〇〇屋敷問題は、時折、TVの情報番組で取り上げられる。先日は、2階建てアパートの入居者が、外廊下、建物外まで不用品を溢れ出させ大家さんが重機で撤去、それに入居者が激しく抵抗という場面が映されていた。今回、ごみは、外に溢れ出すほどではなかったが、それに近い一戸建てに取り組む機会があった。物件は、親族名義の貸家だったが、借家人は、賃貸契約更新に応じず、不動産業者も手を引きそのままになっていた。玄関(内側)に段ボール箱を重ね出入りが出来ない(出入りは勝手口かららしい)。3台の廃棄自転車がバリケードのように置かれている。日中、窓を開けることがなく、ベランダはブルーシート、窓は破れかけたカーテンで目隠した状態。3年前、風呂のガス釜交換(借家人の申し出)に入った業者が、「中が腐れている」と建物内が相当傷んでいることを言われていた。以降、大家は、以上のこともあり、使い方が好ましくないので、修理については自分でされたい。契約更新もされてないので退去して欲しいと、借家人に口頭で何回も申し伝えていた。しかし、口頭では全く、応じる気配がないため、退去を通告する内容証明郵便を昨年から、送り続け、ようやく、退去に応じることになった。住宅内部は、惨憺たる状況で、天井まであるごみは、ミルフィール状に積み重なっているというよりは、大小の段ボール箱に、詰められて重ねられている状態で、中には、液体状のものが滲みだし、腐っているものがあった。大型トラックその他で搬出が行われたが、段ボール箱から中身を取り出し、袋に入れ、処分場に搬送という流れを何回か繰り返し、2日間にわたり作業が進んだが、最後まで終わらず、残りは、本人方にやってもらうことになった。残りの分は、市のごみ回収日に出すということだったが、遅々と進まず、最後は、私が、現場に朝駆けし、当事者が来ているのを確認し、私自身が、強く介入、集めたごみ袋を集積場所に搬出。未分別のゴミは、袋にまとめて、転居先に持って行ってもらいようにした。交渉中、いろいろあったがあったが、ようやく鍵の返却、退去届に必要事項に記入してもらい決着した。作業中、腐った床を踏み抜き、危なく転倒するところだったし、タイベックスを持参、着なかったのは不覚だった。
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