トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「エアコンのガスチャージ」の巻

2023年07月18日 | 店主
お得意様よりエアコンの冷房が効かないと修理依頼があり訪問


お部屋に入ると“暑い”


リモコンの設定温度は16℃


室外機にてガス圧を調べます。




停止した状態で16.5Mpa






今の時期は正常ならば20.0Mpa以上になるはずなんでガス不足を疑います。


こちらのエアコンは隠蔽配管で施工されていて、室内機は二階にありますので配管長はおよそ25mぐらいと推測


このエアコンに入っている冷媒はR143a

この冷媒を追加するのは難しいので新たに入れ直します。


隠蔽配管で正確な配管長はわからないですが約25mと推測


真空引きをして配管に異常が無いことを確認したら規定量(このエアコンは1.0kg)+100g(配管長20mを超える場合1mにつき約20g)の冷媒を充填してガス圧を見ます。



約2.0Mpaでほぼ正常値になりましたので試運転





ガス圧も約1.0Mpaになりました。



(画像はお借りしてます)


しばらくすると室外機の低圧と高圧の両方に水滴がつきます。


室内の吹き出し温度を確認すると18℃


これでお部屋は涼しくなることでしょう


なお、ここに記載している数値は私の見解ですので参考程度にしてください


最近多いエアコンのガスチャージ依頼

当店はエアコンのガスチャージだけの依頼はお断りしています。

理由はいろいろあります。


今回も暑いなかの作業で大変でしたが、お客様には気持ち良くすごしていただけるようになり一安心


その後もエアコンの修理や取り替え見積もりに奔走します。


きょうはここまで


つづく