回は、算数の文章題の仕組みについてお話いたします。
以前のブログで、「問題文をしっかりと読む」
その「しっかりと読む」
算数の文章は、大概、
条件
↓
操作
↓
問いかけ
の順番になっています。
問題を解くときに、この3つ「条件」「操作」「問いかけ」に分け
例えば、
「リンゴとかきを8個ずつ買って1760円はらいました。
という問題で、
まず1文目の、「リンゴとかきを8個ずつ買って1760円」これ
この文章を、
「リンゴとかきを8個ずつ買う」のと「リンゴとかきを8個買う」
違いますよね。
「8個ずつ」なのか「8個」なのかを読み取っているか。
「8個ずつ」ではなく、「合計(とは書いてないのに)
「ずつ」という、たったの2文字ですが、
そういった部分に目を光らせて解いていけるかということが「
「持っていたお金がいくらかあまりました。」(
次に
「そのお金でリンゴをもう1個買うには20円たりず、
これは、操作に当たります。
もっていたお金をどうこうするとこうなりますよという、
ここで手を動かすことが重要です。
持っていたお金がそもそもわからないので、□とすると、
条件より、8×リンゴ+8×かき=1760円
操作より、9×リンゴ+8×かき=□+20円
8×リンゴ+9×かき=□-40円
こういう式が出てきます。
ここから、この式を見比べて、リンゴ1個増えるのと、
20+40=60円の差が出てくる
ということに気付けるかがポイントになります。
わかったこと
① りんごとかきの1個分の値段の差が60円
条件より、8×リンゴ+8×かき=1760円
⇒ この式の全体を8で割って 1×リンゴ+1×かき=220円
わかったこと
② リンゴとかきの1個ずつの合計が220円
①,②より、りんごとかきの和と差がわかったので、和差算!!
和差算と聞けば、
(わかっているという前提で今回はお話をしています)
220+60=280
280÷2=140円・・・リンゴ
140-60=80円・・・かき
最後に、「リンゴは1個いくらですか。」という問いかけが来てい
そこをチェックし、リンゴの値段、140円と答えれば正解です。
最後の段階でも、やはりちゃんとチェックをしましょう。
「リンゴ」を聞かれているのに「かき」
答えが出たからといって安心せず最後の「問いかけ」
もう一度最後の「問いかけ」を確認です。
「速さ」や「場合の数」「数の性質」「規則性」
問題文の「条件」「操作」「問いかけ」
この3つを読み取るようにしましょう