見出し画像

And This Is Not Elf Land

Anger Management Therapy

Michael "Kramer" Richardsがanger management therapy(怒りの感情を制御できるようにする治療)を受け始めたらしい。これはJackson師との話し合いの中での合意事項だったようですが。

これまでのいきさつは
ここと
ここ

しかし、さすがにその辺りが進んでいるアメリカですね。そういう良い治療プログラムがあるなら私も受けたいですよ~。

なんか、この話を聞いて、Georgeがママに「見られて」、ママから「カウンセリングを受けなさい!」と言われてたシーンや、Kramerがロブスターを盗んで道路の清掃をさせられているシーンを思い出して「クスッ☆」と笑ってしまった………いけませんか…

また、日本で公の場でぶち切れて問題発言をした人に「セラピーを受けなさい!」なんて要求したらどうなるかなぁ~なんてことも考えましたよ。そうなったら「いくら問題発言をした人であるとはいえ、{そのような治療}を受けろと言うのは侮辱であり、差別である!」なんてことになりかねないんじゃないでしょうか。{そのような治療}そのものに対する抵抗感って根強いですからね。

ベル様からのコメントやあちらの記事を読んでいて、人種問題が身近な問題であり、長い年月にわたって問題解決を模索しているアメリカ国内であっても、Micahelの一件が立場の異なる様々な人たちに様々な思いを抱かせ、改めてこの問題の根深さや解決の難しさを実感させている事実に、改めて現実問題としての人種問題の複雑さと重大さを感じます。

一方では、黒人のstand-upが白人やヒスパニックを揶揄するようなジョークを言うのはhate speechには当たらないのか?なんて問いかけている記事もありました。日本に住んでる私としては、長年人種問題に取り組んできている社会では、この辺りのことについては既に何らかの答えを見出しているもんじゃないだろうか?…なんて想像してしまうんですけれども。

実際には、本当に考えても考えても「答え」に辿りつくことは難しい…でも、このように、「もう一度いろんな視点から考えてみようよ」というattitudeを持ち続ける姿にこそ、むしろ未来の可能性を見出せるような気がします。


ただ、例のhecklersは最初っからMichaelをこき下ろしていたようですね…。まぁ、だからと言って人種差別発言で仕返しをして良いということにはならないのですが…でも、観客も観客のルールは守りましょうね~(あー!言っちゃった…)stand-upの観客は、コメディアンが良いパフォーマンスをすれば大喝采をすればいいし、つまらなかったら心を込めてブーイングやヤジを飛ばせばいい。それがコメディアンに対する愛情だと思う。

これで思い出したのは、かつて私が某シンガーのライブコンサートに通っていたときのこと。まぁ「みんな立って乗りまくれ!」とは言いませんが、あるとき、最前列にいた人が二人、最初から最後まで「耳を塞いで」いるんですよね…これってあんまりじゃありません?

私も、時には「歌が気に入らなければ拍手をしない」ぐらいの「愛のムチ」(笑)をふるったことはありますけどね…でも、それはあくまでも「歌をしっかり聴いて」自分で判断したこと。最前列にいて「耳を塞ぐ」なんて、最初っから、そのシンガーに対する全否定を表明してるようなもんでしょう?そんなに嫌いな人のライブなら来なきゃいい。それも、なんでそんな人たちが最前列にいるわけ?ちょっとこれは許せない気がしましたね…

そんな二人組を「小突く」ぐらいなら許されるんじゃないか…と思っちゃう私は…
はいはい私もanger management therapyを受けてきますよ~~

KramerのモデルになったKenny氏は「MichaelはSEINFELDで儲けたお金を自分の芸を磨くのに使え!」とコメントしてましたが…
なんか、これが一番正解!ってかんじですね。

ってことで、私は大阪までBilly Joelのライブを観に行ってきます。(強引な話の持って行きかただなー!)
スタンド席だけど楽しんできますよ~

コメント一覧

master of my domain
ファイアーさま、コメントありがとうございます。
鳥肌実という人は聞いたことがありません。でも、独特の面白いライブをしておられるようですね。私の住んでいるような田舎では、芸人さん=TVに出る人…という揺るぎない図式がありますが、そういう人たちの本当の活動の場はTVではなくて、少人数のお客さんと対面する場なのかもしれませんね。TVが主たる活動の場になってしまっているというのも問題なのかな…なんてふっと思いました。
ファイア-
Billy Jo♪
こんにちは~^^
Michaelのその後の経緯を追ってくださって、ありがとうございます。ベル様の紹介されていたSNLネタも、興味深く読ませてもらいました(日本でも放送してほしいなあ~)。

セラピーか…確かにアメリカ的な対応でしょうね。Michaelなりにこの件を解決していこうという表明でもあるのかな?
日本では、どんな問題発言(行動)をしても、しばらくおとなしくしていれば世論はすぐに忘れてくれますものね(笑)。

>実際には、本当に考えても考えても「答え」に辿りつくことは難しい…でも、このように、「もう一度いろんな視点から考えてみようよ」というattitudeを持ち続ける姿にこそ、むしろ未来の可能性を見出せる

本当におっしゃるとおりですね。いじめと同じで、問題がゼロになるということはありえない。マスター様の仰るように、問題を認めて考え続けることだけが、できることだと思います。
もっともやってはいけないのは、「臭いものにフタをする」ことだと思う。「わが校にいじめはありません」「差別は存在しない」こういう言葉ほどterrifyingなウソはありません。
日本にも、アメリカほど顕在化していないとはいえ人種問題は存在するし、やはりそれを直視して更新しつづけることが大事だろうな、と思います。もちろん、自分自身の意識を含めて…。

鳥肌実という日本の芸人、ご存じですか?演説スタイルのライブを中心にやっている人で、そのネタがものすごい激しい人種揶揄ネタなんです(あまりに危険なネタなのでテレビには出られない(笑))。だけど、彼はそれを信じて言ってるのでは全然なくて、ただそういう言辞をパクりつつおちょくっているだけなんです。
それが、聞いてて不思議と不快にならないというか、むしろ日本でタブー視されている問題をガンガンさらけだされることで、何だかさっぱりするんですよ。これを聞いて外国人のみなさんがどう感じるかはちょっとわからないけど…すくなくとも外国人が怒って彼を糾弾したなんて話は聞いたことがありません。

長くなって失礼いたしました…今回の件ではいろいろと考えさせられます。マスタ-様、ベル様に感謝です!

と、いうわけで、Billy Joelですか~♪楽しんできてくださいね~
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「SEINFELD Cast」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
2020年
人気記事