家には以前、セキセイインコのミントがいました。
ホオミドリアカウロコインコのマメやコミドリコンゴウインコのナッツを迎える前からいたのですが、とてもおしゃべりが上手で…、住所もいい所まで言えて、電話番号もいい所まで言えました。(完璧でないのが、また可愛かったです 笑)
「アメンボアカナ アイウエオ」もなんとなく言えたし、「はとぽっぽ」の♪ポッポッポッー、ハト、ポッポー♪は完璧に歌えましたが、同じフレーズをずっと歌うといった調子で、なんとも中途半端な詰めの甘い鳥だったなぁと思い出します。
他にも面白いことを突然言い出したり、ミント名言集がいくつもありました。
その後、マメが新たな仲間になりましたが、ミントは小さい身体におおらかな心の持ち主で、マメとすぐに打ち解け、よく羽繕いをしてもらっていました。
そして、その後からやってきたのが鳥の中では生体の一番大きいナッツですが、ナッツの気性の粗さにも、ものともせずナッツの尾にのって遊んだり(スケボーみたいに…笑)、ナッツが怒るとナッツが追えない高い場所に飛んで非難したり…、ナッツを上手く手名付けていて、ミント、マメ、ナッツというヒエラルキーが成立していたのです。
ですから、ミントがに亡くなるまでは、3羽一緒に放鳥することが可能でした。
が、ミントがいなくなってから(脳腫瘍で7歳という短い命を終えました)、そのヒエラルキーは少しづつ崩れ、ナッツの気性の粗さにマメが反撃するという場面が日に日に増え、一緒にいると激しい争いが始まるようになってしまいました。
それからというもの、2羽一緒に放鳥することはなくなったのですが、この鳥のヒエラルキーから、霊界のヒエラルキーのことが思い浮かびます。
霊界のヒエラルキー???なんじゃ、そりゃ!!と、思う方がいるかもしれませんが、本当に霊界にはヒエラルキーが存在しているのです。(私はそう信じています)
これは霊界についての奥義とされている内容ですが、霊界のヒエラルキーについて述べている、シルバーバーチの言葉(*1)を抜粋したいと思います。
(前書き)
「シルバーバーチは、1年に2度、クリスマスとイースターの時期に他の大勢の指導霊とともに霊界の内奥で催される大審議会に出席する。
この審議会では、それまでの計画の進捗状況が報告され、それに基づいて次の計画が立てられる。
そして新たな霊的エネルギーとインスピレーションを得て、これからの仕事のための準備をすることになる。
その審議会の最高責任者が、地上で「ナザレのイエス」と呼ばれた人物である。」
シルバーバーチの教え・下巻 P44
「大審議会では数か月間の仕事を見直し、新たな計画を作成し、指導霊の一人ひとりに役割が与えられます。
私たちは大きな励ましを得て心を鼓舞され、再び各自の使命を果たすために地上近くへ降りていきます。
私は皆さん方の援助によって力を与えられ、地上人類が少しでも大霊に近づくことができるように努力しているのです。」
シルバーバーチの教え・下巻 P44-45
「私が本来の所属界へ戻るときは、他の多くの指導霊と一緒にまいります。
そして短い期間ではありますが、あなた方地上人に想像もつかないような霊的生活の喜びを味わいます。
愛の絆で結ばれた指導霊たち、私たちが師と仰ぐ霊たちと会い、その優れた叡智を学び取り、その霊力を取り入れ、深淵なる洞察力による助言を授かります。
そしてこの仕事の進展状況を確認し、これからも果てしなく続く善と悪との戦いのために用意された計画を示されます。
こうして私たちは、上層階の指導霊から激励を賜り、奉仕の喜びに満たされて再びこの地上界へと戻ってきます。
そしてまた、皆さん方と協力し合って、少しでも多くの霊力を地上界へともたらすために働くのです。」
シルバーバーチの教え・下巻 P51
地上でのヒエラルキーといえば、大統領、総理大臣、会長、社長、学長、校長、院長などなど…“長”とよ呼ばれる人が思い浮かびます。
その“長”を中心に、その組織はその組織の基準にのっとり運営されていきますが、多くの場合が学力や才覚・資格、力量、財力などがあって“長”という立場に立つことが出来るように思います。
ですから“長”になれる人は、極限られた人たちということになります。
そして“長”と僅かな人達が方向性をきめ、多くの場合そのわずかな人達に有利に運んでいくようなシステムが作り上げられるのではなかろうか、と私は考えます。
つまりは地上でのヒエラルキーの根底には、我が利益が重要なこととしてあると思うのです。
さて12月の中旬なり、地上ではクリスマスシーズンに突入しました。
街には色とりどりのイルミネーションや装飾が施され、緊急事態宣言が解除されて今年はよりクリスマス一色のように感じます。
子ども達はサンタからのプレゼントに胸を膨らませ、大人は親しい人たちと会ったり、プレゼント交換をしたり…キリスト教の信仰を持たない人も、なんとなく特別の日として過ごすことでしょう。
そうした地上で賑やかな時間を過ごしている間に、地上に働きかけている霊界の方々は霊界の最奥に集まっています。(*2)
そこでは今までの地上の進捗状況(霊的成長)を確認し指導を仰ぎ、今後の計画について話し合っていますが、その大審議会の様は威厳に溢れた厳かな、しかし暖かい雰囲気に包まれていると想像できます。
そして、その内奥の世界はイエスを頂点に高級霊、霊界人、地上人とヒエラルキーが貫かれ、その高い界層から下へ下へと愛と更生力や賦活力をもった霊力が注がれているのです。
もちろん霊界の全ての霊と地上や地上人の幸せと平和を願ってです。
地上でも愛は親から子へ、教師から生徒へと上の立場の者から注がれていますが、霊界でも愛を沢山持っている者から下へ下へと注がれているということです。
霊の存在を信じられない人は胡散臭く感じるかもしれませんが、シルバーバーチという高級霊が霊界通信によって伝えてくれたメッセージにはそう書かれていますし、私は信じられると思っています。
語られる内容は理性で考えても、どれも納得のいくことばかりですし、矛盾がなく、その真実性を私は評価しています。
ただ「シルバーバーチの霊訓」を知る人の数はまだまだ僅かですから胡散臭いと思うのも仕方のないことだと思います。
それも各々に理性での判断ですから…。
いつの日か地上のお祭り騒ぎのようなクリスマスではなくて、霊界と地上界がともに平和と幸せと霊的成長を願う日として過ごせたならいいなぁと思います。
(*1)「シルバーバーチの教え 上巻・下巻」は、スピリチュアリズム普及会で自費出版されています。
(*2) 「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。
その中の「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」という絵本には、スピリチュアリズムが示す「死後の世界」の知識が分かりやすく描かれています。
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