芽室西中学校だより

芽室西中学校の生徒の活動の様子、給食のメニュー、季節の移ろい・・・などなど折に触れご紹介しています。

道徳をDO U TOKU?

2019年01月22日 16時00分25秒 | 授業の様子

6時間目に、二つのクラスで道徳の校内授業研が行われました。

一つ目、1年B組では、「広い心」について考えました。

資料は、「二度と通らない旅人」でした。

ひどい嵐の夜、山中の一軒家を旅人が訪れました。

旅人は、一晩泊めてほしい・・・水をいっぱいだけ・・・と頼みましたが、

父親はそれを断ります。

この家の娘は病気で寝込んでいました。

それを知った、旅人は薬だけを残して去って行ってしまいました。

娘の病状はその後悪化し、医者も匙を投げてしまいます。

藁をもすがる思いで、旅人にもらった薬を飲ませると、

娘はみるみるよくなり、きれいな女性へと成長し、裕福な家庭に嫁ぎ幸せになります。

父親は、あの時、旅人に対してとった自分の行動を、

ずっと後悔し続ける・・・というようなお話でした。

このお話を聞いて、どんなことを感じたでしょうか?

あなたならどうしますか?

 

二つ目、2年A組では、「働くこと」について考えました。

資料は、「われ、ここに生きる」でした。

このお話は、道東霧多布に赴任した、道下俊一医師の実話です。

彼は北大医学部を卒業後、結婚し、医学部の研修医として無給で働いていました。

貧しいながらも、医学博士となって札幌で開業する夢を持ち、妻もその日を心待ちにしていました。

そんな彼に、道東霧多布への話が持ちかけられます。

村では、様々な病気を持った患者が彼を頼ってやってきました。

あるとき、村に赤痢が蔓延し、彼はそれに立ち向かい、村を伝染病から救います。

そんなことがあり、すべての村人から信頼されるようになりました。

始めは、一年間だけだったつもりが、村人たちから懇願され、二年、三年と月日が経ちました。

医学のへの道をあきらめていなかった彼は、努力の末医学博士の資格を得ます。

ようやく札幌に帰って開業できることになったとき、彼は、村を去るか残るかの選択に迫られます。

もう、村にとって彼は欠かすことのできない、大変大きな存在でした。

家族の反対にもあいながら、彼は、

「人間は自分の魂に忠実に、自分に恥じない生き方をすることが大切なんだ。」

と村に残る決心をしました。

妻もそれを受け入れました。

2年生は、今年度、総合の時間で職業体験学習をしています。

きっと、今日のお話を聞きながら、その時のことや、自分の将来のことなどを思っていたことでしょう。

一時間、どの生徒も真剣に考えていました。

あなたは、この道下医師の生き方をどう思いますか。

 

 

 

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