メルフのものづくり-ダンボール作用点

カッティングプロッターを駆使して作るパッケージやダンボール製品の新商品開発プロセス、日々の記録です。

ダンボール作用点 <機能を満たして、簡単で、安く、というようなものは、そんなスッと出てきませんよ!>

2024-09-06 08:36:24 | Weblog

まだ暑いです。(当たり前!)

 

新しい構造を作ったりすると、「難しいやん!」(だからダメ!)と言われることもあります。

というか、そういわれるのは多いな。

機能を満たして、簡単で、安く、というようなものは、そんなスッと出てきませんよ!といいたい!(笑)

紙が出来て4000年!(知らんけど!)、ダンボールが出来て200年(知らんけど)。

その中で、3日ほどで「これは素晴らしい!全部満たして完璧!」というようなものを期待されてもねぇ。

設計をするにあたって、足し算と引き算があると思っています。

足し算は、初めにシンプルなものを作って機能を増していく考えです。

逆に引き算は、初めに少々複雑でも機能を満たしたものを作って、そこから削っていく考えです。

足し算か引き算かはケースバイケースですが、僕は引き算型で考えることも多いです。

なので、少々(と言うかかなりの時もあり)組立が難しい時があります。でも機能を満たしている感じです。

それを見てもらった時に、「難しいやん!」(だからダメ!)じゃなくて、そこからどうできるのか?どうした方がいいのか?どこまで機能的に我慢できるのか?などと、指摘を元に進んでいけたらと思います。

その上で、もちろん「これは先が見えない!やっぱりだめだ!一からやり直そう!」ということもあります。

「難しいやん!」(だからダメ!)と言ってしまうのは、それこそ見方が一辺倒しかないですね。

少々難しくても、機能的に満たせるので、組み立てが分かりやすい方に工夫してみようとなるし、一部の機能だけ残して、他はもっと簡素化してみよう、となるし。

そうやって、すぐに全部満たして完璧なものが出来なくても、少しずつ正解に近づけるように持っていくようにしたいです。

でわでわ。

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