私は、前述したように、以前うなじの所にも500円玉大のアトピーがありました。それが、ある出来事により、すっかり治った話を書きたいと思います。
発症したのは、確か、30歳頃のこと。イラストBのところ、うなじの左寄り、半分は髪の生えてない皮膚の部分、半分ぐらいは髪の生えてる部分に及んでいました。 Aのことについては、前回書いた通りです。
イラストはわかりやすいようにこの髪型にしていますが、実際の私はショートヘアでしたので、普段は襟足の髪に隠れていて見えませんでした。
そんなに痒いわけではありませんでしたが、いつもいつも白いカサブタが出来ていて、それが気になって、ついいつも手がそこに行き、「ベリッ」と剥がしていました。そのベリッと剥がすのが快感というか・・・笑
剥がしても血が出たりすることはあまりありませんでしたが、たまにまだカサブタが熟してない時に剥がしてしまうと、やはり「いててて!」って感じで、血がちょっと滲んだり・・
そこに塗っていたのは、このステロイドです。
これを、毎日とかではなく、たまにグジュグジュし出した時に塗るという程度でした。
次の日にはほぼ治り、それが確か1か月ぐらいは塗らなくても大丈夫なぐらいでした。しかし、塗らない間でも、白いカサブタは毎日出来ていて、それを毎日剥がしていました。
何か、考えごとがあると、ついそこに手が行ってしまい、無意識で、「ベリッ」と剥がして・・・・・っていう・・・笑
そのような状態が、確か、7年ぐらい続きました。その7年ぐらい、べつに何の苦しみもありませんでした。ちなみに、上の写真のステロイドは、7年の間で2本ぐらい使ったぐらいだったかな。そこまですごい何本も使ったわけではありません。
ある時、左の耳の下辺りに、ピンポン玉大のしこりが出来ているのに気づきました。半分ぐらい首に埋まっていて、半分ぐらい外側に出ているような感じで、ゴリゴリ硬い感触でした。痛くもかゆくもないという感じでした。何の苦痛もありませんでした。
(イラストはわかりやすいように黄色で示しましたが、実際には普通の肌の色と同じ色でした。)
あれ?なんだこれ?と思いましたが、医者に行くにしても、これはいったい何科に行けばいいんだろうと思い、また、当時、仕事で休みを取りにくい状況だったので、そのまま様子を見ていました。
ここって、リンパ腺のところだよなぁ・・・、よく風邪引いた時とかに腫れたりするよなぁ・・・って感じで。
そして、そんなに日数は経っていない頃、たぶん10日ぐらい経った頃だったかなぁ・・・
時刻は夕方4時頃でした。
いつものように、うなじの所のカサブタを剥がそうと手をそこにやった瞬間、
なんか、ベチャッ!とした感触を得ました。
うわ! と思って、その手を見ると、
これぐらいの黄緑色の謎のドロドロした粘液がベチャーッと手にくっついていました。
量的にこれぐらいです。色もこれぐらいの黄緑色っぽい感じでした。
よく昔の子供が垂らしていた青っ洟(ぱな)にそっくりなやつです。
わー! なにこれー!!!Σ( ̄▽ ̄i|||
慌ててティッシュで手を拭いて、もう一度、そのうなじの所に手をやると、その粘液がベチャーっともっといっぱいついている!!!
Σ( ̄▽ ̄i|||
わ!!!
なん、これー!!! マジで!
1人で喋ってしまうぐらい驚きました。
一瞬、とっさに天井を見てしまいました。
何かが上から落ちて来たのかも、と思ったのです。しかし、何もなさそう。
慌てて、ティッシュで、患部を拭きましたが、その粘液はティッシュ3枚ぐらいにてんこ盛りになるぐらいありました。要は、首の後ろいっぱいにその粘液がウワーっとあったわけです。
そして、その時、同時にあることに気づきました。
耳の下にあったあのしこりが、3分の1ぐらいの大きさに小さくなっているのです。
あれ?
と思って、そのしこりを何気なく軽く押してみると、な、なんと、そのうなじのアトピーの傷口の所からピョローっとその粘液が出て来るのです。首の中を移動して来たわけですよね。
私は、ティッシュでそのうなじの所を押さえながら、耳の下のしこりを、ぐいっと押してみました。(押しても痛くなかったのです。) すると、やはり、ティッシュがその粘液をキャッチした感触が伝わって来ました。
げー!
なんだこれー!!
もう、何がなんだかわかりませんでした。
こんなの人生で初めてのことでしたから。後にも先にもあの時1回こっきり、2度とありません。
そして、首のしこりが平らになり、もううなじから粘液が出なくなりました。
これは、何か悪い病気では?
