「地下鉄のザジ」のルイ・マルが、ジャン・クロード・カリエールと共同でシナリオを執筆、自ら監督したアクション・コメディ。撮影は「シベールの日曜日」のアンリ・ドカエ、音楽は「軽蔑」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「軽蔑」のブリジット・バルドー、「小間使の日記」のジャンヌ・モロー、「偽りの心」のジョージ・ハミルトン、ほかにグレゴアール・フォン・レッツォリ、クラウディオ・ブルックなど。
父親仕込みのアナーキスト、マリア(ブリジット・バルドー)は、警官に追われながら流れ着いたメキシコの地で旅芸人一座にまぎれこんだところ、折りしも自殺した一座の歌姫の代わりに、マリア(ジャンヌ・モロー)と共にコンビを組まされ、舞台にたつハメに…。