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評価5
再読(前回2017年6月1日)。
①富嶽百景
②懶惰の歌留多
③八十八夜
④畜犬談
⑤おしゃれ童子
⑥俗天使
⑦駆込み訴え
⑧老ハイデルベルヒ
⑨走れメロス
⑩東京八景
超有名な表題作を含めた10作品。
再読ではあるが7年ぶりに読み終わった正直な感想は「太宰治の作品はなんて読みやすいんだろう」。昔の、しかも大御所の本は読みづらい、難しいとの先入観をお持ち方も多いだろうが、全くそんなことはない、スラスラ読めるし面白い。
私小説的な作品が多いけれど、犬嫌いの私にとっては「畜犬談」が一番面白かった。
「駆込み訴え」はキリストを裏切ったユダの物語。
太宰治、奥が深い。
明日6月19日は太宰の命日とされている(誕生日でもある)桜桃忌である。
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