そう思いましたが、やはり、仕事で簡単に休める状況ではなかったし、また、そのうなじからへんなものが出たからと言って、何か苦しいとか痛いとかはなかったので、まぁ、とりあえず、様子を見ようとそのまま病院に行かないでいました。次の休みの日にもなんかおかしかったら病院行くか考えようと思って。
でも、病院行くったって、何科に行けばいいんだろう・・・と。
しかも、その膿みたいなものを拭いたティッシュを持って行って、病院の先生に見せた方がいいのかなぁ。ただ、口頭で、「首から膿みたいなものが大量に出た。」と言っても信じてくれるかなぁ。と。
でも、この膿を拭いたティッシュをそれまで取っておくのもなんか汚いなぁ。早くそれを捨てたいという思いもあって、捨てちゃいました。
その後、休みの日が来ましたが、問題の患部はべつになんともなっていない。
うーん、どうしよう、と思いましたが、ま、いいや、と病院行かないことにしました。
それから、暫く経って、いつものように、考えごとをしていて、うなじのカサブタを剥がそうと手をそこにやったのですが、なぜか、いつもあるはずのカサブタがそこにないのです。
あれー?
しかも、いつもそこがアトピーでガサガサグジュグジュしていたのに、なんかつるっとしていて、普通の肌になっている。
その時は、べつに深く考えませんでした。たまたまかなって。
そもそも、そこのうなじのアトピー自体が、最初から全く苦しいものではなかったということもあり、何も考えなかったのです。
しかし、なぜか、それ以来、そこのアトピーがすっかり治ってしまったのです。あれ以来、そこには1度のステロイドも全く塗っていないのです。カサブタも出来なくなり、あの「ベリッ」って剥がす快感のヤツが出来なくなってしまいました。笑
今、思えば、あの膿そのものが、アトピーそのものだったんだということ。アトピーとは、体内の薬毒や老廃物が皮膚から出ようとする現象ですが(←当時は知りませんでした。)それが、膿なのです。汁(浸出液)の場合もあります。血の場合もあります。
今この「目」になって、医者にサジを投げられて、必死に勉強して知りましたが、首のリンパは老廃物を溜めるところだそうです。長年塗っていたステロイドの毒もここに溜められていたのでしょうね。
そして、ある一定量溜まった時、自分の体の浄化作用が発動して、排泄を起こしたのだと、今、はっきりわかります。
そして、膿というものは、傷口めがけて移動し、そこから外に出るものだということです。
リンパの所に溜められていた膿が、首の後ろを移動し、うなじのアトピーの傷口からビロビロビローっと出たのでした。
確か、そのちょっと前に風邪引いて、熱出してたんですよ。それでね、風邪引くと、よくリンパ線が腫れるので、それでまだ風邪が治り切ってなくて、こんなシコリが出来たんかなぁ・・・なんて思っていたのですけど、
要は、その風邪引いた時に熱出して、その熱が溶けてそこに集まったんでしょうね。
(このブログでは一貫して言っています。体内に蓄積されている薬毒は平熱では固結していて、平熱以上の高熱で溶けて、液状となって外に排泄されるということを。)
あと、そういえば、私は中学生の頃から、冬になるとよくホッペが真っ赤になって熱くなってしまうということがありました。ほんとあたかも「いなかっぺ」みたいで、恥ずかしくていやだったのです。毎回、氷を当てて冷やしていましたが、それは今思うと、やはり、その辺りにある毒素を溶かして排泄しようと体がしてたんでしょうね。でも、その度に、冷やしてたから出すことが出来なくて、何年も持ち越してしまったんですね。
上記、うなじから膿が出るちょっと前にも、よくホッペが真っ赤に燃えるようになっていて、当時はもういい大人だったのに、いなかっぺの子どもみたいで、恥ずかしかったです。(って、いなかの子どもをバカにしているわけではないのですよ。。)
その時と、風邪の熱と相まって、とうとう毒出しが叶ったということでしょう。
でも、当時はそんなこと全く知る由もありませんでした。
だから、首のアトピー(イラストのAのところ)は、いつまでもずっとステロイドを塗っていたので、いまだ治っていない次第です。(一度、3年ぐらいは引っ込んでいたのですが、この度、目のことで断薬を行うようになってから、3年ぶりにまだ出て来たのです。結局、ステロイドで治ってなかったということですよね。ただ、体内に押し込めて固められていたに過ぎない。) 泣
脱ステ中の今は、当時より広がり、時に痒みや痛みも何倍もひどくなっていますが、なぜかここは全く浄化力がなく、汁も膿も何も出ず、全く動かずで、あろうことか、目から出ているらしく、目から汁や膿が出る度にほんの少しずつ治って来ているのです。
あのリンパのしこりが、うなじから出たという経験から、やはり、膿などは、体の内部を通って移動が可能だと思っています。
あのうなじの所のように、わざわざ目に移動するなどせず、この首の所から一気にドバーっと出ることを毎日祈っているのが、一向に出ません。一気に出ちゃえばもう、目に出ることもなく、目もあっという間に治っちゃうのにね。
これも、浄化力があるかないかの差だということになります。
世間のアトピー患者さんでも、よく膿が出る人がいるそうですが、みなさん、やはり、膿が出るのはいけないことと思っているようです。医者でさえも。
だから、膿が出たら必死に抗生物質を塗ったりして、出ないように食い止めようとしている。
もう、完全なまちがいですよ、それ!
