N進法を使う問題で、
ただし、部屋番号に「4」と「9」の数字は使っていません。
例えば、1号室、2号室、3号室の次は5号室になります。
このホテルには何部屋あるでしょうか?
このような問題です。
これは「4」と「9」という2種類の数字を使っていないので、
しかしこのまま解説しても面白くありませんので、
使っている数字も地球のようなアラビア数字ではなく、
ドクター星の数字と地球の数字の翻訳表は以下の通りです。
ドクター星人から次のようなメッセージが届きました。
「◎☆□」
これは地球で使われている十進法に翻訳すると、
この問題を考えていきましょう。
決して遊びではなく、
まずは、宇宙語を翻訳するところから始めましょう。
宇宙語の「◎☆□」は地球の数字に置き換えると「254」
次に、八進法から十進法に変換する作業をします。
今はまだ宇宙語から地球の数字に翻訳した段階ですので、この「
64×2+8×5+1×4=172
が答えです。
解法の流れをおさらいすると
①宇宙数字を地球数字に置き換える
②八進法を十進法に置き換える
という2段階で解いています。
では、冒頭の例題1に戻るのですが、
例題1の文章表現だけ少し変えた問題を出題します。
つまり下の表のように数字を使っていました。
ホテル星人から次のようなメッセージが届きました。
「85」
これは地球で使われている十進法に翻訳すると、
このように表現を変えたらどうでしょうか?
先ほどのドクター星人の場合と同様の手順で解いていきましょう。
つまり、
ホテル数字の八進法→地球数字の八進法→地球数字の十進法
という2段階で置き換えていきます。
ホテル数字の「85」は上の表に従って地球数字に置き換えると「
これは八進法ですので、十進法に置き換えます。
8×7+1×4=60
より、ホテル星人からのメッセージである「85」
さてお待たせしました。冒頭の例題1を再掲します。
ただし、部屋番号に「4」と「9」の数字は使っていません。
例えば、1号室、2号室、3号室の次は5号室になります。
このホテルには何部屋あるでしょうか?
この問題が、例題3のホテル星人の問題と同じだ! と気づければもう大丈夫です。
生徒は自力で答えを出すことができますので、
まとめます。
「~と~の数字を使わない」という問題は、特殊なN進法です。
ここから二段階で変換します。
特殊なN進法→普通のN進法→十進法
の順番で置き換えます。
この根本原理が分かれば、もう怖くありません!
一見難しそうな問題も分解できれば攻略できます。
令和二年十月