7月24日 衆議院選挙「一票の格差」8選挙区で2倍以上に NHK試算 | NHK | 総務省
ことし1月1日現在の住民基本台帳をもとにした日本の総人口は1億2488万人余りで、去年よりおよそ53万人減りました。
衆議院選挙の「1票の格差」をことし1月1日現在の住民基本台帳をもとにNHKが試算したところ、次回の衆議院選挙で適用される新たな区割りで、全国で8つの選挙区で2倍以上となりました。
いわゆる「1票の格差」を是正するため、衆議院の小選挙区の数を「10増10減」する改正公職選挙法がおととし施行され、次回の衆議院選挙は新たな区割りで実施されます。
NHKは、総務省が発表した、ことし1月1日現在の住民基本台帳をもとに、新しい区割りでの衆議院の小選挙区ごとの人口を試算しました。
それによりますと、全国289の小選挙区で、
▽人口が最も多いのは「福岡5区」の55万117人
▽最も少ないのは「鳥取1区」の26万4536人でした。
この結果、いわゆる「1票の格差」は、最大で2.08倍となりました。
去年の最大の格差と比べて、0.026ポイント拡大しました。
このほか、
▽「福岡3区」は2.048倍
▽「茨城6区」と「京都6区」は2.038倍
▽「福岡2区」は2.023倍
▽「北海道2区」は2.01倍
▽「宮城2区」が2.002倍
▽「愛知12区」が2倍と
全国の8つの選挙区で2倍以上となりました。
去年の同じ時期の試算と比べて4選挙区増えました。
また、参議院の45の選挙区では、
▽議員1人当たりの人口が最も多いのは「神奈川選挙区」の111万8566人
▽最も少ないのは「福井選挙区」の36万7809人で、
「1票の格差」は最大で3.041倍となり、1年前に比べて0.026ポイント拡大しました。