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椿山課長の七日間ー浅田次郎

2025年01月11日 | 読書


評価4

再読(前回:2017年6月14日)
2025年の初読みは8年前に読んだ浅田次郎作品。
実はこれが浅田次郎との出会いとなった物語だった。

死者が現世に蘇るお話。
主人公は3人、メインはデパート勤務で突然死した椿山和昭課長さん。2人目は人違いで殺されたヤクザの武田勇。最後の一人は小学低学年で交通事故で亡くなった根岸雄太君。3人は時間限定で現世に蘇り、自分のやり残した想いを遂げようと行動する!

8年前に読んだ時は、それぞれセクシー美女、美少女、ダンディな紳士となって甦って現生の人々との間で繰り広げられるドタバタが楽しかったのだが、浅田作品をいろいろと読んだ今となっては「浅田ワールド」が随所に散りばめられていることを改めて実感。

「テーマはそこにあったのですね!」っていう感じ。
家族の絆を探す物語でした。

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