鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

基本的生活習慣と基本的霊的真理

2023-02-01 | 日常のこと

子育てをする時「基本的生活習慣」を身に着けさせる、ということが言われます。

「基本的生活習慣」とは、「食事・睡眠・排泄・清潔・衣類」が基本となりますが、 社会生活に適応できるように「あいさつをする」「聞く・話す」「忘れ物をしない」「友だちと仲良くする」などの習慣を身に着けさせるために留意し励ましていましたし、自分も言われてきました。

ではペットにとっての「基本的生活習慣」はなんだろう??と考えると、人間同様に「食事・睡眠・排泄・清潔・(衣類)」です。人間と一緒に暮らすための基本的な生活はやはり同じなのだと思いました。衣類に関しては()付きですが…ちなみに我が家のチワワのソイもミルキーも服を着るのは大好きで、着替える時には首や足を動かして協力してくれます。冬場は寒さに弱いので必須です。

ちなみに猫は服を着せるとフリーズしてしまいます。

清潔に関して言えば、ホオミドリアカウロコインコのマメとコミドリコンゴウインコのナッツは自ら要求して水浴びをします。(水道のところに止まって水の流れる音を出して鳴きます・チョロチョロチョロ…みたいに)暑い夏はもちろんですが、凍えるような冬にもします。鳥は水浴びすることで、羽根や羽毛の間にたまった油分やほこりなどの汚れ、寄生虫を落として、病気予防や健康な体を守っています。

ソイとミルキーは保護された直後、ボランティアで預かって下さっていた方が経営しているトリミングサロンに定期的に通い、シャンプーやカット、爪切りなどをしてもらっています。

猫は散歩もしませんし水が苦手なので年に数回、娘と風呂場でシャンプーをします。ウニは水が嫌いでシャンプー時には大暴れして逃げだそうとします。一方、シッポナは水に興味があり私たちが入浴していると、風呂場に入って来て湯舟の中を覗きます。シャンプーも比較的おとなしく、お湯につけると気持ちよさそうにしています。猫の爪切りは自宅で行いますが、2匹共おとなしくできます。

また犬・猫は寝る前にブラッシングや歯磨きをしますが、ブラッシングは大好きでブラシを出すと順番を待つ列ができるほどです。歯磨きはみんな苦手ですが、ナントカ、カントカこなしています。

他にも「待て」や「お座り」「お手・おかわり」、人間の食べ物を取っていかない、マメを襲わないなどルールもあったり、お散歩や一緒に遊ぶことなどが生活の習慣となっています。

犬や猫にここまでするとは、実際に飼うまでは思ってもいませんでした。以前飼っていた雑種犬のカブは、外で飼っていたのでシャンプーを夏場にするくらいでした。でも室内で一緒に生活を共にするとなると、やはり清潔やルールは保っていたいと思います。

 

さて動物たちの基本的生活習慣のことを考えながら思うのは、その基本的生活習慣さえ、ままならない人たちが世界中には沢山いるということです。切ない思いが込み上げてきます。

食事ができ、寝る家があり、清潔を保てる環境にあり、毎日、着替えられる服を持っています。学校教育も受けることができます。動物たちも基本的生活習慣が保たれています。

が、こうしたことは本来、誰もが持つ権利であるのだと思います。食事にもありつけず飢餓になること、家もなく汚れた場所で過ごし清潔を保つこともできない、着替える服さえない、教育もままならない…、こうした格差があってはならないのです。

では、どうしたら皆が同じように基本的生活習慣を送れるような世界になるのでしょうか。シルバーバーチは次のように述べています。(*1)

「何よりもまず人類が知らなくてはならないのは、大霊の恩寵はみんなで分け合わなくてはいけないということです。現在の地上には今日の食べものに事欠く人がいる一方で、有り余るほど貯えている人がいます。もちろんこれは間違っています。余るほど持っている人は足らない人に分けてあげなくてはいけません。別に難しいことではないと思うのですが……。」 

シルバーバーチは語る P68

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「大霊の心(利他愛)が顕現して互いに助け合う風潮になれば、平和と調和が生まれ、生きるための糧も必要な分だけ行きわたります。」 シルバーバーチは語る P297

