分に挟んで座席に座ろうとするんですが、何せ、日本と同様、狭い映画館の座席…コケそうになった拍子に、隠し持ったカフェラテがこぼれて、腹に火傷をしてしまいます。不審に思ってやって来た係員に向って、Jerryがコーヒーを飲む仕草をしたことから、係員は怒ってKramerを退場させます…

その後、Jerryの部屋

JERRY: Sorry about that movie-thing. I was joking around.
(映画館でのこと、ゴメンね。ジョークのつもりだったんだ。)

KRAMER: Sorry? Are you kidding? You did me the biggest favor of my life. I spoke to a lawyer, we're suing for millions.
(ゴメンだって?何言ってんだよ!お前は俺の人生の中で、最大の親切をしてくれたんだ。俺は弁護士に相談して、何百万ドルもの賠償金を請求することにした。)

JERRY: Suing? What for?(訴えるのか?なんで?)

KRAMER: The coffee was too hot.
(コーヒーが熱すぎたんだよ!)

JERRY: It's supposed to be hot.
(コーヒーって熱いもんだろ?)

KRAMER: Not THAT hot.
(あこまで熱い必要はなかった!)

あーあ…
(ここまでは、前エピソードであるThe Postponementの話)

で、このエピソードで初めてKramerの弁護士、Jackie Chilesが出てくるんです。(トップの写真)
この人…面白すぎる!!
ハイテンションな話し方はもとより、なんつーか、すべてが笑える!!
Kramerも「見ただけで笑える」キャラですが、このJackie Chilesはその上を行ってますよ~(上には上があるもんだ!!)

というか、実は、このJackie Chilesは実在の有名な弁護士Johnnie Cochranのパロディーなのです。Johnnie Cochranは、既に故人になっていますが、O.J. Shimpsonのケースなど、人々の関心の高いケースを数多く手がけました。people's lawyerとも呼ばれ、あのDensel WashingtonもPHILADELPHIA(フィラデルフィア)で弁護士を演じる前に、彼と会って役作りの参考にしたそうです。

口ひげを生やした風貌や、話し方なども似ていて、元の人物を知ってるアメリカの人たちには大うけだったようです。残念ながら、私は「元ねた」がわからないのですが…それでも十分におかしいですよ。

KRAMER: So ya know, my friend and I we were going to the movies and we stopped off and bought this cafe latte.…Well you know ahh, they don't allow outside drinks in the movie theater. So I had to put it in my shirt and sneak it in.
(つまり、友達と俺とで映画に行ったとき、途中でカフェラテを買ったんだ。…でも、なんつうか、映画館に飲み物は持ち込めないんだな。だから、シャツの中に隠してなきゃいけなかったんだ。)

JACKIE: Yeah, see they like to sell their own coffee.
(映画館では、映画館のコーヒーを売ってるからね。)

KRAMER: Yeah, now is that going to be a problem?
(ああ、それってマズいですかね?)

JACKIE: Yeah that's going to be a problem. It's gonna be a problem for them. This a clear violation of your rights as a consumer. It's an infringement on your constitutional rights. It's outrageous, egregious, preposterous.
(マズイね。映画館にとってマズイんだよ。これは、明らかに、消費者の権利を妨害している。憲法で守られている君の権利を侵害しているんだよ。言語道断、極悪非道、不合理!)

なんてノリで勝手な事情聴取が進みまして、結局、コーヒーが熱すぎただけでなく、カップのふたに欠陥があったことでコーヒーチェーン店を訴えることにします。(むちゃくちゃですな…)

文字に起こしても、全くおかしさが伝わらないのが残念です。


さて、このむちゃくちゃな話も、例のMaestroがくれた中国製の軟膏が効きすぎてKramerの火傷が治ってしまうのです。これでは裁判に不利!!…と心配したのだけど、でも、店のイメージダウンを怖れた会社がKramerに北米のチェーン店で、コーヒーをタダで飲めるという条件で示談に応じるように求めてきます。Kramerには「上出来」の結果になります。


このエピソードで初登場を果たしたJackie Chilesは、この後もちょくちょく出てきます。で、結局、最後のエピソードにも出てきて、なぜか、Sidraとベッドインになるんですよ~。

SidraはThe Implantに出てきた美乳美女。Sidraを演じたTeri Hatcher(テリー・ハッチャー)は日本ではTHE DESPERATE WIVES(デス妻)ですっかりお馴染みになったようですね。私にとっては、TeriはやはりSidraのイメージですよ。(ていうか、「デス妻」見てないし~)英語版wikipediaでは、Teriのnotable rolesの代表的なものとして、SEINFELDのSidra役が挙げられているんですけど、日本語のwikipediaには書いてありませんわ。

ていうか、日本語のwikipedia…

Teri Hatcher(テリー・ハッチャー)の記事がJerry Seinfeld(ジェリー・サインフェルド)の4倍ぐらいあるんですけど!!!


