アメリカのマフィアの内幕を描いたマリオ・プーゾのベストセラー小説を、当時32歳のフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化した壮大なファミリードラマ。
イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたビトー・コルレオーネ一族の跡目相続や、世代交代を謀る周囲のマフィアとの間に起こる抗争が重厚なタッチで綴られる。主演はマーロン・ブランドとアル・パチーノ。72年度のアカデミー賞では作品賞を含む3部門を受賞した。日本でも1972年に劇場公開。2004年6月にデジタルリマスター版でリバイバル上映されている。