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模倣犯(1)ー宮部みゆき

2024年04月03日 | 読書


評価5

再読(前回2019年3月28日)。
東京の下町の公園で女性の右腕を塚田真一(高校2年)が見つけたことに端を発した連続女性誘拐殺人事件をめぐる重層的なミステリー大作。

両親と妹が殺害された事件に続いて悲劇の目撃者となった真一を追うジャーナリストの前畑滋子、真一の両親・妹を殺害した父の減刑嘆願書への署名を求めて真一を付け回す樋口めぐみ、孫の古川鞠子が殺害されたことを知ってからも冷静な判断力で捜査に協力を惜しまない有馬義男(72歳)、犯人を追い続ける警察官の武上、秋津、坂木たち、この人々と犯人たちの動きから目が離せない。

真犯人と思われる人物が幾度となく浮かんでは消える中、犯人はマスコミを手玉に取り世間を敵に回して楽しんでいるかのような行動を垣間見せる。そんな中、群馬県の山中で交通事故死した「高井和明と栗橋浩美という男二人組が真犯人である」との見方を捜査当局は強めるのだった。

いやーっ!
怒涛のミステリー!
頁をめくる手を止められない!

さーっ!次!次!

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