トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「古い壁スイッチは危険です」の巻

2023年11月01日 | 店主
某学校より、「廊下の照明のスイッチから火花が出た」と修理依頼がありました。


 

かなりの火花が出たのが伺えますね






スイッチ枠は壁の金属ボックスとショートして溶接された状態になっていましたので、引きちぎって外し



スイッチはこんな状態に焼けていましたよ(゚o゚;




ことの発端は、廊下の照明が点かなくなったから壁スイッチを外して調べようとされたみたいで




古い壁スイッチは配線をネジで固定してまして、その上をビニテでテーピングしていましたが一部が取り外しす時に金属ボックスに当たってしまったようですね


一般家庭は金属ボックスを使っているのは稀で、たとえ金属ボックスを使っていても固定は木の柱が多いためこのようにショートすることはないと思われます


公共施設の金属ボックスはアースをされているため負荷側の配線が触れると電気が流れショートします。





もちろん、この配線が繋がれたネジに手が触れると感電してしまいますね


ですから、壁スイッチやコンセントは絶対に取り外したり分解しないでください


電気工事の資格があり、実際にそれを仕事としている者に依頼しましょう(資格があっても未経験者は居られます)





すす汚れを拭き取り新しい壁スイッチに交換させていただきました。


きょうはここまで


つづく