飛んでは行けないけれど

もう心の準備は出来たかな・・。

これまでのように、近くで番犬として見守れなくなったけど・・。

心に不安を感じた時、君には今でも遠くから見守っている涼風っていう犬が居ることを思い出してほしい。

あまり役に立たなかったけどね。

いつかまた、あの「下」で美味しいドックフードを少しでいいから食べさせくれよな。

でもね・・。

一番美味しかったのは、あのプラ箱に入ってたやつなんだ。

ご主人さまが手作りで作ったやつだからね。

どんなものよりも心に沁みたし、あの美味しいって言ってたクッキーより美味かったのには驚いたよ。

また、ご褒美で食べたいなんて我儘いっちゃいそうだ。

 

何かあっても飛んでは行けないけど、一飯の恩義は忠犬として絶対に忘れないよ。