良き将来、良き社会人としてのお手本

3月に入り、早咲きの桜も咲き始めました。

この時期は、学び舎から多くの子供たちが巣立ち、次の学校生活や、新社会人となる時期でもあります。

企業では、異動を命ぜられた社員が引っ越しの準備で大変となります。

桜が咲き乱れ、花が咲き乱れ、人生の期待感を感じることができるので、四季の中では一番気持ちが高揚する時期かもしれません。

そんな中、真逆の不幸なことが発生しました。

世の中には不幸なことが沢山あります。

今日は学校(中学)に関わることで、また不祥事案が某所で発生したというニュースがあったので「涼風」として意見を述べたいと思います。

先ず初めに、中学生という年齢と心の育成度合いについては未熟であるということ。

大人、それも先生という立場で何か言われただけでも動揺するという事実。

未成年者を社会が守らなければ、私たちの未来は暗いということです。

 

何があったのか・・・。

概ねこうである。

 

三者面談に当日、子供が現れず、自宅で自殺しているのを親が発見した。

生徒は親に対して、前に学校の窓ガラスを故意に割った事実があり、それが主たる理由で自分の公立受験が失敗した時に保険として決まった私立を1本とする「ゲタ(加点)」約束が学校長から貰えない。

親は窓ガラスを割ったことが、それに相当するのはおかしいと思い学校に問い合わせると万引きを1年の時にしたデータがあり、今年度からは「3年の中で」問題となった場合から、「過去3年間の中(通じて)」でという大変厳しい懲罰的行為を科していることがわかった。

この意味は、良くある犯罪行為を罰する規定の中で、「過去5年間の中で」ということを、中学生は3年間ですから、そのまま3年間に置き換えたものと考えます。

少なくとも、「3年生の中で」という規則が妥当だったと私は思います。

また、日本の中でこのルールが妥当なのか、適正なのかという問題です。

都道府県ルールではなく全国統一なのでしょうか。

全く時代錯誤で馬鹿げているとしか言えません。

子供は親に推薦枠が貰えない本当の理由がバレ、それを苦に自殺に追い込まれたようです。

自殺しなくてもいいじゃないか。

そういう意見もあろうかと考えます。

しかし、親に期待される子供ほど、親の落胆した顔を見ることがなによりも不幸なこととして、その選択をすることがあるかと思うのです。

私や「伝説のみーちゃん」みたいに我が道を勝手に歩く人間には、到底その選択肢はありません。

でも、人間は様々な感情を持っていることだけは知っています。

自分と同じように接していては駄目になる子もいます。

失敗を社会の糧にすること。

そんな失敗を絶対にしてはならないこと。

させないこと。

親と先生が示してあげれなかったのでしょうか。

勉強と失敗しないことだけでは、それしか対処できません。

失敗した時のこと、失敗は世の中に沢山あること。

失敗学ということを大企業ほど重要視していること(失敗は良いことではありません)。

(気になる方はも「失敗学」で検索してね。)

圧倒的に「良い子の集団」である教師の集団では、悪いことをしようとした「心理」の謎解きは不可能でしょう。

何がそうしたかと言えば、事務的な、ずさんな管理。

教育委員会からの評価。

これを第一に考えていること。

背景には誤って入学させると学校(高校)のイメージが悪くなるので、それを避けるたです。

よって、一度でも悪いことをした人間は「ゴミ」というレッテルを貼り、社会から排除することを意味します。

暴力団を排除し、道徳を教え、更生させて社会で活躍させるという流れではないようです。

 

呆れるのは、実は万引きを本人はしていなかつたこと。

PCデータの誤入力のようです。

示談が成立したこと。

どこの店舗でどのように対処したのか。

そんなデータを書き込んでいれば、この不幸はなかったでしょう。

だって氏名を書き込み、父兄の指名を書き込みますから。

このことで、いかに「一行的な文書(箇条書き)な事務的管理だったのか判明しました。

(事務的とは「結果だけ記す」という意味です。)

このデータを信用した先生(担任)は本人に聞き取りを事前に行い、本人を問い詰め、中学生の子は、あやふやな態度をとってしまいます。

大体、面談の資質が若い担任に備わっているとは思えませんね。

良くある(あってはなりませんが)、警察官の取り調べ時に威圧的態度に疲れ、「はいっ」と言ってしまう、誤認というケースです。

亡くなった生徒の命は戻りません。

良き将来を誰がつくるのか。

良きお手本は誰が示すのか。

昔の先生の中には多く居たようですが、現在はどうなのでしょうか。

校長先生がPTAで知り合った女性保護者とメル友になり、男性陰部の写真を送っても、お咎めなく職に就ける時代です。

強者を守り、弱者は徹底して罰すること。

これを社会の経験として学びます。

そして子供たちは、「ばれるから悪い」ということを学びます。

陰湿な性格を育成している場所には、なって欲しくないです。

どんな社会を構築するのか残念です。