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13時発のニース行のフライトなので、11時にタクシーの手配をしてくれた。
荷物の準備は整っているので、それまで時間を利用して、イザベルが近くの公園へ連れて行ってくれた。
エリックはどうも風邪を引いたようで、オンラインでの仕事もあるので、家に残った。
環状道路沿いに歩いたところにあった。
面白いジムの器具があって、大人も楽しめる公園だった。コロナ禍で日本よりかなり規制が厳しかったいわゆる「パンデミック」の頃は、公園にも来られなかったそうだが、その後はこういう公園が大勢の人に利用されていたことが想像できる。
休日にはマリオネットを見られる子供向けの場所もちゃんとある。ポニーなど動物もいる。
フランスの税金は高いと聞くが、いたるところにある花やこういうことに使ってくれるなら文句もすくないのではないか。
さて,そうこうしているうち時間が来た。家に戻り、エリックにも挨拶をした。が、最後のビズ(挨拶のキス)もハグも「風邪をひいているから」という慎重なエリックとは、せずにお別れをした。
ここはパリの南の端なので、オルリー空港までは近い。15分くらいで普通なら着く。
運転手さんの車はトヨタ車で、「パーフェクトだ。」と言っていた。
空港へ行く途中、ガソリンスタンドに長蛇の列ができていた。運転手さんは「昨日も二時間並んだんだ」、「深刻なことね」というと、「本当に、どうにかしてほしい」とぷりぷりしていた。
これは、ガソリン会社のストライキが行われているからで、南仏の友人からも「ガソリンが入れられたらあちこち行けるけどどうなるかわからない」とか「送迎にも影響するかも」とかいうメールが来ていたのだった。
オルリー空港は、2016年ニースから戻った時以来だ。
小さな空港に思えるが、シャルルドゴール空港ができるまで、主役だった空港である。
お昼を簡単に済まそうと、サンドイッチを買って待ち時間に食べた。
パン屋のエリックカイザーが入っている。(日本ではメゾンカイザーという名前で出店している)
この時、大きなスーツケースを預け、手荷物で小さなキャリーを持っていたのだが、ついでだからと、このキャリーも預けてしまったのだった。何も考えずに。
それがちょっとした悲劇?を招くことになるとは知らずに。
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