鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

鳥の起床時間と就寝時間と大自然のしくみ

2023-03-15 | 鳥のこと

我が家にはホオミドリアカオウロコインコのマメ・15歳♂と、コミドリコンゴウインコのナッツ・14歳♀がいます。

いつも起床時間や就寝時間は人間に合わせていましたが、ある時、野生の鳥たちは日の出とともに鳴き始め活動を開始することに気づきました。夜は、日が暮れるころに巣と思しき場所へ帰っていく様子も見られました。太陽の動きにリンクしているのです。

そこで調べてみると、「野生の鳥たちは日の出の15分くらい前から行動を開始し始め、暗い夜に活動するのはリスクが大きいため日暮れとともに巣に戻り待機する」と書かれていました。よく鳥目といわれ暗闇に弱いからと思われていますが、そうではないようです。多くの鳥が夜でも見えているとのことでした。

 

自分たちの都合で起こしたり寝かせたり…身勝手さを反省しました。そこで数年前から日の出とともに起こし、日が暮れたころに寝かせることを心掛けています。寝床はリビングの一角に子どもが使っていた学習机を置いてその下にいれて暗幕をかけます。

太陽の動きに合わせて冬場は夏場よりも遅く起き早く寝ます。春や秋も陽の昇る時間に合わせて少しづつずらしていますが、そうすることで発情を抑えることもできるとありました。

2年前からナッツは産卵をするようになりましたが、産卵時期には食事もそこそこに長い期間、1日に何時間も卵を温め、さらには凶暴化が進みます。また産卵は鳥の体にとって負担が大きく、″卵詰まり″という病気もあるので、できれば避けたいのですが、産卵は成長の証ですし、自然の営みなので産卵が始まったときには、しっかりフォローしたいと思います。

 

話がそれましたが、季節によって鳥の起床と就寝の時間が変わっていくことから私が思うのは大自然のしくみのことです。

太陽の動きに合わせることで、野生の鳥たちは体のバランスや生活リズムを保っていたりリスクを回避していることを思いましたし、人間のように時間や空間に縛られることなく大自然の働きと一体となって生き、そうできていることに感動します。

とはいえフクロウなどの夜に活動する鳥たちもいますが、それは昼行性と夜行性の違いで、それも創造主である神の底知れぬ叡智の一部なのだと感嘆します。

また太陽の営みは動物だけでなく地球に存在しているもの全てに降り注いていることに、そう創られた存在である神に畏敬の念を感じるとともに、私たちは大自然から学ぶことが沢山あると思いました。

 

その大自然のしくみの素晴らしさをシルバーバーチは次のように語ってくれています。

「私だったら大自然の仕組みの見事な芸術性に目を向けさせます。ダイヤモンドのごとき夜空の星の数々に目を向けさせます。太陽のあの強烈な輝き、名月のあの幽玄な輝きに目を向けさせます。あたかも囁きかけるようなそよ風、そしてそれを受けて揺れる松の林に目を向けさせます。さわやかに流れるせせらぎ、怒涛の大海原に目を向けさせます。そうした大自然の一つ一つの営みが確固とした目的をもち、法則によって支配されていることを指摘いたします。

そしてさらに、人間がこれまでに自然界で発見したものは全て法則の枠内におさまること、自然界の生成発展も法則によって支配され規制されていること、その全体に人間の想像を絶した、広大にして複雑な、それでいて調和した一つのパターンがあること、宇宙のすみずみに至るまで秩序が行きわたっており、惑星も昆虫も、嵐もそよ風も、そのほかありとあらゆる生命活動が、たとえ現象は複雑をきわめていても、その秩序によって経綸されている事実を説いて聞かせます。そう説いてから私は、その背後の力、全てを支えているエネルギー、途方もなく大きい宇宙の全パノラマと、人間にはまだ知られていない見えざる世界までも支配している霊妙な力、それを”神”と呼ぶのだと結びます」  シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ P227-228

 

このシルバーバーチの言葉は「子どもに神をどう説くか」と問われて語った言葉ですが、感動するのは大自然の全てが目的をもってこの地上で顕在していて全てが法則によって支配されているということですが、そのしくみの見事さに芸術性を感じます。

例えば朝に陽が昇り夜に沈むのは地球が自転しているがゆえに起きる現象ですし、日本に春夏秋冬があるのは、地球が1日に1回自転をしながら、1年間でひとまわり、太陽のまわりを公転しているからです。

