パリに戻る列車の中から、ブルーノ夫妻に列車に乗り遅れ、戻る時間が遅れることを電話で告げた。詳しい話はせずに。
列車の窓から、訪れたバスクの町の駅(ビアリッツやバイヨンヌなど)を確認しながら、まずはボルドーへ。
ボルドーまでの列車は在来線だった。
日本のように横並びの座席がフランスでは新鮮。こんな感じの列車↓
ボルドーで乗り換えるとき、2012年にパリのシャンソニエ「ラパン・アジール」のピアニストのアンリ・モルガンさんと一緒にボルドーに来た時、体が弱っていた彼が、その時ちょっと腰掛けていた鉄柵を見たくて外に出た。
もうそこに、いやこの世に彼はいない。しかし鉄柵はあった。さみしい限りだ。それを写真に収めた。
カヌレを見たりしても,、もう買う余裕もなく、遅れてはいけないので、パリ行の列車を待った。
こうして、ボルドーで予期せぬ時間ができ、アンリさんを思い出せたのも何か不思議なものが感じられた。