アトピー、それで治るのに、治らないようにして何やってんですか!
私が今回、目から毎日汁が出ていますが、汁じゃなくて膿になって欲しいと願っているのはそのためです。
経験上、膿の方が一気に早く治るんですよ。うなじの所なんか、それこそ、ほんの10分足らずで出し終り、浄化終了したのです。
なのに、この目は、薄い汁だけがダラダラ出て、もう2年近いんですから。要は、膿が薄まったやつが出ているのではないかと思います。
それとも、目薬の毒の場合は、やはり、汁なのかもしれません。
たまーに、うなじの所から出たみたいな膿が出る時もありますが、それは、本当にたまーにで、しかも一回の量がたったの米粒の半分ぐらいの微々たる量です。 うなじの時は、一度にマグカップ1杯ぐらい出ましたので、全く違います。
★★★
ここに、私がこの目の浄化において、参考にした岡田茂吉師の戦前医学論文があります。
現代医学に見捨てられ、彷徨い彷徨いようやくたどり着いた真実の答えです。
膿についてこう教えられています。まさに私が体験したことと同じであり、ほぼ異論ありません。
(ひとつ言えば、私は、うなじの所の排膿において、全く痛みも痒みも、なんらの苦痛は伴いませんでした。そこが違うところです。しかし、目のことについては、やはり、苦痛激しいので、この論文で異論はありません。)
以下~
腫れ物は最初、小なる隆起が出来、それが漸次腫脹し、膨大し、赤みを呈し、発熱を伴い局部は痛み、痒みなどの苦痛があるのが通例である。
この現象は体内の薬毒が自然生理によって排泄されるべき活動が起こり、一部へ集溜し、発熱によってその毒結を溶解液体化し、排泄を容易ならしめる。
それが、自然良能作用である。
また排出口を作るべく、皮膚をより薄く柔軟ならしめる。ゆえに赤きは透明状となった薄皮を毒血が透かして見えるのである。それから間もなく小孔が開き、たちまち液体毒血膿は、寫出し、浄化が終わるのである。
中略
この毒の体外へ腫れ出た時、充分膿ませるのである。充分産むと、外部へ突出して出る。
そして、自然に吹き切って、膿が出て癒えるのである。
この状態になった時ならば、切っても良いのであるが、充分膿んだ時切れば、全部毒が出て終うから、たちまち全快する。
医者に切ってもらうにも、充分毒が出て来て、突出した時ならば全快するのである。
しかるに、腫物の場合、医療は穿孔または切開によって、毒結排除を行うが、これは大なる誤りで、多くの場合、毒血膿が充分集溜せざる以前に手術を行う為、切開後、非常に長い間、毒血膿が集溜し、傷口が塞がらないことがよくある。
(医者は直ちに切開する為、いまだ奥の方にたくさん膿があるのを、外部だけ切り取るから、またその隣に毒が出て、また腫れ物が出来るのである。又切れば、又出来る。何回でも繰り返すのである。充分出た時切れば一回で治るのである。)
盲腸炎手術後など、何年も傷口が塞がらないのは、右の理によるものである。
ゆえに、堪能なる医家は、腫脹が十分熟するのを待って切開するが、これは全治を非常に早めるのである。
ところが、最初から何らの方法も行わず、腫脹が充分熟して、小穴を作り、毒血膿排泄するようにすれば、
予後は非常に良好にて短期間に治癒することは、到底手術の比ではない。
例えば、未熟の手術は一か月を要するも、熟した手術は十日間で、自然放置は5日間で完治するのである。
しかし、困ることは、自然熟を待つとすれば、排膿までの期間、苦痛に堪えないことである。
腫れ物が出来て腫れるのは、活力があるからいいのであります。活力がなければ、腫れることができんから、膿を取ることが出来ぬ。
これを長く続けていれば、死ぬより他になくなるのは仕方がなくなるのは当然なのだ。
腫れ物を捨てて置けば、腫れて膿が出て終うのを、医者のある国に生まれ、医者を保護する法律がある国に生まれたのが不幸なのであります。
首のリンパが腫れて、膿がうなじからマグカップ1杯ぐらい出てアトピー治った話
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