メルフのものづくり-ダンボール作用点

カッティングプロッターを駆使して作るパッケージやダンボール製品の新商品開発プロセス、日々の記録です。

ダンボール作用点 <学生さんの卒業制作に思うこと>

2014-01-23 13:41:11 | Weblog
学生さんの卒業制作用のカットも何とか終わりました。

毎年綱渡り状態でヒヤヒヤ状態なのですが(私は、内心はヒヤヒヤしてなかったりします)、今年は営業のサンプル依頼分も見事にバッティングしたので「ちょびヒヤ」だったかもしれません(他人事みたいですね)。今まで修羅場を超えてきたつもりなので、いろいろ策はあります(笑)。

今年は、学生さんが熱心に設計してくれました。だんだん図面がよくなっていくのは、見ていても素晴らしかったです。現物のサンプルが満足でない状態で、かなり試行錯誤してたのではないかと思います。

よくこんなことに気がつくなという箇所もありました。じっくりサンプルを観察して、そこから何かを気付き、設計を修正していったのだと思います。

複雑な形になれば、当然組立方のことも考えなければなりません。それは画面上でもなかなかできにくい頭の中の作業がメインになります。どういう風に組み立てるのかは聞いていなかったのですが、私が考えたのとは180度違っており、頼もしさも感じました。

ものづくりに答えはないので、自分で探さなければならないことばかりです。そういうことを実践されていたのでうれしくもありました。それはカットすることよりも重要なことですね。

社会に出てしまうと、コストや時間に追われ、さらには上司や得意先の意向を聞かなければならず、自分の考えとギャップを感じストレスになることもあったりします。学生という時に自分の考えで好きなようにものづくりができるのは、その人の今後のものづくりに大きな影響を及ぼすです。そういうことが積み重なって日本の将来にもつながるんではと思います。

毎年学生さんが卒業制作のために来られるのですが、私自身が勉強させてもらってるなとつくづく思います。若者たちの力の発揮をじっくり待っていたいと思う今日この頃です。その中に混じって私も持てる力を出したいです。


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