保護犬(チワワ)のソイとミルキーは朝夕と散歩に行きますが、ソイは散歩が大好きで小型犬ですが、どこまででも喜んで歩きます。
一方、ミルキーは散歩嫌いで、すぐにストライキを起こして抱っこをねだってきます。
またソイは比較的社交的で、大きな犬から小さな犬まで寄っていくのですが、ミルキーは人見知り、犬見知りで前方から犬がやってくると距離をとって退避しますし、後方で歩いているときは、後ろが気になって気になって振り返りすぎて散歩になりません。
そんな正反対のソイとミルキーですが、我が家にきて3年を過ぎて散歩仲間に出会うとしっぽをフリフリ寄っていき、互いに挨拶を交わす仲良しの犬友ができました。
大の仲良しは同じ犬種のトム&ロンちゃんです。
同じ犬種ということが本能的にわかるのか??チワワとはどの犬とも仲良くなります。
とても不思議に思うのですが…。
遥か遠くにいても匂いを嗅ぎつけて、ソイは猛ダッシュして、その喜びようは可愛いすぎます。
反対に気が合わない犬種もいるようで、柴犬とはいつもバチバチ火花が飛ぶのが見えるほどで、ソイは唸り声をあげてけん制します。
柴ちゃんはただ遊びたいだけなのに、申し訳なくなります。
人間の世界でも気の合う人、合わない人がいるように犬の世界もあるんだなぁ~と、いつも思います。
そして、そんなことから私は霊界に居る“霊的家族(類魂)”(*1)に思いを馳せるのです。
「霊的家族」や「類魂」という言葉を始めて聞いた方も多いと思いますが、死後に私たちが住む世界は思考が同じような霊たちと共に住むことになるとスピリチュアリズムの知識には書いてあります。
そこでは「私があなた」「あなたが私」というほどに親和力が強く一体関係にあるとシルバーバーチの霊訓(*2)には書かれていますので、その箇所を抜粋したいと思います。
問 「あなたがダイヤモンドに譬えておられるその“類魂”について、もう少し説明していただけませんか。」
答 「類魂というのは、人間性にかかわった部分にかぎって言えば、霊的血縁関係ともいうべきものに起因した霊によって構成されております。
同じダイアモンドを形づくっている面々ですから、自動的に引き合い引かれ合って一体となっているのです。
その大きなダイアモンド全体の進化のために個々の面々が地上に誕生することはあり得ることですし、現に誕生しております。」
シルバーバーチの霊訓4 P77
私たち地上に生きる者には、一人に一人の守護霊がいて私たちを守護し導き、ともに地上人生を送っていることは「ときどき雀」の投稿に書いたのですが、その守護霊は霊的家族・類魂の一人です。
私たちは知ろうが知らずにいようが、その守護霊と共に地上人生を送っているのですが、その他にも霊的家族がいてその関係は地上の血縁関係以上に親密で心臓の鼓動ほどに近いと言われています。
”心臓の鼓動より近い”と初めて聞いたとき、何のことか分かりませんでしたが、私たちは地上に住んでいると同時に、目には見えない幽界にも霊と霊体で住んでいることを「シルバーバーチの霊訓」から学んで、霊と霊としての親和力の引き合いは、思考や行動の全てが同じであると感じることから、心臓の鼓動よりも密接なもの一体化したものなのだと理解しています。
それは肉体が自分という今までの私の考えを180度変えました。
血縁よりももっと身近で密接な関係の存在がいることで、どんな時も、決して一人ではないことを心強く思い、諦めず乗り越える力を持てたと思います。
また、そう考えると良く「孤独死」という言葉を耳にしますが、決して孤独に死んでいく人はいないということも分かります。
目には見えないけれど、その人の周りには守護霊や霊的家族が死の瞬間を見守り、死後には死んだことが理解できるように最大限、力になってくれているからです。
目に見えることだけでいえば一人で死んだ哀れな境遇になりますが、誰もが死の時には守護霊や霊的家族が傍にいることを思えば、決して哀れではないのです。
そして何より、私はその霊的家族と死後に再会できることを楽しみにしています。
自分と同じ考えをもつ家族とはどんな存在なのか、再会したときに自分はどんな感情を持つのかを想像するだけでワクワクしてきます。
目に見えること、耳に聞こえること、触れること、感じることだけが全てではありません。
五感を超えた世界を知ることは、今までの学校教育では学べなかった新たな知識を学ぶことにもなりました。
そして1人ひとりが今、守護霊と一緒に地上人生を歩んでいると思えば、気の合わないと思う人に対しても違う視野でみることができます。
この人も地上人生を精一杯生きていると思うと、優しい心がフッと湧いてきます。
その優しい心をもっともっと増やして、みんなが大好きな人になれたならいいな…と思います。
(*1) 「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。
その中の「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」という絵本には、スピリチュアリズムが示す「人間の本質」についてや「死後の世界」の知識が分かりやすく描かれています。
(*2)「シルバーバーチの霊訓」シリーズは、”潮文社”から発行され、その後、絶版となりましたが、現在、スピリチュアリズム普及会で復刻・出版されています。
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