韓国 安東河回村とソウル１日め ＜ソウル到着＞

●はじめに

2016年10月の連休に、ずっと行きたいと思っていた韓国の安東河回村（アンドンハフェマウル）へ行ってきました。
韓国は、2010年のソウルロケ地めぐり以降、１年に１～２回ペースでソウルへ行ってましたが、ほぼ同じホテルに泊まり、同じお店で食べ、同じお店でマッサージを受け・・・というワンパターンでしたので、特に旅行記は作りませんでした。
でも今回は珍しいところに行ったので、久しぶりに韓国旅行記を作ることにしました。

河回村はソウルとプサンのちょうど中間くらいのところで、昔の貴族階級だった両班（ヤンバン）の伝統的な家屋や茅葺屋根の家が残るタイムスリップしたような村です。
1999年にエリザベス女王が訪問されてから、本格的に観光地として整備され、2010年世界遺産に登録されました。

作られた時代劇のセットではなく、昔からの姿で、ずっと住民が生活して守ってきたというから驚きです。
やはり多くの時代劇映画やドラマの撮影もされていて、その中で私が見たのはドラマの「ファン・ジニ」だけですが、そのロケ地を見るのも楽しみの１つでした。
今回は１人旅で、ソウル１泊⇒河回村１泊⇒ソウル１泊というプランです。


芙蓉台（プヨンデ）から眺める河回村（ハフェマウル）


河回村（ハフェマウル）　

ソウルではタクシーのぼったくりや電車のストもあり、すべてスムーズではありませんでしたが、それも含めて楽しい思い出です。　
河回村はソウルやプサンからツアーで行かれる方が多いのですが、個人で行かれる方の参考になればうれしいです。

～２０１６年１０月０７日（金）～

アシアナ航空が松山～ソウル線を廃止したので、仕方なく松山⇒名古屋⇒ソウルの乗り継ぎに替えられた。
でも中部国際空港は結構好きだからうれしい。
ラウンジのパソコンスペースがなんとなく落ち着くので仕事に集中できるのもいい。
と、いつもぎりぎりまで仕事をするのはよくないな～と思いつつ、やってしまう(^^;)


名古屋⇒ソウルの機内食。　カレーは意外だったけど、普通においしかった(^^)

●仁川空港からソウル駅へ

予定通り、20時頃、ソウルの仁川空港に到着。　残念ながらソウルは雨、それに寒い(>_<)
日本はまだ暑い日が続いているので、外に出ると、一瞬震えてしまった。
私、晴れ女なのにな～、明日は晴れてほしいな～と思いながら、AREXでソウル駅へ向かう。約40分。
AREXの切符は窓口で買うと8,000ウォン（約760円）だけど、券売機で買うと割引があって、7,500ウォン（約710円）になるのでおススメ。


KTX Airport Railroadの表示を確認して、エスカレーターで下に降ります。




この券売機で買った方が500ウォンお得です。

●電車のストライキ(T_T)

ソウルから河回村へは、ソウル高速バスターミナルからバスで安東バスターミナルまで約3時間、路線バスに乗り換えて河回村まで約50分というパターンの人が多い。
でも長距離バスの苦手な私は電車で行くことにした。
ソウルの清涼里（チョンニャンニ）駅から安東（アンドン）駅まで約3時間30分、安東駅から河回村まで路線バスで約50分というパターンだ。
往復の電車は、事前に韓国鉄道公社　Korailのサイトからオンライン購入していて、当日、予約確認書とパスポートを見せて、切符と引き換えることになっていた。

明日は窓口が混んでいたらいけないので、今日のうちにソウル駅で切符に交換しておこう。
もう22時近くで結構しんどかったけど、窓口の列に並んだ。
窓口の女性は切符に交換してくれず、韓国語で何か説明している。
英語が通じず、さっぱり分からなくて困っていたら、女性は翻訳アプリで説明してくれた。
すると、明日私が乗る予定のムグンファ号はストライキで運休だって～！
全便ストライキではなく、運悪く私の電車と他２本がストライキに選ばれてしまったのだ！
朝のいい時間の電車は既に満席で、空いているのは清涼里06:40発⇒安東10:00着だけだった(T T)
低血圧の私に06:40発はつらい・・・。
でもこれで行かないと河回村での滞在時間が短くなってしまう。
それに、明日14時からの「仮面舞」も見られなくなるので、06:40発を受け入れるしかなかった。
でも帰りのムグンファ号はストライキじゃなくてよかった(^^)

無事切符を変更してもらい、ソウル駅から地下鉄で明洞駅へ。
ここまででだいぶ疲れたし、スーツケースもあるので、タクシーに乗りたかったけど、タクシー乗り場はいつものように長蛇の列で、タクシーは全然来ていないのであきらめた。

地下鉄は、前回ソウルでチャージ済のＴ-moneyカードがあるので、そのまま改札を通ろうとするとスーツケースがバーにひっかかってしまい、タイミングがずれて通れなくなってしまった。
もう一度、T-moneyカードをかざすと、ハングル語で何か表示されて、バーは動かない。
駅員さんはどこにもいないし、どうしよう・・・。
すると若い韓国の女性が英語で声をかけてきて、その表示は「既に通過済」だと教えてくれた。
そして自分のカードをかざして、私を通してくれたのだ。スーツケースも向こうから引っ張ってくれて。
なんて優しいんでしょう。
ストライキでテンションが下がっていたけど、ちょっとうれしくなった(^^)

●ロワジールホテル　LOISIR HOTEL 到着
（現在は、ミリオレホテルソウル明洞）


ロワジールホテルに泊まるのは今回で２回め。
ここ数年、ソウルではナインツリーホテル　NINE TREE HOTEL かロワジールホテルが定宿になっている。　
どちらも明洞駅に近いので、移動も食事も買い物もとっても便利なのである。
設備的にはそれぞれ一長一短あるけど、ロワジールは隣室や廊下の声が結構聞こえることと、トイレットペーパーがかなり左後ろにあるので脇がつりそうになること以外は問題なし（笑）
疲れているので、外の声が気になりながらも熟睡してるし、トイレットペーパーの位置は部屋によって違うかも。
前回はそんな後ろになかったような気がする。
ナインツリーはシャワースペースが狭くてちょっと大変なことくらいで、他は特に問題なし。
両ホテルとも、部屋は広めできれい、スタッフは親切で、快適な滞在ができるのでリピートしている。


ロワジールホテルのデラックスルーム。広くて快適。
スタンダードルームを予約してたけど、デラックスルームにアップグレードしてくれた。
前回はスィートルームにアップグレードしてくれたし、このホテル、空室があれば、いつもアップグレードしてくれるみたい（笑）
同じような体験の口コミも多かったし。

チェックインして部屋に入ったらもう23時。
夜遅くソウルに着いた時は、近くのキムパプ天国でキンパやトッポッギを買って部屋で食べるけど、行く気力がなかったので、近くのコンビニにカップラーメンを買いに行く。
ラーメンを食べながら、急ぎの仕事をして、２時前にやっと就寝。
4:30起きなので、3時間しか寝られないよ～(T_T)

それにしても、今日ソウル駅でストライキが分かってよかった～！
明日、清涼里駅で初めて知ったら、夕方の電車で行くことになるので、１泊しかしないのに現地滞在時間が短くなるし、仮面舞を見ることもできなかったのだ。
何事も余裕を持って準備することが大事だな～と改めて思った次第です。