見出し画像

And This Is Not Elf Land

JERSEY BOYS 2012 winter : その③ 異例の転身?!




オープン当初からボブ・クリュー役としてショーを盛り上げていたピーター・グレガスさんが、昨年いっぱいで降板し、この1月からあたらしくこの役になったのは…

これがビックリ~コーター・シモンズでした!(写真)
まぁ、ビックリするのは、しつこくJB情報を追いかけていた人に限られるでしょうけどね(ハハハ

コーターは最初のナショナル・ツアーから参加していて、この人もずいぶんJBは長いはずです。ツアーでは、「ジョーイ&その他」「ときどきフランキー」をやっていました。2009年のトニー賞授賞式のパフォーマンスにも、ツアーのフランキーとして出演しています。

そんな人が、今度は。ボブ・クリュー役になっちゃたわけです。本人は、これがブロードウェイ・デビューということで、喜びもひとしおのようです。私にとっても、今回のJBは、この人のクリューを見るのも楽しみの一つでした。

結論から言うと、とても面白かったです。

この、コーター・シモンズって人は、もともと、良質のコメディ・センス持っていますね。ちょっと褒めすぎかもしれませんが…あのANYTHING GOESのジョエル・グレイのような…あの路線を狙える資質は十分に持っている人でした。先のピーター・グレガスさんは、どちらかと言えば「地のままでやっている」ような感じでしたが(笑)コーターのボブ・クリューの演技は、非常に技巧的で計算され尽くしています。なかなか一筋縄ではいかない、ちょっとコワい(?)ギョーカイ人として「戯画化」することに成功していると言えるでしょう。素晴らしいです。。

で、実際に舞台で見て、まず驚いたのは…この人、フランキー役もやってたことは承知していますが…それにしても、ずいぶん小柄なんですね。ジャロッドと変わらないです。きっと、「165センチには少し届かない」ぐらいだと思います。この役は、ずいぶん大柄な人もいたので、自分の中で「キャラクターのサイズ調整」をしなければなりませんでした。

外見は、写真で見ると、まぁ…普通の俳優に見えるんですが(?)舞台に立つと、非常に「目立つ容貌」に変わります。これも、驚きでした。この人の周囲だけが、なんか「明るい」感じ…で、独特の甲高い声と言い、小器用に上手いパフォーマンスと言い…私は、のっけから、ジョエル・グレイを例に出してしまいましたが、でも、このコーター・シモンズという人は、これからも化け続けるかもしれません。(ジョエル氏だって、小さい)BWファンのみなさま、どうぞこの人を覚えておいてくださいませ。本人も、ツアーのジョーイ⇒BWのボブ・クリュー…そして、これからがキャリアの勝負どころだと思っているに違いありません。


さて、このコーター・シモンズの「ミニ情報」です

この人、映画の「プロデューサーズ」に出ています。ヒトラー役のオーディションのシーンに出ているという情報までは公開されているんで、以前に確認してみたんですが、どの人かよくわかりませんでした。

だいたい、この映画に出ている人で、私が実際に観た人、ずいぶん多いんですよ。まず、ネイサン・レインでしょ。マシューはまだ生で観たことはないんですが…ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート、ジェイ・ロドリゲス…あと、一時BWでボブ・ゴーディオをやっていたジェイク・スペックも兵士の一人として出ているし~こうなれば、コーター・シモンズが「どれ」なんだか、本人に訊いて、DVDをチェックしなきゃなりますまい!

ステージドアのコーター・シモンズは、とてもフレンドリーな人でした。「日本から来た」と言うと「凄~い!」と目を輝かせてくれましたし(笑)…で、「プロデューサーズ」の話ですよ…「あ~、ずいぶん前のことだけどね…チラッと出ているだけだよ」「何色の服を着ているんですか?」「んん~忘れちゃったな」「歌うヒトラーなの?踊るヒトラーなの?」(ここらで、私の粘着ぶりに少々引いている…)「ん~と…(間)歌うヒトラーだよ」「ありがとう、家でDVDチェックしみます」

ってことで…私はまだDVDはチェックしていませんが。このコーター・シモンズさんの、今後の活躍も期待したいと思います。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「JERSEY BOYS (舞台ミュージカル)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
2020年
人気記事