鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

八割れ猫のウニ・ストレスで禿げる

2023-06-15 | 猫のこと

八割れ猫のウニは、臆病で控えめで我が家に来たころ(推定年齢2か月)に、怖くて「シャッー」と威嚇したのを最後に、怒ったり爪を立てたり威嚇をしたことがありません。

皆でおやつを食べるときには、「僕が僕が…わたしがわたしが…」と3匹は群がって来ますが、ウニはその様子を「僕は余ったらでいいです…」とでも言わんばかりに少し離れた場所で見ています。

その姿がいつも気品あふれる姿勢で、娘はジブリ映画の「耳をすませば」にでてくる”バロン”みたいだと言っていました。ちなみに兄弟猫のシッポナはやんちゃでいたずらで、怒りっぽいけど愛嬌もあって憎めない”宮川大輔”みたいだと言っています。

とにかくウニは何でも文句を言わずに従うので、ブラッシングも歯磨きもそんなに嫌なことではないのだろうと思っていたのですが、ある日ウニの左前足に十円ハゲがあるのを発見しました。(実際は2×6㎝のハゲです)

様子を見ていると、そのハゲた所をペロペロ舐めています。猫の舌はザラザラなので、舐め続けたら皮膚が破れ流血してしまいます。

獣医に相談すると…「最近嫌なことはなかった?」と聞かれ、そういわれてみれば歯磨きの時間になるとどこかに隠れていることに気づきます。その話をすると「歯磨きも大事だけど、ストレスになるなら別の方法に変えた方がいいね」とのこと、どうやらウニはストレスで前足を舐めていたようです。その日以来、猫の歯磨きは中止にしました。

ウニは1週間ほどカーラー(写真)をして過ごし、ストレスも無くなって今は元気に過ごしていますが、言葉で伝えることの出来ない鳥や犬や猫たちの、細かな行動をしっかりと観察してストレスのない生活を心がけていきたいと思います。

こんなウニの姿から、人間にとっても地上生活は嫌なことが多くストレスばかりだな…と思いました。ストレスのない生活ができたらいいとも思います。

 

そこでシルバーバーチがストレスについて述べている箇所があるので抜粋したいと思います。

「あなたという存在は三位一体、すなわち霊または魂と精神、それに物的身体の三つから成り立っています。その三つの主要な構成要素の間に調和がとれていれば、あなたは健康です。その三者の間で相互作用が絶え間なく行われているのです。  (中略)

残念ながら現代の忙しい生活機構が緊張とストレスと過労を生んでおります。それが調和を乱すのです。霊が病み、精神が病み、それが肉体に病的症状を生み出します。心身症という病名がありますが、これは精神と霊に起因する病気のことです。

ですから、かりに心配が原因で潰瘍が生じた場合には、その潰瘍部分を切除しても何にもなりません。心配するという精神の病があるかぎりは、また潰瘍が生じます。心配をしないように精神を修養するしかありません。そうすれば潰瘍も消えます。

そこに現代社会が病んでいると申し上げる原因があります。考え方、物の見方、大切なものと大切でないものの判断力、焦点の置きどころ、視野の持ち方、こうしたものが狂っているのです。大切なものとどうでもよいものとの区別ができるようになり、基本的な霊的真理の大切さが分かるようになれば、人間を構成する三つの要素が調和して健康になります」  

シルバーバーチ最後の啓示 P137ー138 (ハート出版)

 

シルバーバーチも言うように現代社会は忙しくて、いつも時間に追われているように感じます。

とくに日本人は朝から晩まで働いているイメージがありますが、朝は満員の通勤電車に乗って出かけ、1日仕事に追われる中、失敗のないように業務をこなし、さらに人間関係にも気を使って過ごし…と、自分が以前働いていた時のことを思い浮かべただけでも緊張とストレスがあったと思います。

肉体的な疲労よりも精神的な疲弊の方が大きかったように感じますが、緊張の中で様々なことに気を配って過ごせばストレスもたまるはずです。

 

その後、私は子育てのため退社し主婦になりましが、主婦にもストレスはたくさんありました。シルバーバーチの霊訓を知る以前は、掃除に洗濯、食事作りなど家事全般が苦手でしたし、毎日単調に繰り返される生活にストレスを感じていました。

私はいったい何をやっているのだろうか?と…、社会に取り残されたような不安もあったと思います。

今は毎日単調に繰り返される時間を魂の成長のための1日として、出来ないながらもシルバーバーチが教えてくれた知識を指針に過ごす努力をしています。

すると単調だと思っていた時間の中に、たくさんの学びがあることに気づきました。

家事も動物たちのお世話も私にとっては神にいただいた貴重な時間であり、魂にとって必要な体験だと思うようになりましたし、家事をしているときや動物たちと接しているときには神が一緒にいることを思いながら取り組むことで穏やかな気持ちさえ生まれます。

 

また、子育てにおいても数々のストレスがありました。

自分の思うように成長しない子供たちに対して、どうしたものか…と心配ばかりしていましたし、「ああしろ、こうしろ」と口うるさい母親でした。

言われていた子ども達こそ、きっとストレスだったろうと思います。

しかしシルバーバーチの言葉を少しづつ理解できるようになったことで、その子が選択した道を歩んでいくことを尊重しようと思えるようになりました。

もちろん迷っているときや方向が違っていると思うときには、真理を足元に置くようにしていましたが…。

最終的に本人が決めたことに任せる勇気が持てるようになりました。それは、たとえ失敗の人生になったとしても、それが魂の学びになるのですから無駄なことはないと理解できたからです。

 

こうしてシルバーバーチの言葉を日常に活かすことで、心配事は減りストレスは溜らなくなりました。

たとえ理不尽な出来事がおきても、自分を非難したり責めたりする人がいても、それも自分を霊的成長させてくれるための出来事であり、その人物は私を成長させるためにしてくれているのだと思い直して、怒りやストレスを慈しみの心に置き変えることができるようにもなってきました。

それは「考え方、物の見方、大切なものと大切でないものの判断力、焦点の置きどころ、視野の持ち方」が、変わったからです。

霊的成長をすることに焦点を置き、そのために大切なものと大切でないものを考え判断するようになったからだと思いますし、視野が地上の出来事ではなく、その奥にある霊の世界に向いているからです。

 

シルバーバーチがいうように、霊と精神が健やかになれば身体にも調和が生まれるというのは、その通りです。

こうした知識を知ることで、誰もがストレスを感じない生活を送れるのだろうと思います。

そのためには考え方、物の見方、視野の持ち方を地上世界から永遠に続く霊の世界へと変えていく必要があります。(*1)

私たちは肉体だけの存在ではなく霊と精神を基本とする霊的存在であること、そこに焦点を置いてこれからも元気に明るく神とともに過ごしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 
(*1)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」     「コトとシンの10のどうして?     「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」   「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です

「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」 「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし には、死後の世界の素晴らしさや人間の本質や構造についてが分かりやすい文章と絵によって表現されています。

 「コトとシンの10のどうして?  には、どうして自分は日本の両親のもとに生まれてきたのか?、性別はどうして決まったのか?などなど、地上で思う疑問について描かれています。

  「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」   「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」には、神はいるのか?いないのか?どんな存在なのか?また、神の法則についても描かれていて、心を豊かにする内容になっています。 どの絵本も人生のストレスから魂を自由にしてくれる絵本です。


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