
Susan RossはNBCで番組制作担当のバリバリのキャリア・ウーマンでした。Jerryがsitcomのパイロット版を制作することになり、Georgeも勝手に打ち合わせにくっついて来て、Susanと出会います。彼女はベストの似合う凛とした美女。(この「ベストが似合う…」ってところが、後にまた「別の魅力(?)」をひき出してしまうんです)ひと目惚れしてしまうGeorge。何故か、彼女はGeorgeの誘いに応じてくれて、Jerryのアパートを訪ねてくるんです。
悲劇 その1
ところが、その時Jerryの部屋にいたKramer(ま、彼はいつでもいるんですけどね)が冷蔵庫に入っていたパックの牛乳を飲んだところ、急に気分が悪くなり…そう、消費期限切れの牛乳だったのです…そばにいたSusanにゲ○を吐きかけてしまうんです。(スイマセン、おバカな話で…)汚れた彼女のベストのクリーニング代をJerryとGeorgeが負担してコトは収まるのですが、SusanはKramerに恐怖感を感じるようになります。
悲劇 その2
GeorgeとデートをするようになったSusan。ある日、Susanの父からもらったというキューバ製葉巻セットをGeorgeにプレゼントするんですが、タバコを吸わないGeorgeはあっさりとKramerにあげてしまうのです。キューバ葉巻ってアメリカでは禁制品なんですよね。でも、ドラマや映画で、これを重宝がるシーンが結構ありますよね。どういうルートで手に入れているんでしょうか?
その後も、二人は親密に。ある日、Susanは祖父が建てたという郊外の山小屋にGeorgeを誘います。JerryやElaineも一緒に行くことにしますが…Kramerはちょっと…だって、ゲ○の件がありますし…でも、ひょんなことから山小屋に先回りして来ちゃったKramer。キューバ葉巻を吸いながらいい気分でいたのですが、葉巻の火の不始末が元で、Susanたちが着いた頃には山小屋は炎上していました。
Susanがプレゼントした葉巻がもとで、祖父の代から大切にしていた山小屋を失ってしまいます。それだけでも大変なことなのに、焼け跡から見つかった金庫の中に、あの作家ジョン・チーバーがSusanの父に当てた熱烈なラブーレターが見つかるのですよね。その話はこちら…わぉ…
悲劇 その3
パイロット版の制作も何とかうまく行きそうになると、今度はSusanのことが疎ましくなるGeorge。
GEORGE: Would you believe my luck? The first time in my life I have a good answer to the question, "What do you do?" and I have a girlfriend. I mean, you don't need a girlfriend when you can answer that question. That's what you say in order to get girlfriends. …
(こういう幸運ってある?僕の人生で初めて「お仕事は何していらっしゃるんですか?」と訊かれてまともに答えられるようになったんだ。でも、既に恋人がいる。つまり、僕が言いたいのは、まともに仕事をしている時に恋人は要らないってことだよ。恋人を得るために、まともな仕事を持つんだろ?)
いつものGeorgeです…
で、SusanがDavid Lettermanのファンであることから、Letterman氏にSusanの恋人になってもらえれば、自分はSusanと別れられる!…なんて、TV局でLetterman氏にコンタクトを取ろうと試みてみたり…
いつものGeorgeなのです…
ところが、スタッフと打ち合わせの途中に、何を思ってかSusanにキスするGeorge。それを見た新しい上司はSusanを解雇してしまうのでした。
「あんたみたいなバカともう付き合わないわ!」と電話で絶縁宣言をされるGeorge。
悲劇 その4
それっきりになっていたGeorgeとSusanでしたが、ある日、ビデオ・ショップで再会します。その時、彼女は「女性の恋人」と一緒にいました。Susanの恋人Monaはゴルフのインストラクターをしていて、Kramerが早速レッスンを頼みます。ところが…
Kramerの部屋のドアを叩くSusan
JERRY: What is going on?
(どうしたの?)
SUSAN: You know what's going on? First, he vomits on me. Then, he burns down my father's cabin. And now, he's taken Mona away from me.
(どうしたのですって!?言ってあげるわ!まず、彼は私にゲ○を吐きかけた、で、父の山小屋を燃やして…そうして今、恋人のMonaを私から奪ったのよ!)
GEORGE: He stole your girlfriend?
(彼が君の恋人を?)
SUSAN: Yes. She's in *love* with him.
(ええ、彼女はKramerを好きになってしまったの!)
GEORGE: Amazing. I drive them to lesbianism, he brings 'em back.
(凄い…僕は女性をレズビアンにさせて、彼は元に戻したんだ…)
GeorgeはSusanが「向こう側」の人間になったと知ると、不思議と愛しさを感じるようになるのでした。
いつもの屈折なのですよ…
コーヒー・ショップで失恋したSusanを慰めるGeorge。
GEORGE: Listen. You're beautiful. You're intelligent. You'll meet other girls...
(いいかい、君はきれいだし、頭もいいし、また新しい恋人ができるよ。)
SUSAN: You think so?
(そうかしら?)
GEORGE: Yes, I know so. You happen to be a very eligible lesbian.
(もちろんさ、君はレズビアンにとても相応しいもの。)
SUSAN: You're very sweet...
(ありがとう…)
ところが、以前に付き合ってたAlisonの姿を見つけて焦るGeorge。AlisonとはJerryとゲイカップルだと誤解されていた真っ最中に付き合っていて、そのあおりで面倒なことになっていました。(ホンマ…つくづくおバカな話だと思う…ここまで読んでくれた人、ありがとう☆)
でも、そんなAlison、Susanに釘付けになります。
ALLISON: That's a beautiful vest...
(きれいなベストね…)
SUSAN: Thank you...
(ありがとう…)
ふたりはひと目で恋におち、お付き合いが始まるのでした…
Alisonは、一時は「Georgeのためなら死ねる!」なんて言っていたのですが…この人の「志向」もミステリアスですね。
この二人は4th seasonの最終回に、二人仲良くGeorgeとJerryの制作したパイロット版を見ています。Susanはその後の5th、6thシーズンには姿を見せず、7thで再登場になりますが、更なる悲劇が待っているんです。
Susan役のHeidi Swedbergはコメントで登場していますが、今ではふっくらしたオバサン(失礼)のような雰囲気になってしまっています。
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