シルバーバーチが言うように、地球は誰の所有物でもありません。神の創造物なのです。地球上に住む人間が勝手に自分たちの所有物だと思い込み、自分の物にしようとしているのだと思いました。持つ者と持たざる者ができ、力のある者と無いものがいて、飢餓や貧困、紛争や戦争という地上の悲劇が起きるのだと思います。それは物質主義とそこから派生する利己主義がこの地球の思考の中心になっているからです。

しかし神の創造物である地球の恩恵は、みんなで分け合わなくてはいけないというのは当たり前のことです。

幼いころ「みんなで協力しましょう。仲良くしましょう」と教わった、そうした当たり前の生活習慣を大人になった今も出来ていないのが現状で、小学生でも分かる簡単なことが大人になるほど難しいことなのかもしれないと思いました。

″自分が頑張って手に入れた富を、なぜ他人に分け与えなければならないのか”と思うのでしょう…。たくさん持つことが幸せだと思うのでしょう…。欲望に駆られ奪ったりするのでしょう…。まずは自分が幸せになることが大事と思うのでしょう…。権力や財力がある者を強者と考えるのでしょう…。こうした物質的で利己的な真っ黒な考えが地球をすっぽりと包んでいるように感じます。

シルバーバーチがよく言う言葉”暗黒の地球”であると思いました。

こう書いている私自身、自分より他者を優先しているのかと自問すると、そうでない時が多々あります。暗黒にしている一人です。

でも、この現状が良いとは思っていません。皆が地上にある恩恵を分け合えるようになって欲しいと思っていますし、地球を構成する一人として自分を躾けていきたいと思っています。

 

そして、子どもにも分かる簡単なことを日常で実践できるように、次のシルバーバーチの言葉を繰り返し読んでいきたいと思います(*1)

「地上人類はすでに地上生活にとって必須の真理――親切と扶けあいと愛についての基本的真理の全てを授かっております。世界をより良くするためには如何にすべきかはすでに分かっております。成長と発展と向上と進化にとって必要なものは過去幾世紀にもわたって啓示されてきております。それに素直に従いさえすれば、今この地上において、内部に宿された神性をより多く発揮することができるのです。  (中略)  自分を愛する如く隣人を愛せよ。苦しむ者に手を差し伸べよ。人生に疲れた人、潤いを求める者に真理を語って聞かせよ。病の人を癒し、悲しみの人を慰め、不幸な人を訪ねてあげよ。こうした教えは遠い昔から説かれてきた真実です。こうしたことを実行しさえすれば地上は一変し、二度と恐ろしい悲劇をもたらす戦争も訪れなくなるでしょう」  

シルバーバーチの霊訓3 P65-66

 

誰もが戦争はいけないこと、飢餓や貧困があってはならない、と考えていると思います。連日報道される、ロシヤによるウクライナ侵攻のニュースを見るたびに休戦を願っていると思います。飢餓や貧困に苦しむ人々のために、衣類を送ったり寄付をしたりしている人も多いと思います。

私も以前は、あるボランティア団体に寄付をしていましたし、いつか子どもが自立したら現地でボランティアをしたいと考えていました。そうしたボランティア精神はとても尊いことですし、無くてはならない精神だと思いますが、今の私は少し考えが変わりました。

シルバーバーチが教えてくれたように、地上生活の必須の真理「親切と扶けあいと愛」という誰もが授かっている真理を日常に活かしていくこと、また、それを身近な人へ、縁ある人へ伝えていくことが最も大切だと思うようになりました。

なぜなら、一人ひとりが真理に沿って生きなければ、飢餓や戦争で苦しむ同胞が減ってはいかないからです。それこそが本当の助けになると思います。

 

「親切と扶け合いと愛」「自分を愛する如く隣人を愛せよ」…子どもにも分かる簡単な真理ですが、それを実行するのは途轍もなく難しい真理です。(*2)

出来ないことも多いと思いますが、「実行に移せば悲劇は訪れなくなる」というシルバーバーチの言葉を励みに、地上に生きる者の責任として頑張りたいと思います。

 

 

 

 
(*1)「シルバーバーチは語る」「シルバーバーチの霊訓」は、スピリチュアリズム普及会で出版されています。
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。
 
絵本は「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」   「コトとシンの10のどうして?」  「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」  「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし」の5部作です。
「人間の本質」や「生まれてきたことの意味」、「愛とはどういうものか」について、可愛い絵と分かりやすく温かな言葉で訴えかけてくれます。幼い心も大人の心も感動する万人に読んでほしい絵本です。
 
 

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