どういうことに注意して算数の授業を受けてもらえばいいの
についてお話ししたいと思います。
①計算力
どんな問題でも最低限の計算力は必要になります。
以下に示す数値は、
まずは、暗記しておいてほしい数値、それは、分数から小数、
また、円周率3.14の計算も一桁倍は覚えておきましょう。
3.14×1=3.14
3.14×2=6.28
3.14×3=9.42
3.14×4=12.56
3.14×5=15.70
(
3.14×6=18.84
3.14×7=21.98
3.14×8=25.12
3.14×9=28.26
なぜ覚えなくてはいけないのか。
それは、
見たことある数値だな。あれ?見たことない数がでたぞ。
と、テストを受けているときに、自問自答しながら解いていくと、
自分で計算ミスに気付けるようになってきます。
②文章をよく読む
この言葉は、1月の受験直前期、
解くことに夢中になってしまうと、どうしても「読みミス」「
をしてしまいます。
とにかく、
では、どういうところで間違えてしまうのか。
例えば、
(1)101を割ると5余り、
という問題と、
(2)7で割ると5余り、
という2つの問題があるとします。
この問題でよくあるミスが、「を」と「で」の読み間違いです。
割る数を出すのか、割られる数を求めるのかが違うのです。
(1)101を割ると5余り、135を割ると3余る数の中で最も
(2)7で割ると5余り、5で割ると3余る整数の中で一番小さい
似ている問題ですが、「を」と「で」
(1)を式に表してみると、
101÷□=△…5
135÷□=〇…3
(2)を式に表してみると、
□÷7=☆…5
□÷3=◆…3
(1)と(2)で違うのは、□の位置です。
A÷Bを日本語にしてみると「AをBで割る」と言いますよね。
つまり、「~を」の~には、A=割られる数、「~で」の~には、
「を」と「で」で全く違うんですよね。
この「を」と「で」の違いは、
算数的には、倍数を求めるのか、
A=割られる数を求めるときは、倍数です。
B=割る数を求めるときは、約数になります。
では、(1)を解いていきましょう。
101÷□=△…5
135÷□=〇…3
101-5=96
135-3=132
この2つの数はともに割り切れる数になるので、96と132の公
右図の連除法で解くと、
つまり、2×2×3=12←最大公約数
12の約数=〔1,2,3,4,6,12〕
で、余りの5と3より大きい数字でなくてはいけないので、
その中で一番小さい数は6
次に(2)は、
□÷7=☆…5
□÷5=◆…3
□が割るの前にあります。
つまり、□は割られる数なので、倍数を求めることになります。
また、この問題はもう一つ解くポイントがあります。
それは、7-5=2、5-3=2となり、割る数―
そこに注目し、まずは、7と5の最小公倍数=35を求め、
35-2=33
この「を」と「で」
③「もし」「~すると」の言葉に注意
問題:AはBの5倍のお金を持っています。もし、
という問題があるとします。
結局聞かれていることは、Aが持っているお金、つまり、
「もし、~~あげると」とあるように、まだあげていません。
まだ推定です。あげるとそうなるけど、
現在の所持金を答えなくてはいけません。
大したことない問題かもしれませんが、
では、解いていきましょう。
AとBの和は、
比を求めて、和に注目します。
①=150円なので、Aの所持金は、⑤=150×5=750円
大丈夫だとは思うのですが、
問題を解いているときは、
簡単なところでまちがってしまうということがあります。
言葉は大事ですね。
ちょっとした部分もしっかりと読み取って、
心がけていきましょう。
授業では、そういった細かいミスを見逃さないよう、
つっこみを入れていきます。
「文章を読む」「問題文をしっかりと読む」
算数の勉強の躓きを一緒になくしていきましょう!