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ひまわり8号打ち上げ成功

2014年10月07日 | 防災

次世代の気象衛星「ひまわり8号」が、10月7日午後2時16分、鹿児島県種子島宇宙センターからH2Aロケット25号機で打ち上げられ、無事に起動に入ったことがニュースで紹介されています。

 

 

これによって期待されるのは、これまで以上に台風情報、豪雨をもたらす積乱雲の発達を観測することが出来るということです。

 

 

撮影できる赤外線の波長も3種類(赤・青・緑の光を認識)に増えるため、高度3000メートル前後の大気中の水蒸気の量なども新たに立体的に観測できるようになるということです。

 

 

これまでは赤外線が1種類で高度7000~8000mしか計測できなかったのが、8号ではもっと低い3000mところまでの範囲を計測できるということです。

 

 

また撮影画像の色にも違いが出ています。

 

 

ひまわり7号ではモノクロであったものが、8号ではカラーになり、黄砂や火山ガス等が認識できるとのことです。

 

 

ちなみに現在の「ひまわり7号」が30分に1回撮影なのに対し、「ひまわり8号」は12倍の2分半に1回となるので詳しい観測が可能になります。

 

 

参考となるデータとして

 

 

ひまわり7号の予報観測データ

赤外線1種、モノクロ

火山ガス、黄砂は観測不能

データの誤差範囲

24時間後の予報は、およそ90キロ

48時間後ではおよそ150キロ

72時間後では200キロ以上

 

 

 

ひまわり8号の予報観測データ

※台風の進路の予報の精度が向上、カラー化、赤外線3種

火山ガス、黄砂観測可能

データの誤差範囲

24時間後の予報は10キロ

72時間後の予報は20キロ程度(改善できると期待)

 

 

格段に違います。

 

 

今回の打ち上げによって更に情報精度が高まり、国民の暮らしの安全が確かなものになります。

 

 

気象情報は時として1分1秒を争うものです。

 

 

危険回避行動において、これらの精度の高い情報提供が時として命を助けます。

 

 

精度のより高いものを今後も打ち上げて欲しいと願います。

 

 

ところで昨日(6日)の台風18号について賛否両論があるようです。

 

 

避難勧告、避難指示が物凄く出ていることに対してなのですが、今回から特別警報として発表形式が変わったことがその要因の1つになります。

 

 

私はそれでも亡くなった人がいること。

 

 

そして怪我をした人もいたこと。

 

 

決して大げさではない状態であったということ。

 

 

あくまでも最終的には自己の判断によって危険を回避しなければならないということ。

 

 

それが命を守る行動であると信じて止みません。

 

 

また、報道によって人が何人怪我をして、何人死んだなんて痛ましい事故の数値を期待していません。

 

 

危険回避の行動原則は、大きく捉えて小さく収めることです。

 

 

リアルな人の命は死んだらそこで終わりです。

 

 

ゲームのようにリセットできません。



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