ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

窃盗癖かなと思ったら、やっぱりそうだったらしい

2023-12-01 00:00:00 | 社会時評

ちょっと読んだ記事を。


社会2023.11.28 17:30
羽田空港のラウンジで現金30万円など窃盗か、会社役員の男を逮捕

日本航空のファーストクラスの搭乗者などが利用できる羽田空港のラウンジで、利用者の男性から現金30万円などが入った財布を盗んだとして、会社役員の男が逮捕されました。

警視庁によりますと、コンサルティング会社役員の村田直樹容疑者は先月、羽田空港にある日本航空のファーストクラスの搭乗者などが利用できるラウンジで、会社役員の男性から現金30万円とクレジットカードなどが入った、およそ18万円相当の財布を盗んだ疑いが持たれています。

村田容疑者は大阪行きのファーストクラスのチケットを持っていて、ラウンジに入り、犯行に及んだとみられます。調べに対し、容疑を認めているということです。

村田容疑者は今月も同じラウンジでクレジットカードなどを盗んだとして、すでに逮捕・起訴されています。

これ読んだとき、あれ、この人窃盗癖じゃねと思いました。会社役員だから金はあるはずだし(もちろんない人もいます)、またファーストクラスの搭乗者などが利用するラウンジとのことですから、つまりはそういう点でも金はあるわけです(もちろん窃盗の常習者が、何らかの方法で入りこんだという可能性もあります)。で、それ以前にも窃盗をしているというので、しかも同じ場所で行うというかなりやばいこともしているわけで(当然複数の似た手口の犯罪があれば、施設も警察もマークします)、そういったことを冷静に考えていなかった犯罪者であることがわかります。これはどうも金目当てでなく窃盗癖じゃないかなと私は考えたわけです。で、やはりそうだったようです。こちらを


【独自】「日頃のストレスで鬱憤が溜まっていた」JALファーストクラスの羽田空港ラウンジ 富裕層から繰り返し窃盗か 会社役員逮捕

TBSテレビ
2023年11月28日(火) 13:58

(略)

捜査関係者によりますと、村田容疑者は男性が昼寝や食事をしている隙に犯行に及んだとみられていて、取り調べに対し、「日頃のストレスで鬱憤が溜まっていた」と容疑を認めているということです。

(後略)

やっぱりですね。予想通りです。具体的にどういうストレスがあったのかはわかりませんが、ともかくそういうことをすることがストレス解消のひとつの方法になっていたわけで、これではどうしようもないですね。おそらく会社も追われるでしょうし、奥さん子どももいる立場でしょうから、そうなると離婚とかそういうこともありえる。それらはご当人の不徳のいたすところで仕方ありませんが、ともかくこのような事態になる前に何とかならなかったという気はします。

拙ブログでも、この関係のことはいろいろ記事にさせていただいておりますが、今回はこちらの記事をご紹介します。前にも引用させていただいています。元マラソンランナーの原裕美子の関係です。

元女子マラソン日本代表は、こうして摂食障害を発症した

で、その時の、彼女の(現段階)最後の逮捕となっている万引きの際とその以前のくだりを引用します。


治療は一定の効果を見せていたが…
 捕まるたびに、罰金の額が増えるなど処分は重くなった。そして、昨年11月、宇都宮地裁足利支部で懲役1年執行猶予3年の判決を受けた。この裁判中から、専門病院に入院して治療を受けていた。一通りのプログラムが終了し、退院したのが昨年暮れ。食べ吐きの症状は続いていたが、万引きの衝動はなくなっているのを彼女自身も感じていた。

 裁判官と約束したように、買い物は家族と行くように努め、1人で外出する時にはバッグは持たず、財布だけを持って出るようにしていた。

 そんな今年1月中旬、新聞のネット記事の中で自分のことに触れられているのをたまたま目にした。「裁判は終わったのに、まだマスコミは自分のことを追いかけているのか…」と思った。常に誰かに見られているようなストレスが高じて、まもなく退院後初めての万引きをした。

実行行為は「よく覚えていない」
 今回、起訴された事件は2月9日夜。レンタルDVDを返却しに出掛け、その帰りにふっと「明日から3連休だから、その間の食べ物を買っておきたい」と思った。家には、すでに食パンなどもあったが、やたら食べ物を貯め込みたがるのは、摂食障害患者の特徴の1つ。太田市内のスーパーに入り、お菓子コーナーでキャンデー1袋とクレープクッキーを2袋を手に取り、上着の中に隠した。そのまま、パンコーナーに移り、半額セールになった食パンや菓子パンなどをいくつもカゴに入れた。

 お菓子をとった瞬間は、「目の前が、雲がかかるように白くなって、視角が狭くなった」という以外よく覚えていない、という。カゴが体に触れた時、がさっという音がしてハッとし、お菓子をカゴに入れて精算しなければと思ったが、周囲の人がみな自分のことを見ているようで、実行するタイミングをはかりかねていた、と説明する。防犯カメラによれば、その時間は約15分。その間、そこにいる人たちが、口々に「原裕美子よ」「万引きした人ね」と言っているように聞こえた。本当にそう言われたのか、彼女の頭の中だけで響いたのかは、分からない。そこへ、店内の私服警備員の女性が声をかけ、事務所に連行した。

窃盗癖が高じると、ここまでひどくなるわけです。今回逮捕された人物も、実刑になるかはわかりませんが、ともかく保釈されて、保釈中にまたこの種のことをするという可能性も否定できません。執行猶予判決が下って執行猶予中でもまたする可能性もある。元プロ野球選手の小野仁も、執行猶予中にまたまた窃盗をして逮捕され、めでたく実刑判決(懲役1年4か月)を受ける始末です。社会常識のレベルで考えれば、執行猶予中にそんな馬鹿なことをするかですが、依存症の人間には、そんな常識は通用しません。原は、上の犯行の裁判で、再度の執行猶予判決を受けましたが、当然ながらこれは裁判官からの最大級の温情です。

窃盗癖は、摂食障害と併発しやすいとも言われますが、村田容疑者がどうなのかは不明ですが、ともかく保釈されたら早急に専門の医療機関に行って治療をしないといけなさそうです。保釈中に再犯するとか、執行猶予中にまたする可能性もある。今回仮に不起訴や罰金で済んだとしても、ほおっておけば再犯して今度は起訴という可能性もあります。すでにそうですが、またまた再犯したら、それこそ目も当てられない。というわけで、村田容疑者が再犯しないことを念じて、この記事を終えます。


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