見出し画像

自然農あさゆふ通信

田畑で自分も育つということ🥒

農のある暮らしから得られるものは、

安全で美味しい食材だけではない。

それ以上に大切なことがある。

 

自然のなかに身を置いて、

作物や、草花、生き物と向き合うなかで、

自分自身が育てられること。

 

野菜の種も、お米の種も、本当に小さいけれど、

そのひとつひとつが、いのちを宿している。

いのちある作物を健やかに育てられるかどうかは、

私の手の貸し方にかかっている。

 

作物が生きるために必要な、

水、養分、太陽、空気、空間、温度…、

そして、時期を見極める。

天候や、草や虫との関係にも応じられるよう、

見守りながら、察知力や智慧を働かせる。

 

必要なことをして、余計なことはしないように。

失敗を繰り返しながら、自分も逞しく育っていく。

 

 

鎌や鍬、スコップなどの道具を使うのは、私の身体。

私もまた、この肉体にいのちを宿している。

いのちを大切にする身体の使い方も、本当に大切だと思う。

 

生きていくためにお金は必要だけれど、

価値の中心には、お金ではなく、いのちを据える。

いのちが観えたら、心は安らいで、今を大切にできる。

 

 

私たち人間は社会においても、

逞しく生き抜いていかなければならない。

社会では常に、他者と関係している。

自分の根っこがしっかりしていれば、

社会の中でも一人でしっかり立っていられる。

 

人に依存したり、簡単に左右されない。

人を自分のほうに引っ張ったりもしない。

確かな足取りで、自分の道を切り開いていける。

 

自然のなかで育むことができるのは、

そんな太い根っこのようなもの。

 

▼田畑で自分も育つということ🥒

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「自然農のある暮らし」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2020年
2019年
2017年
2016年
人気記事