And This Is Not Elf Land

Halloween

Jerry SeinfeldにもHalloweenのネタがたくさんあります。

それって、このDVDでもたっぷり語っていますし、



ネタの集大成(大げさ)が、数年前に出版されたこの絵本。


念のために言っておきますと…この本は、Halloweenのロマンがいっぱいの子供向けの絵本じゃありません。冷え~たギャグ、限りなく妄想に近いネタばっかりで、合わない人はリアクションに困るような内容です。でも、これでウケてくれる子どもがいたら…将来が楽しみだと思います。




SeinfeldのHalloweenネタの一部を紹介します




子どもの頃って、キャンディーをもらうことだけが人生のすべてみたいもんだった。…だから、大人は、遊び場で遊んでいるときに、知らない人からキャンディーをもらっちゃいけないって言わなきゃいけない。キャンディーのこととなると、どうしようもないおバカになっちゃうからね。「この人はキャンディーを持ってる。一緒に行こう!」ってなっちゃうでしょ。
「バーイ!どうなってもいいの。キャンディーもらえるんだから。」
「行っちゃダメ!その人は酷い目にあわせるの。あなたは誘拐されるのよ!」
…で、だから、子どもの時、初めてHalloweenのコンセプトを聞いた日には、もう脳味噌が情報処理不能になっちゃうんだよね
「何それ?何て言った?」
「キャンディーをくれるだって?誰が?」
「知ってる人は誰でもキャンディーをくれるの?」
「マジ?それっていつなの?どこで?どうして?僕も連れてってよ!」
「僕も仲間入りするんだ。言われることは何でもするよ」
「どんな服装だってする。」
「なんだってするよ。そんななおバカな大人からキャンディーをもらうためなら、何だってしなきゃ!」

Candy was my whole life when I was a kid. That's why you have to teach kids not to take candy from a stranger if they're playing in the playground, because they're such candy idiot moron brains... They're just: "This man has candy, I'm going with him."
"Goodbye. Whatever happens to me. Get candy, get candy..." "Don't go! They'll torture you, they'll kidnap you." So the first time you hear the concept of Halloween when you're a kid your brain can't even process the information. You're like: "What is this? What did you say?" "What did you say about giving out candy? Who's giving out candy?"
"Everyone that we know is just giving out candy?" "Are you kidding me? When is this happening? Where? Why? Take me with you!" "I gotta be a part of this. I'll do anything that they want." "I'll wear anything I have to wear." "I'll do anything I'll have to do to get the candy from those fools that are so stupid they're giving it away."



で、お気に入りのSupermanのコスチュームもゲットするわけですが…

お面の後ろについてるゴムひもって何?あれって良質のものだったんだよね。安いホッチキスの針で留めてあるせいで、10秒経たないうちにパチン!と外れるんだよね。
最初の家に行って
「trick or…」 パチン!
「こわれちゃった!信じらんない!」
「待って、みんな。直さなきゃ!」
「ねぇ、待って!待ってよ!」

Remember the rubber band on the back of that mask? That was a quality item there, wasn't it? That was good about 10 seconds before it snapped out of that cheap little staple they put it in there with. You go to your first house: "Trick or..." Snap! "It broke. I don't believe it!" "Wait up, you guys! I gotta fix it!" "Hey, wait up! Wait up!"


ここで、wait upという表現について、更なる言及が加えられます。

Jerry氏によれば、子どもは何でもupを付けたがるんだって。
なぜなら、子どもの人生はなんだから。全てにupを求める。

wait up
hold up
shut up
Mamma, clean up
Let me stay up

親にとっては、もちろん、全ては逆。全てがdownになる。
calm down
put that down
slow down
come down here
sit down

up/downのニュアンスが分かりにくい…と思ったら、これを思い出してください。
~殆ど学習の助けにならなくても、当方は責任を負いかねますので、そこんところヨロシク~

さて、続きです

スーパーマンの衣装の箱には確か「これを着て飛ばないでください」と書いてあった。子どもがそれを着て、屋根から飛び降りるかも知れないから、注意書きがあるってこと?ステキなことを考えるもんだ。自分がホントにスーパーマンだと思うようなおバカな子どもが、箱の注意書きを しっかり読むかねぇ???

