メルフのものづくり-ダンボール作用点

カッティングプロッターを駆使して作るパッケージやダンボール製品の新商品開発プロセス、日々の記録です。

ダンボール作用点 <他人の設計した箱から図面を引っ張るのは、大変だ!>

2013-07-01 19:55:11 | Weblog
今日から7月!!!

営業が新規でケースの見積り依頼を取ってきたので、現在使っているケースの図面を起こしていました。

元のサンプルがあるから寸法もすぐ分かって簡単やと思いでしょうが、実は結構面倒なことことです。

組立ったケースから寸法を測るのは、なかなか難しいです。特にダンボールの場合、段があるので、本来折れ曲がるラインとずれて曲がってしまうことが多々あります。それを他の部分を測ったりしながら確定させなければなりません。

部分がきちんと測れても、全体でみると誤差が生じてることがあります。木型で抜いている場合が多いですが、その木型の精度であったり、罫線がくっきり入っているかであったりが原因になります。もちろん湿度によってもびみゅに変化するでしょう。

設計の癖は、設計者それぞれによって変わってきます。それを意識して全体をとらえ直すのは、なかなか大変です。

ひとつの部分を確定するには、数か所寸法を測る必要があります。

のり貼り部分を開いて寸法を計測出来ない場合、いかに測るかも考えていかなければなりません。

シリーズになっているにかかわらず、製造時期が違ったためか、細部が異なる場合もよくあります。さらには展開した場合の向きが180°違うかったりすることもあります。それをみんな同じにするのか、そのままで違ってもいいのか、判断に悩みます。営業に相談するようにしています。

という感じで、そんな図面引きが9点もあり疲れました。無事受注ももらえれば、疲れも吹っ飛ぶでしょう。ここからは営業に頑張ってもらいましょう。




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