庭には福寿草しか咲いていませんけど
それでも嬉しい早春のお庭です。
我が家の幸せは、タイトル通りにはいかず
今年の春は、辛い春になってます。
今日のアルくんは、検査の結果、骨髄の回復が思わしくなく
貧血がさらに進んで、酸素が送られない分、
熱がなくても、呼吸するのにハッハッの状態です。
抗がん剤は、この状態では出来ず、厳しい状況だと言われました。
選択肢は、輸血をするかどうか・・・
抗がん剤とは別の考えで、今の状態を回復できるかどうかだそうです。
輸血をしても、回復する保証はありませんが
出来ることはしてあげたいと
ほんのわずかな望みを託し、主人と輸血をお願いしました。
私は、アルに何をしてあげるといいのか・・・
免疫力のつくものを与えていますが
凄く無力さを感じてしまい、ただただ見守ることしかできません。
主人は来週、大事な用事があったけど、アルのために断りました。
希望を持って、アルの回復を祈り願ってきました。
しかし、毎日アルの様子をみていると、
食べなかったり、歩けなかったり
ハッハッと息が荒かったり、高熱が出てしまったり・・・
アルが元気な時は、私たちも笑顔になれますが
アルは、私たちに生きる様を見せつけて
家族に少しずつ覚悟を決めさせているのではないかと思うのです。
辛い辛いことです。
今は、アルが傍にいることが嬉しくもあり
頑張ってくれてることが、健気で悲しくもあり
もっと早く気付いてあげてれば
抗がん剤が順調に使えたかも・・・
もっと、もっと広い野原を走らせてあげるんだった・・・
「ほんのわずかな希望でも、最後まで持ち続けたい」と
自分に言い聞かせるようにしています。
私は欲張っているのでしょうか・・・
そのほんのわずかな希望でさえも
ひとつひとつ打ち砕かれて行く度に
アルの年齢を考えると後悔することばかりで涙が出てきます。
*
夕方お迎えに行き、輸血を150cc
明日も150ccです。
これ以上は、血液を頂くワンちゃんの負担になるのです。
これで様子をみていくしかありません。
病院で熱が上がり、解熱剤を飲ませても下がらないそうです。
夜10時ごろ飲ませて下さいとの指示。
私のことだから、可哀想で一時間前に飲ませちゃうかもです。
そして、今日はお薬が一週間分出るはずが出ませんでした。
もう、見離されてしまったのかと悲しくなって
初めて、院長先生と担当医の前で泣いてしまいました。
「違いますよ。今日は輸血をしたので、お薬は飲まず
ゆっくり静養してほしいと思ったからなんですよ。
そうか~ そうか~
いや~ ごめんごめん、説明不足でしたね」
と、笑って対応してくれました。
こんな状況の中の笑顔っていいものですね~
元気のないアルを心配してくれたのでしょうか
駐車場まで担当医が来てくれて
「大丈夫ですよ。。。
そんな意味でお薬を出さないのではないからね。頑張りましょう・・・」
と、言って下さったので
「私はこういうことに弱い人間なんです。先生、ごめんなさいね」と
不甲斐なさを謝りました。
まだまだ強くなれない、アルのおかあさんです。
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