中学受験総合~大日本帝国の楽しい家族団結力

中学受験算数~大日本帝国の楽しい家族団結力

スペース間隔を考えて計算しよう 愛する祖国愛する家族愛する夫婦

2020-11-11 06:51:56 | 日記

「計算」に的を絞ってお話しいたします。
計算ミスをなくすためには、
計算スペースをうまく取るという感覚を養うことです。

どういうことかと言いますと、
計算力は皆、高い水準を持っています。
しかしながら、テストでは数値の見間違いや繰り上がり、繰り下がりミスを起こしてしまい、
「うちの子、必ず【1】で1問落としてしまうんです」
というご相談を多く受けます。

今まで、私もあらゆる計算問題集、小学校で習う計算方法など
人に聞いたり調べたりして、計算力を上げなくてはと問題を解かせることに注力していました。
しかし、ある時ふと、実際自分の担当させていただいている生徒さんのやり方を見ていて
あれ??と思ったことがあったのです!!

それは、

スペースの取り方の感覚が下手な子がいるということです。

下の例で、
【資料1】では、生徒さんが実際に受けたテストの一部です。
3月の時点でまだ、式と式の間に計算した数値を小さく書き込んでいたり、
覚えるべき数値、例えば、1/8=0.125をパッと変換することができず、125/1000を約分した跡が
残っています。しかもそれを細い行の隙間にやってしまっていますね。問題の字と
自分の字が重なってしまっています。
かなり計算力はある生徒さんでも、まだ3月の時点では覚えられていなかったのか、
不安だからやったのか、どちらかでしょう。
③の問題では、右の余白にそれぞれの式を書いて計算しているのは良いと思います
ただ、途中で終わっている? 諦めてしまったのか、最後までの計算がありません。

【資料1】

計算 スペース1

そして、【資料2】は、同じ生徒さんで6月に行われたテストです。
少し成長が見られます!

①は、16が両方の式に共通しているので、16でまとめて、16×(18+12)=16×30です。
途中で気が付いていますね。良かったです。
②もしっかりと右の余白に書いてますね。ただ、「30」が31なのか30なのかが見えにくいですね。
しかしながら、余白をうまくつかうということは意識しているように思います。
③も、どことどこの式がつながっているかがわかるように区切りをつけてますね。
その部分だけを計算して後でまとめるということができています。
授業の中で指導していることを、ちゃんと再現してくれた時は、間違っていても
褒めてあげます。「意識」することが大事です。常に「意識」していれば、
繰り返し、繰り返し、こちらも指摘していきますし、それが、最後ちゃんと
できるようになればいいのです。

【資料2】

計算 スペース2

学校によっては、計算スペースが本当に少ない学校もあります。
女子学院などが良い例かもしれません。ほとんど書くスペースがないので、
やはり計算力を上げるために、暗記しておくべき数値や工夫すべき計算はそのまま計算しない
など、徹底して技を磨く必要があります。

学校別の対策はありますが、
まずは、組分けテスト、公開模試で、計算スペースをうまく活用することを意識していきましょう!

左のスペースが空いているのに、なぜか右端にちょこちょこっと書いてしまう生徒さんもいます。

「なぜ右隅に書く?」
「左のスペース、いっぱいあいているよ。」

こんな会話を授業のなかで行っています。

ご家庭でもお子様のテストを確認してみてください。
もしスペースを活用できていないのであれば、
まずはスペースを有効活用することからはじめてみましょう。
次の組分けテスト、さぁ頑張ろう!



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