紙で飛行機・我流雑記

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模型飛行機用・張り線製作の為の極細(0.7ミリ)竹ひご製作法。

2012-10-07 14:02:22 | 模型
極細(0.7ミリ)竹ひご製作法

ソードフィッシュで初めてやってみた張り線ですが、いろいろ考えた末、今回は竹を使いました。でもやはり手で削る限り
作れる細さには、限界があります。市販されている”竹ひご抜き”と言う道具を使っても削れるのは1.2ミリまでみたいで、何とかもっと細い竹ひごができる方法はないか、考え続けて、ひねり出したアイデアを試したところ、これが思いのほかうまくいきましたので,
公開します。(すでに知られている方法でしたらごめんなさい。)

画像(1)百均で買ってきた中華なべ洗い用のササラ、最初から竹を細かく裂いてあるので便利、ばらして材料にします。
画像(2)シャープペン0.7ミリ(これも百均、)、ここで重要なのがペンの先をサンドペーパーで研いでやること、・・・私はグラインダーを使いましたが、いわば先っちょを、パイプ状の刃に加工するわけです。これがなまくらだと話になりません。紙に押し付けると簡単に穴が開くくらいの鋭さに仕上げます。ただし、耐久性は有りませんから、竹の質にもよりますが、作れる本数には限りがあります。
同じように作った0・9ミリのシャープペン先を通した後、0・7ミリに通すと成功率が上がります。これは竹ひご抜きの使い方を参考にしました。
ほんとはもう少し細く削れる竹ひご抜きがあれば、それで万事、解決なんですが・・・。
画像(3)竹材を細く裂いていきます。
画像(4)材の端を細く尖らせて・・・
画像(5)外したシャープペンの先に差し込んでいきます。
画像(6)先が反対側からつかめるくらいまで・・・。
画像(7)そのままつかんで引っ張ると切り出された竹の切りくずが指に刺さりそうになるので、穴をあけた遮蔽物(ここではプラの物差しですが。)を間にかませて・・・
画像(8)歪まないように真っ直ぐ引っ張ります。
画像(9)出来上がり。

ササラでは作れる長さに限界がありますが、市販の竹ひごでも同じことは出来るはずですので、興味のある人は試してみてください。
あと、やってみた感じとして、さらに細い0.5ミリくらいまでは、いけるんじゃないかと思います。細い竹ひごを作るには、あまり
乾燥しすぎてない竹の方が、良いという情報もありまして、とにかくいろんな竹で試してみることだと思います。


・・・・次回作る複葉機はこれを使って更なる完成度を目指します。。・・・
PS・・その後0.5ミリに成功、さらに0.4、0.3のシャープペンがありましたので挑戦してみましたがあえなく失敗。竹が削る際に掛かる力にたえられないみたいで・・・0.5ミリが限界であろうと言う結論に至りました。


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