On the side of the box, I remember from my Superman costume, it actually said: "Do not attempt to fly!" They printed that as a warning 'cause kids would put it on and... going off the roofs. I love the idea of the kid who's stupid enough to think he actually is Superman but smart enough to check that box before he goes off the roof.


Jerry SeinfeldのSuperman freakは有名

コメント一覧

ファイア-
Dreyfus?
>JuliaはRichard Dreyfusの遠縁に当たると書かれているのもあるんですが、どうなんでしょうね?結局、二人とも、世界史で習った(笑)ドレフュース事件のAlfred Dreyfusの子孫らしいと言われているんですが。

ええっそうなんですか?まったく知りませんでした。
Richard Dreyfusとは、名字が同じだなくらいの考えしかありませんでした(笑)。
日本だと、姓が同じの人はゴマンといて特に気にもしないけれど、やはりアメリカは姓によってつながりや出自がわかることが多いのでしょうか?こないだも日米野球を取材してたアメリカの記者が、日本の鈴木という選手に「イチローの親戚か?」と聞いていましたし。
歴史に弱いので、ドレフュース事件は考えもしませんでした
master of my domain
Julia
ファイアーさま、ありがとうございます。
『ファーザーズ・デイ』の方は観ていないのですよ。でも、Juliaは他にも同じくウディ・アレンの『ハンナとその姉妹』に出ているんですよ。声はまさしくElaineの声ですが、これもうっかりしてると見逃しそうです。
ところで、JuliaはRichard Dreyfusの遠縁に当たると書かれているのもあるんですが、どうなんでしょうね?結局、二人とも、世界史で習った(笑)ドレフュース事件のAlfred Dreyfusの子孫らしいと言われているんですが。
ファイア-
お風邪は・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/jko_110
Master of my domainさま

体調はいかがですか?
最近すこし秋らしく寒さを感じるようになってきましたね。お気をつけ下さい。
映画は知らぬ間に公開が終わってたりすると、とても悔しいですよね。でもDVD化されるのもすぐだと思います。私も何が何でも劇場で観なければ、というタイプでもありません^^;ただ劇場の空気が好きなので…。

ところで、ご存じと思いますが、先日、やはりウディ・アレンの『地球は女で回ってる』をビデオで観たら、なんとJuliaが出ているではないですか!いきなりファーストシーンからっ。声が似てるな~と思ったらやっぱり本人だったので、すごく嬉しかったです♪
前回観た時はもちろんSeinfeldは知らなかったので、まったく記憶になかったんです。

同じ年の97年に、Juliaが『ファーザーズ・デイ』でビリー・クリスタル&ロビン・ウイリアムスと共演したから、その関係でこっちにも出たのかな?と思ったりもしました。

それとNBC社長(ボブ・バラバンですね)も大きな役で・・・。
master of my domain
絵本
この本は、Jerryが子育てをしながら思いついたそうです。



私は関東と関西の中間ぐらいに住んでいますが、個人的な「ノリ」(?)としては、関西系が強いかな?と思うことがありますが、どちらも土地に根ざした笑いに直接ふれたことがありません。でも、言葉を弄する面白さは、確かに江戸前かもしれませんね。落語の「ちはやふる」を思い出しました。



最近、映画を観ていないんですよ。「マッチポイント」も観る予定だとそちらに書きましたが、風邪が長引いているうちに、地元で公開が終わってしまいました
ファイア-
up/down
Happy Halloween♪

絵本を出してるんですか~知らなかった。読んでみたいです!

子と親のup/downの考察、すんばらしいですね!思わず納得してしまった・・・。

ウディ・アレンもそうですが、ニューヨークの芸人さんというのは、言語に対する感性が鋭いですね。それは東京の芸人も同じだと思います。言葉遊びが好きなんですよね。わたし自身は地方出身者ですが(四国です)、どちらかというと関西の笑いよりも東京(江戸前)の言語遊戯をおもしろく感じます。



ところで話がずれますが、先日『カポ-ティ』を観てきました。キャストに、NBCの社長(役者さんのお名前がわからない)と、それから「The Letter」でクレイマーの肖像画を描いたキャサリン・キーナーが出ていました♪彼女は『マルコヴィッチの穴』にも出てましたね。

カポ-ティを観ながらSeinfeldを思い出してたのは、たぶん劇場でわたしひとりだったでしょう・・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「SEINFELD」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
2020年
人気記事