話がずいぶんそれました…
とにかく
このエピソードでは
弁護士、Jackie Chilesが
めでたく初登場を果たしました☆

コメント一覧

master of my domain
ベル様、こんにちは。お忙しい毎日をお過ごしのようですね。
どこかで読んだことがあるのですが、そちらのパーティーでは、やはり、SEINFELDの話題は欠かせない、何故なら、多少「やわらかい」話題もseinlanguageを使えば、下品にもならないし、皆で「暗号」を楽しむように会話も弾むから…と。皆さんで"They're real, and they're spectacular”とか"spongeworthy"なんて言葉が飛び交っているのか(?)と、想像しました。
スーパーボウルはBS2でも中継されました。情報、ありがとうございます。日本では、解説者がチーム紹介などをしていて、そして「ビリー・ジョエルの国歌斉唱が始まるようです。」とカメラが切り替わりましたが、例のサイトを見たら、実際は華々しいアナウンスメントと大歓声に迎えられてビリーが登場したのですね。やはり、そっちがいい!…と思いました。欲を言えばきりがないですけどね(笑)グランドピアノが濡れたので、スタッフは後始末が大変だったとCNNで言っていましたね。
belmont(ベル)
Hey, t'sup?
マスター様、ファイアー様
ご無沙汰しております~。 私の事気にかけてくださって嬉しいです。
お引っ越しは3月の終わりなんですが、何ぶん長くおりましたので
やらなければならない事が一杯あるんです。家財道具等の処分やシップメントよりも寧ろお世話になった方々親しい友人達にお別れのご挨拶をしたりお別れパーティを開いてもらったりで、2月3月の予定が一杯なんです。
その上フィジカル・セラピーもまだ受けているので(去年脚の手術をしました)そちらの方も忙しく、その上今Tax Return(税金申告)の時期なのでそれもしなければなりません。

また欲深くアメリカを引き払った後何処かを旅行して帰ろうという
計画をしているので、もう頭の中が一杯で混乱状態(なんだか1人で大変がっているようで申し訳ないです)なんです。

自分のことばかり長々と書いちゃってすみません。4月の後半には日本に帰りますので、これからも宜しくお願いいたします。

ファイアー様、
「Departed」(これボストン警察が舞台ですね)にインド or パキスタン系の人が「バブー」と呼ばれていたんですか~。 こんなことに気がついた時ってとっても嬉しくて笑っちゃいますよね! サインフェルドの中でも、Elaineがブティックの(意地悪で東欧系の)店員に「ナターシャ」て呼んでましたよね。Elaineにソックリのマネキンを置いてあったブティックでしたっけ? あと、裁判TVのジャッジがいかにも田舎者で礼儀しらずの被告を「ジェスロー」(じゃじゃ馬億万長者)と(一回だけですが)呼んだのが印象的でした。

「シリアナ」で「地方のTV局がサインフェルドの再放送権を買う方が○○より高い」の○○は何だったんでしょうね~? 気になるな。 因に私の周りの人は皆サインフェルドは高く評価しています。パーティなどで集まるとあまりテレビ番組の話はしないんですよ。PBSかなんかの科学番組や環境などのドキュメンタリーは別として、「昨日Desparate housewives、見た?」なんて言える雰囲気ではないんです。でもサインフェルドは違うんですよ。堂々と話題に出せるので嬉しいですね(もしパーティにお二人(マスター様とファイアー様)が現れてサインフェルドの話をしたら、あまりに熟知されているので、こちらの人はみんなビックリすると思いますよ~。)

イギリスではサインフェルドは放送されているのでしょうか? こちらではイギリスのコメディやミステリー劇場など結構放送されているんですけどね。 イギリスのコメディ(ちょっとコテコテですが)「Keeping up appearances」(見栄っ張りなおばちゃんのsitcom)なんて面白いですよ。

あ、そうそうマスター様にご報告。 先日の日曜日はSuper Bowl Sundayだったんです(日本で放送されていましたか?)。 今回はマイアミが会場で、雨の中の試合だったんです。開会の国歌はビリー・ジョエルのピアノの弾き語り。ハーフタイムのゲストはプリンスでした~。パープルレインもやりましたよ。