地球は少しかたむいた姿勢で太陽のまわりを公転しているために、場所によって太陽から受ける熱に違いがでてきて季節ができます。ですから、太陽の熱をあまり受けない場所にある国は日本のように春夏秋冬のない国もありますが、その営みは一瞬たりとて止まったり、なくなったりしたことがありません。陽は登りそして沈み、季節は狂うことなく巡ってきます。

 

それは大海原に寄せては返す潮の満ち引きもそうです。

潮の満ち引きがあるのは太陽や月の引力を受けているからです。引力とは、人や物を引きつける力のことですが、私たちが、地面に立っていられるのも引力があるからです。

このように太陽や月の引力を受けて目に見えるものの一つが潮の満ち引きなのですが、その営みが止まったり廃止になったりしたことがないのは なぜか、それは創造主である神がそう創られたからであり、その営みの背後には、途方もなく大きい霊妙な力があるからなのです。

神が創られたしくみの完璧さは、まさに芸術的ですし、その法則に永遠に守られていることをひしひしと感じます。

 

また、大自然のしくみから神のエネルギーが存在するもの全てに公平に平等に働いていることを、私たちは学ぶことが出来ます。

太陽は地球に住む人間はもちろん、動物にも鳥にも植物にも、海の生物にも平等・公平に注がれ、その恩恵を受けることができています。

地球上では、太陽エネルギーをエネルギー源として、大気や水が絶え間なく循環していますし、こうした循環で熱や物質が移動することにより、1つのまとまった「システム」として地球環境のバランスが保たれていると言われています。

神は全ての存在を公平な立場において、秩序正しく活動できるように創られたのです。そこに神の配剤の見事さを感じます。

 

その他にも大自然からは原因があり結果が起きているというしくみを学ぶことが出来ます。(*1)

私たちが日ごろ目にする植物も、種を蒔けば芽がでて生長し花を咲かせ実をつけますが、大根の種からは大根ができ、トマトの種を蒔けばトマトができます。決して大根の種からトマトが出来ることはありません。

そこに原因があって結果があるというシンプルで、かつ完璧な法則で支配されている事実を感じることが出来ます。

 

また植物は大地からの養分や太陽からのエネルギーや雨となって落ちてくる水分をうけて生長することが出来ていますが、すべてが原因結果という大自然のしくみが重なり合っての現象です。

こうした小さな植物の生長を考えただけでも、そこには大自然のしくみが連綿と働き、重なり合って秩序が保たれていることが見て取れ、神の叡智の無限性を感じます。

その背後の全存在物を支えている途轍もなく大きな力、エネルギーが神の愛によって生み出されたことを思いますし、神によって千変万化が成長する様に導かれていることも感じるのです。

私たちが今こうして存在を得ているのも創造主という神が在ってこその結果です。人間にとって神は親であり、人間は神の子どもなのだと思いました。

 

その人間は大自然のしくみから様々な研究をし色々な法則を発見し功績を残してきました。そして研究者たちを賞賛してきましたが、「人間がこれまでに自然界で発見したものは全て法則の枠内におさまること」というシルバーバーチの言葉は驚くべきことです。

化学、物理学、生物学、医科学、理学、工学、天文学などの分野において人間が発見、発明してきたものは全て、法則の枠内にあった神の創造の御業を人間が見つけたに過ぎないことを意味します。

それは何かといえば、私たちが神の愛の中で生きているということだと思います。その愛の全てを使って協調と調和の中で進化の道を生きてほしいと願っているのだと私は思いました。

それを人間は武力行使のために使ったり実験のために小さな命を犠牲にしているのですから、地上に住む人間は本当に未熟な存在なのだと痛感します。私自身も地球を構成している一員ですから未熟であるのは当然なのだと思います。

 

鳥の起床時間と就寝時間から大自然のしくみのことを考えましたが、神の法則は知識を超えたところから学ぶことができます。

公平・平等に働くしくみ。完璧で愛に満ちたしくみ。叡智あふれるしくみ。……神は知識としてあるのではありません。存在する全てに内在していますし、常に私たちに愛を届けてくれています。

声なき声となって語り掛けてくれる大自然から、これからも沢山の法則を体感しながら神の芸術性を讃え、空間や時間を超えて神の愛の中に生きていることを全身全霊で感じていきたいと思います。

神の愛に同調できるような日常を送れたなら、こんなに幸せなことはありません。

 

 

 

 
 
 
 
(*1)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」   「コトとシンの10のどうして?」   「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」  「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし」の五部作です。

その中の「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」  「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」では、大自然の法則が公平に平等に働いていること、完璧であること、そのすべてを創られた神の叡智の素晴らしさや愛が可愛い絵と心に響く言葉によって訴えかけてくれます。

 

 
 

 

 


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