ダンボール作用点 ＜クリスマスツリーとリハビリ＞

まだ続くクリスマスツリーネタです。

私の知人の紹介で、神戸にある「適寿リハビリテーション病院」に（大）サイズのクリスマスツリーを昨年１２月に提供させていただきました。先日、その時のお礼状や写真が届きました。（病院の理念はもちろんのこと建物も素敵です）

週１回のグループレクリエーションのクリスマス会でビンゴゲームをした時に、プレゼント交換の飾り棚として使っていただきました。部屋の中央にツリーを置き、その周りに患者さんに座ってもらい、ビンゴになった方から順にプレゼントをツリーから取ってもらうというやり方です。

どんな様子だったか、手紙の一部を紹介します。よく分かると思います。

「歩くことが出来る方はツリーをぐるりと回って選んだり、また覚醒がぼんやりされている方も、プレゼントに興味を示して手を伸ばしたりと、クリスマスの雰囲気を楽しんでおられました。リハビリの視点からも、楽しみながら自らの意思でプレゼントを選んだり、手を伸ばす動作、狭い空間をつまづかないように歩く動作、棚の下をのぞきこむような中腰の動作など、普段のリハビリ中のよりも自然に効果的な動作をツリーが引き出してくれました」

いかにもリハビリの訓練ではなく、「自然に効果的な動作が出来る」という作用があったようで、私たちもうれしいです。単に飾り付けをするのかなぁと思っていましたが、新しい用途開発をしていただきました。リハビリには、作業療法士と理学療法士といった方々がおられますが、今回は作業療法士さんたちが工夫してこのような使い方を生み出してくれました。ありがとうございました。

また新たに何か出来たら、また使ってもらったりしていただきたいと考えています。

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