「人間は虫を食べるべき」国連会議で提唱

新華社
「人間は虫を食べるべき」国連会議で提唱
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新華社総合:「昆虫の体内には豊富なミネラル、タンパク質が含まれており、重要な食物源となる。昆虫は、干ばつなど自然災害発生時、もしくはその他緊急事態発生時の食糧として利用できる」。このほどタイで開かれた国連会議でこのような指摘がなされた。
AP通信が25日に伝えたところによると、15の国から30人以上の研究者がタイのチェンマイに集まり、今回の国連会議に出席した。その席で、「昆虫を食物にする」という考え方が提唱された。
しょっちゅう虫を食べているというドイツのある生物学者は会議で次のように述べた。「昆虫を食用にすることは、人類にとって有益なことだ。もし、虫をつかった食品の製造技術が確立されたなら、虫は小麦粉と同じように人類の食物となりえる」。この生物学者は、イナゴなどの害虫を大量捕獲することができればそれは価値ある食物源になる、とも述べている。
また「ミスター虫食い」との異名を持つオランダのある昆虫学者は、西洋人が持っている虫を食べることへの偏見を非難している。「西洋人は虫を食べることに対して余りにも偏見を持ちすぎだ。彼らはこの考え方を変えるべき。昆虫は食物として非常に優れている。注意さえすれば、虫を食べることにはなんの問題もない」。
オランダ、オーストラリア、アメリカなどの研究者は、自国では多くのレストランが虫で作った食べ物を出している、と述べている