『君去りし後』 作詞 岡本おさみ
「好もしからざる女」だった君の
監禁された唄をきいていると
酒さえもいらないと思ったものさ
もういちど君が
ぼくの退屈さを盗んでくれるなら
すべての女と縁を切ってもいい
そうさ君のいた頃のこの部屋の扉は
いつだって夜に向かってひらかれて
マネキンさえ踊る陽気なブル-スを歌ってたよ
君が去ったあとは 君が去ったあとは
君が去ったあとは てんではっぴいになれないんだよ
「飼われた女に」なった君は
おあいそ笑いの人形でしかない
けっこうテレビが似合うようになったね
もう帰って来なくてもいいよ
どんな餌が君を誘惑してしまったのか
あやつってる男はどんな奴なんだろう
君の居ないこの部屋のステ-ジで
昨日から厚い化粧の女が
味噌汁みたいな恋唄を唄い始めてるよ
昔の仲間は寄りつかなくなったよ
君が去ったあとは 君が去ったあとは
君が去ったあとは てんではっぴいになれないんだよ