長くなってごめんなさーい。 ロムしてます。また呼び出して下さいね!

master of my domain
ファイアー様、こんにちは。

そうですねぇ…私も僅かなサンプルしかないんですけど、私の印象では「SEINFELDは好きじゃない」というアメリカ人も、予想以上にいるんだな…って感じです。
好き:嫌いは6:4ぐらいかな~という印象。都市部出身の人に、好きな人は多いみたいです。知り合いだったCaliforniaのJewishファミリーの中では、コロンビア大卒の息子は「大好き」、PHDを持ってるママは「嫌い」、会社経営をしているパパは「好き」って感じでした。
オーストラリアやカナダの人でも好きな人を知っていますが、イギリスの人には訊いたことがないです。amazon UKでも売れてるみたいですから、人気はありそうですよね。
ベル様も毎日が慌しく過ぎておられることでしょう。日本も穏やかな冬なので、気持ちよく帰国されると良いですね。
ファイア-
あ、ついでにもうひとつ・・・Seinfeldは英国では一般的ではないのでしょうか?以前イギリス人の知り合いに「Seinfeld知ってる?」と聞いたことがあるんですけど、まったく知らなかったんです!信じられませんでした・・・。けっこうBritishが好みそうな笑いだと思うんだけどなあ。
ファイア-
バブー強し
『シリアナ』はたまたま聞き取れた…というか、Seinfeldの「サ」の字でピクッと反応しちゃいますよね
ちなみにこの映画は去年ジョージ・クルーニーがアカデミー助演男優賞を受賞した社会派ドラマ(米国の対中東政策を批判している)で、もうレンタルもされていますので、よろしかったらどうぞ(Warning:かなりイタイ場面もあります)。
またなにか見つけたら、ご報告しますね

わたしもぜひいつかアメリカ人のSeinfeldファンと語り合ってみたいです。だいぶ前にチャットで(ヘンなのじゃないですよ^^;)ちらっと聞いたことがあるんですが、反応がいまいちでさびしかった(涙)

ところでベルさんはもうお引っ越しされたのでしょうかね~?万事スムーズにいくといいですね。
master of my domain
ちょっと、ちょっと…日本で公開されている映画の中でも、そんなにSEINFELDに触れられてますかー!!
しかし、展開の速いアクション系は筋を追いきれないので、あまり映画館までは観に行かないのですが、なんか、その台詞だけの為にでも、行きそうな雰囲気ですよ~
バブーって、向こうの人には、かなりインパクトの強いキャラなんでしょうか?アメリカ人に「SEINFELDのbig fanだ」と言うと、「パキスタンに返された人の話、知ってる?」なんて言う人が複数いましたよ。
ファイア-
やはり・・・
あ、館外持ち込み。ごめんなさい、読解不足でした^^;
でもやはり大阪の映画館では注意されたことないんです。スタバのコーヒーとかを普通に持って入ってるし^^;地方はそのへんがゆるいのかなあ。

バブー、やはりSeinfeldネタでしたか(笑)。
「ヘイ、バブー!」「バブーって呼ぶなよ~オレは○○ていうんだ!」・・・というやりとりでした。劇場で反応してたのはワタシひとりだったと思います(笑)
去年観た『シリアナ』という映画でも、政府(CIA?)関係者が「地方のTV局がSeinfeldの再放送権を買う方が○○より高い」(○○は忘れちゃいましたが)と言ってました。字幕にはもちろんSeinfeldとは出ませんでしたけど
master of my domain
あっ、館外からの持込のことです。
分かりにくいですね~、文章を少し直しときます。

えっ、パキスタンの人が「バブー!」と呼ばれてた~!!
それ、絶対SEINFELDネタですよ~
バブーは最終回にまで出てきますからね!
ファイア-
デス妻・・・
デス妻、わたしも観てませ~ん
というかBSは観られない・・・(BSでしたよね?)
今年の目標は、
・Seinfeld発売分全話そろえる!
・Curb Your Enthusiasmを観る!
7thシーズンも早く観たいです。

シネコンはワーナーマイカルシネマズへよく行きますが、飲み物の持ち込みはOKですよ。座席にカップホルダーもついてるし・・・アメリカの方が厳しいのかな?
でもThe MovieのエピソードではElaineがポップコーンを、Kramerがパパイヤホットドッグを持ち込んでましたね(笑)

ところで話がそれますが、先日『The Departed』を観まして、インドorパキスタン系のおじさんがイタリア系のチンピラに「おいバブー」と呼ばれていやがってました^^;いいのか悪いのかわからないけど、つい笑ってしまいました・・・
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