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㈲舛舘工務店

高性能住宅??落とし穴?

2014-07-17 | スタッフ日記
お客様の庭へ使う平板(コンクリートブロックみたいなもの)を現場へ搬入作業がありました。
暑いしバテそうだな なんて思っていたら 基礎屋さんのお手伝いがあり、無事バテずに終わる事ができました。
感謝感謝です。
作業へ協力してもらったり、お客様のためにアイディアを絞ってくれる業者さんってすごいありがたいです!
コストだけを考えて動いていても良いものはできませんしね!

さて 落とし穴!!
 
住宅を建築する人はみなさん 良い物がほしいと思いながら計画を進めて行くと思います。
そこでおそらく目にするのが 「高性能」「高断熱」などと言った言葉
 
これが結構やっかいだったりします。

どのレベルから高性能って呼んでいいのか???
そんな基準どこにもないんですよ
基準がないので 以前の商品よりちょっとよかったら高性能と表示しちゃうんですね。
 
高性能住宅 高断熱住宅 だから 暖かくて燃費もいいよ!
 
そう思ってしまいます。

ですが現実は 高断熱住宅同士比べても 快適度や燃費が全然違うんです
 
代表的な断熱材でグラスウールと硬質ウレタンを比較してみます。

(熱伝導率=熱の伝わりやすさ  数値が小さければ小さいほど熱が伝わらないので断熱性能が高い)
 
硬質ウレタンフォーム      熱伝導率 0.024
高性能グラスウール(某社)  熱伝導率 0.045

高性能とついているグラスウールの方が性能が低いですね。

硬質ウレタンフォーム 100mmと高性能グラスウール187mmが同じ断熱性能になります。
 


高性能だからいいんじゃ・・・・?
従来使われていたグラスウールのと比べれば性能はよくなってますが、すごい良いとは言えません。

もちろん 200mmとか300mm入れれば性能値はよくなるので グラスウールがダメと言っている訳ではないですよ。
逆に硬質ウレタンでも30mmとか薄い場合 厚いグラスウールより性能は低くなっちゃいますから。
 
高性能って言葉にだまされず、面倒ですが しっかりと 厚さと性能値を見る事が大切です。 
 


高性能のもう一つの大きな落とし穴
 
省エネ基準 
 
省エネ基準クリアした住宅!!
と 書いてあれば、良さそうだなー と思っちゃいますよね。
 
省エネ基準も地域によって変わります。
 
旧十和田市と旧十和田湖町でも違うんですよ。
 
細かい事は今回は置いておいて

本当に気を付ける所は 気密性能  

省エネ基準には 気密性能が盛り込まれていないので 気密が悪い住宅でも 省エネ基準はクリアしちゃうんですよ!
 
えーー なんじゃそれーーー 意味ないでしょう  って言いたくなりますけど

そうなんです

気密性能値が 0.7c㎡/㎡ より小さくなると 外気の影響を受けづらくなるという データーもあるので
この数字を最低ラインとして考えてクリアしたいですよね。
 
住宅は1棟1棟性能は違うので 本当の高性能住宅がほしい方は 気密測定してくれる業者を選ぶのが最低条件です 

気密測定は 工事中のデーターではなくて 引渡し前の完成時のデーターですよ
工事中だと気密測定後に配管工事などで穴を開けたりする事が結構あるので参考データーにしかなりませんので
 
 
だいぶ 長くなってしまいましたが 高性能の落とし穴の話はこのへんで終わりとします。
 
最後までお付き合いいただきありがとうございます
 
 


 

コメント
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