SEINFELD(となりのサインフェルド)7-22、The Invitations(招待状は最後の砦)から。
第7シーズン最後のエピソードです。
そもそも、この第7シーズンというのはJerryが何時になくマジになって…「僕たちいつまでこういうことやってるんだよ?女性と付き合っても、つまらない理由で別れることの繰り返し…僕は今付き合っている彼女とは結婚を前提に付き合うつもりだ。二人ともそろそろ身を固めようよ!」とGeorgeとpact(協定)を結ぶところから始まったのでした。こちら
ところが、Jerryの方は彼女のコーンの食べ方が気に入らない…という理由であっさり別れてしまい、Georgeは元カノのSusanに一か八かプロポーズしたら、あっさり受け入れられて、あっさり婚約(!)
そして、後になってJerryの協定不履行を知って怒るわ、現実に結婚することを考えると気分が重くなるわ…Georgeにとっては人生最大の山場となるシーズンでした。
でもいますよね~…Jerryみたいな人!
私も、どっちかと言うと、無理をしても友人との「協定」を守ろうとして、そして後になって相手が「要領よく」抜けたことを知って地団太を踏むことの方が多かった人生ですよ(笑)最初のエピソードでは、本当にJerryが憎らしく見えてなりませんでしたね。
ま、こういう「苦い」経験があることもあって(?)、このシーズンのGeorgeの結婚が嫌でたまらない様子はもう愉快痛快!心の底から笑えるエピソードばかりなのですよ☆
(やっぱ、私はひねくれているのか…)
このエピソードでは、GeorgeとSusanが結婚式の招待状を入れる封筒を買いにstationery shopにやってきています。Susanはロマンティックなデザインの封筒にわくわく!でも、Georgeは一番安いのでいいと言います。
CLERK: Hmmm,..to tell you the truth they haven't manufactured that one for a number of years. I might have couple of boxes left in our warehouse in New Jersey. I'd have to check.
(ああ、これはもう何年も製造していないんですよ。New Jerseyの倉庫に数箱残っているかもしれません。調べてみますわ。)
SUSAN: Oh! no. George that's so ugly we don't want that.
(ちょっと、George!これ汚くなってる。こんなのはダメよ。)
GEORGE: What's the difference you just read it and mail it right back. These we'll do.
(それがどうしたって言うの。中身を読んで返事を送り返すだけでしょ。これで十分じゃないの。)
SUSAN: Why don't they make'em anymore?
(これはもう製造されていないんですよね?)
CLERK: Well.. For one thing the glue isn't very adhesive. It takes a lot of moisture to make them stick.
(ええ、まずこれは糊の部分のくっつきが悪いんですよ。だから、封をするためにはかなり湿らせないといけないんです。)
GEORGE: So we pick up some Elmer’s.
(じゃあ、糊を買えばいいじゃないか^^!)
SUSAN: All right. Did you see what I did for you?
(わかったわ。あなたの言う通りにしたわよ。)
そういえば、最近の封筒はすべてシールをはがして封印するようになっていますね。
昔みたいに、糊がついている部分を舐めて封印するタイプのものはなくなりました。確かに、これだけ食品衛生などに対する意識が高まってきていますから、今となっては、なんでもかんでも不用意に口にすることには抵抗がありますね。
さて、GeorgeはJerryのアパートに来ています。
GEORGE: We ordered the wedding invitations today,, Nothing can stop it now. Nothing. It's here! It's happening. Can I do this? I can't do this...Look at me. Look at me I can't do this, I can't do this Help me Jerry, help me.
(今日招待状の手配をしたんだ。もうこの流れを止められるものは何もなくなったんだ、何もだよ!もう起ころうとしているんだ。僕には耐えられるのか?耐えられないよ。僕を見てくれ…もう耐えられないんだよ。もう駄目なんだ!助けてくれよ、Jerry!)
JERRY: Why don't you just break it off with her? Tell her it's over.
