いよいよ、今日でお別れ。
マルチーヌにもお世話になったので、お昼はごちそうしたいと言ったら、ヘルシー志向なので、すぐ近くにあったインド料理はどうかと言ったが、私は辛いものが苦手なので、以前ミッシェル夫妻と行って、美味しかったベトナム料理の店に行くことにした。
小さな店だが、いつも行列ができている。
ミッシェルさん曰く、「お店の中は快適ではないけど、美味しいんだ」というその店は、
相席で、小さなテーブルに肩寄せ合って食べるスタイルだが、きびきびした店員さんも気持ちがいい。カンボジアから来たという女性だ。
ここで初めて食べたのは、「フォー」ではなく、「ボ・ブン」と呼ばれるもので、私はフォーよりこっちが好きだが、どうやらアジア人はフォー、フランス人は「ボ・ブン」が好きなようで、注文を見ているとわかる。
マルチーヌは、お肉が入っているので、それは残していて、少し残念だった。
そして、家に帰ってケーキを食べようということになり、これも近くに美味しいお店があり、そこで買うことにした。
近くには大型ショッピングモールもあり、レゴで作られた凱旋門やノートル・ダム寺院のディスプレイ↓
このように彼女の家の立地は申し分ないのだ。
でもこの時、彼女の家には洗濯機がなく、いつもまとめて、郊外の双子の妹の一人の家に持っていってるということを知った。
退職後は、1人暮らしの郊外の妹の家とパリのアパートを半々という生活を送っている。
現在コロナ以降は、ほとんど郊外にいるということだ。
クグロフは、その妹さんの手作りによるものだ。
さて、3時くらいになったので、早めに出発しようと思い、タクシーの手配を頼んだ。
隣の小さなホテルの若いカップルの宿泊者が、車を待っていて、聞けば「UBER」というタクシーだった。
とても安いようだが、空港―パリ間は、安いと言ってもそこそこするらしい。
ただ、ドライバーは評価されるので、うまく選べば、ぼったくりなどはなく安心して乗れるようだ。まだ一度も使ったことがないが、そのようなシステムはUBER以外にもあると、2019年の来仏時にも聞いた。
マルチーヌと別れを惜しんで、タクシーに乗り、定刻より早く空港に着き、預入荷物の重量コントロールをしていると、年配のフランス人カップルが隣に来たので、少し話した。日本に行くとのことで、嬉しそうにしていた。
ここで会っただけで、もうフレンドリーな感じではあったが、それが深くなっていくのはある出来事があったからだった。
この時はそんなことも知らず、時間があるので手荷物チェックの前に、お茶でもしようと思い、お茶を飲む余裕もあった。
そして、いよいよ手荷物チェック。
ここから始まるハプニングは、また続きで。
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