旅・ふ・る Tabi Full

客家土楼 2日めー1

~2009年11月22日(日)~

●客家土楼への旅



ついについに客家土楼と対面できる日がやってきた!
朝からテンションが上がる。
朝食は1階のコーヒーショップで洋中のバイキング。
お腹のため、サラダやカットフルーツはやめて、火の通ったものだけ食べる。
カットしていないバナナは大丈夫だろうと食べてみたら、めちゃくちゃ甘くてびっくり!
以前、テレビで中国の汚染バナナ報道を見たので、多少びびっていたけど、あまりのおいしさに、ランチのため1本もらっていくことに。

●ホテル出発

お腹の調子は絶好調とまではいかないけど、まずまずだった。
念のため、薬を半分飲んで出発。

ドライバーさんは時間より早めにロビーに来ていた。
今日1日お世話になるドライバーの林(りん)さんは英語が全く通じなかった。
中国語であいさつしたけど、通じなくて残念(^-^;

Kさんは少し中国語を習っていたそうで、簡単な会話や数字は分かるので、値段交渉ができて助かった。

●延々と続くバナナ畑



土楼へ行く途中は、山のふもとから中腹までずっとバナナ畑というところが多かった。
とてもきれいな環境で、1つ1つ袋をかけて大切に育てている感じで感動した。
報道のように、近くに工場などは見当たらないので、ホッとして、美味しいバナナをもっと食べようと思った。

2時間ほど走って、ガソリンスタンドでトイレ休憩。
おそるおそる入ってみたら、個室のドアはあるし、水洗なのでホッとした。
でもにおいが強烈で、息を止めてさっさと済ませる。

●段々畑



延々と続くバナナ畑が終わると、お茶畑が続き、だんだん山を登っていくとミカン畑に変わっていった。
美しい棚田に目をうばわれて、車窓から何枚も写真を撮ったけど、全然スピードをゆるめてくれないので写真はほとんどボツになった。
「ゆっくり走って」と中国語で言えないのであきらめた。
というより今日は長時間走らないといけないので、そんなことを言える雰囲気ではなかった。

●入場券売り場




●展望台



やっと土楼観光の玄関口に到着した。
「遊客接待中心」というところで入場券を買う。
数か所の土楼を見られる共通券で100元(約1,400円)。
さすが世界遺産となると高いね~。
まず、田螺抗(たにしこう)土楼群を展望台から見下ろす。

●田螺抗(たにしこう)土楼群

<展望台より田螺抗土楼群>



<円楼にズームイン>



目の前に現れた時、「これこれーっ!」と思わず歓声を上げてしまった。
テンションがマックスになる(^^)
土楼の中でも特にこの田螺抗土楼群を見たかったので、感極まってしまった。
円形土楼3つ、楕円土楼1つ、方形土楼1つで構成されていて、上からみると梅の花に例えられるのがよく分かる。
棚田に囲まれた美しいフォルムの土楼にしばし見とれててしまう。

感動に浸っていたら、どやどやと中国人グループが来て、大声でわーわー押し合いながら写真を撮って、わーわー帰って行った。
彼らは人が写真を撮っていても平気で前に立つし、横切るし、人を押していい場所に割り込んでくる。
中国には「順番待ち」とか「ゆずり合い」という言葉はないのだろうか(^-^;
でもグループはすぐ帰ってくれたので、またゆっくり写真を撮ることができた。

この田螺抗土楼群は、昔アメリカ軍の衛星に発見されて、核ミサイル基地ではないかと誤爆されそうになったそうだ。確かに(笑)

●土楼近くの交番



交番も土楼の形、隣のトイレも土楼の形。
新しいので、これも世界遺産になってから作られたんだろうな。

●下の展望台より



上から見る景色と下から見る景色は全く違う。
先にこちらを見ていたら、上から見えるあの形は想像がつかないだろう。
写真右上の小さな建物が、さっき行った展望台。
土楼に下りる長い石段があるけど、私たちは時間と体力がないので車で移動。

●土楼案内図



下の展望台には、田螺抗土楼群とその周辺観光のモデルコースが親切に案内されていた。

●横から見た田螺抗土楼群



上からと、下からと、横からの形がよく分かり、田螺抗土楼群を堪能できて大満足。
いいところに展望台を作ってくれてありがたい。

土楼へはメイン道路で車を降り、そこからなだらかな未舗装の道を10分くらい歩く。
土楼の中はどんなんだろう。どのくらい大きいんだろう。
はやる気持ちを押さえながら歩く。
それにしても棚田が美しい。
田植えの時期や秋の刈り入れ時期はもっときれいなんだろうな。

途中、道端でおじいちゃんとおばあちゃんがお土産を売っていた。
土楼の置物や携帯ストラップまだある!!
うそーっ、こんなに観光化されてるんだ~。
そりゃ世界遺産だもんね。と納得しながらちょっと残念でもある。

●土楼内部

いよいよ土楼の中に入る。
外も丸いが中も丸い。
うまく円形に造ってるもんだ。
柱がたくさんあるから丈夫なんだろうな。



中庭にはお土産屋がたくさんあって、一度声をかけてくるけど、しつこくない。
住人たちは慣れたもので、観光客には気も留めず、普通に料理したり、食事したり、おしゃべりしたりしている。

●土楼の動物たち



●共同の井戸



犬や猫、鶏も放し飼いにされている。
犬が鶏と同じエサを食べていた。
このかわいい子犬もいつか食べられてしまうのだろうか・・・(T_T)
中庭にはりっぱな共同の井戸があった。

●画家



土楼の回りでは、絵を描いて売っている人が多かった。
結構上手でびっくり。この人も土楼に住んでるんだって。

●パラボナアンテナ?



昔、土楼の人たちは自給自足をしていたと思うので、世界遺産に登録されてから生活が一変したんだろうな。
さすがにパラボナアンテナのついている土楼を見つけた時はずっこけそうになった。






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