(じゃあ、普通に別れりゃいいだろ?もう終わりにしようって言うんだよ。)
GEORGE: I can't(だめだ!)
JERRY: Why not?(どうして?)
GEORGE 'Cause I can't face that scene. You know what kind of scene that would be? I'd rather be unhappy for the rest of my life than go through something like that. I CAN'T, I CAN'T. I tried to psyche myself up a million times I cannot go through that.
(だって、僕はそういう場面を直視できない。そんな修羅場が想像できるか?そういう修羅場を経験したら、その後の人生はもっと不幸になるよ。僕にはできないんだよ!何度も何度も覚悟をきめようとしたんだけれども、それでももう駄目なんだ!)
JERRY: All right take it easy, just take it easy.
(分かったから落ち着け!)
GEORGE: What about a letter?
(手紙っていう手があるな…)
JERRY: A letter.(はぁ?)
GEORGE: I...I...write a letter and then I..I go to China. I disappear in a sea of people for like six months, a year you know just while things simmer down....Dear Susan. I'm sorry. I made a terrible mistake. I'm really , really sorry.
(書置きをして、そして中国にでも行くんだよ。そして、6か月ほどでも人の波の中に消えるんだ。1年でもいいかな、コトが収まるまでの間だよ。「親愛なるSusan、申し訳ない。僕は大きな間違いを犯してしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。」)
JERRY: That's it?(それだけ?)
GEORGE: What? Too short?
(ああ、短すぎる?)
JERRY: You can't go to China. What about your job?
(中国に行くのは無理だろ。仕事はどうするんだ?)
GEORGE: My Job..arghhh
(仕事か、ああ!)
JERRY: So write a letter.. move to another...move to Staten Island., 'lot easier to blend in a sea of people in Staten Island than China believe me.
(じゃあ、手紙を書いて、ほかの場所、つまりStaten Islandにでも行けば?中国よりもStaten Islandの方が人の波に紛れ込みやすいよ、絶対に)
GEORGE: Yeah! Yeah!..Staten Island . What about my clothes? How do I get the rest of the clothes?
(そうだ、Staten Islandの方がいいよな。でも、服はどうするんだよ?服はどうやって買ったらいいんだ?)
JERRY: You come back for your clothes.
(服を買うときはこっちに来いよ!)
GEORGE: I'm not going back in there.
(ここへは来ないつもりなんだよ。)
JERRY: So forget about your clothes. Look, freedom with no clothes is a lot better than no freedom with clothes.
(じゃあ、服なんてどうでもいいだろ。服があって自由がないよりは服がなくて自由がある方がずっといいんだよ。)
GEORGE: If she'd just take a plane somewhere.
(彼女、飛行機でどこかへ行かないかな?)
JERRY: And what, hope for a crash?
(はぁ?飛行機が墜落すればいいってこと?)
GEORGE: It happens.
(あり得るだろうが。)
JERRY: You know what the odds are on a crash? It's a million to one.
(墜落の確率なんてどれくらいか分かってんの?万に一つもあるかないかだ。)
GEORGE: It's something . It's hope.
(それって凄いじゃない。希望があるってことだよ。)
このシーズンはこういう台詞の長いシーンが多いです。
まるでNeil Simonの舞台のような面白いやりとりが繰り返されます。
こういうシーンを見ていると、Jason Alexanderはまだまだ舞台で行ける!…と思うんですよ。一方、Jerryは…「演技」の面では辛いもんがありますが(…)それでも、今なおマイク1本だけのstand-upで大ホールを満杯にできる才能のある人でもあります。
話がそれましたが、この後、Elaineがやってきて「Susanはタバコが嫌いっだから、タバコを吸い始めたら別れてくれるかもよ!」なんて「アドバイス」するんです。無茶苦茶な仲間ですよね(笑)
でも、これ全部「わかる、わかる!」と心底納得してしまって、受けまくっている私って…やはり「同情されるべき」人間なんでしょうかね~
to be continued
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